
先ほどまでCS放送フジテレビNEXTで放送されていたF1 LEGENDS THE BEST GP '89-'90
待ちに待った'89年オーストラリアGPでした。
当時の地上波では中嶋悟ファンを公言するフジテレビ大川アナ最後のF1実況でした。
今回のスカパー!では同じ時期に実況を担当していた関西テレビの馬場アナの実況と2011年視点による今宮さんの解説です。
前戦鈴鹿でチャンピオンを決めているアラン・プロストは大雨の決勝を自らの判断でリタイア。
レースは序盤で赤旗の為再レースとなりましたが出走しませんでした。
鈴鹿では1位でチェッカーを受けたものの、シケイン不通過で失格処分のセナとマクラーレンチームは処分を不服としFIAに控訴するも結果は覆らず、民事訴訟も辞さずといった状態で迎えた決勝レース。
鈴鹿・アデレードでの勝利がワールドチャンピオンの条件であるセナはスタートから飛び出し独走します。
他のドライバーは続々と脱落していきます。
ベルガーはアリオーと接触しリタイア

フェラーリと(ローラ)ランボルギーニの事故ですw
その後、雨では無類の強さを発揮するセナですら激しくスピンを喫するシーンも見られ、
最終的には周回遅れのマーティン・ブランドルに追突し左前輪を失いリタイア。

これで1989年のワールドチャンピオンはプロストに完全決定。
マンセルも単独スピンしクラッシュ。
ピケもギンザーニに追突してクラッシュ。
そんな中、予選23位だった中嶋悟のロータスがグングン追い上げ、4位のチーバーに迫ります。
そしてブラバムストレートの入り口でパス、4位に浮上します。

余談ですが、チーバー駆るアロウズ、ホントは中嶋が乗るハズだったんですよねぇ。
その後もファステストラップを刻みながら3位パトレーゼに迫ります。

カッコ悪いと思っていたロータス101も雨のオーストラリアGPではカッコよく見えます(^^)
そして64周目にはこのGPの記録となるファステストラップを更新。
パトレーゼまで約1.7秒に迫りながら、パトレーゼの背後に付くとジャッドエンジンがミスファイアを起こし追い抜きが叶わなかったのは有名な話ですね。
'89年当時、このレースはテレビの前で大興奮した事を今でもハッキリおぼえています。
(のちにレーザーディスクで'89年オーストラリアGPのソフトを買いました。)
最終結果はご覧の通り。

完走8台のサバイバルレースでした。
今日の放送には映っていませんでしたが、レース後ピットロードを歩きながらイヤープラグを投げ捨てる中嶋選手の晴れやかな笑顔がとても印象的でしたね。
現在に至るまで日本人がF1でファステストラップを記録したのはこのレースだけとなっています。
今年、小林可夢偉選手が2人目の日本人となる様な活躍を期待したいものです。
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F-1 | 日記
Posted at
2011/01/09 02:20:02