ここ1年くらいですが、実はエンジンからの音が気になっています。
何をキッカケに音がし始めたかは定かでなく、気が付いたら目立ってきていた感じです。
症状はというと、
・ 連続してカチカチカチカチ (カッカッカッカッ)… と聞こえる。
・ 回転数に合わせて音も変化するが目立つのはアイドリングから 2,000 RPM くらいまで。 それを超えるとピッチが速くなるせいか聞こえなく ( 気にならなく?) なる。
・ エンジンの暖まり方も音には影響しない様子。
・ タペット調整をしても音に変化はなかった ( HLA は採用されていない )。
・ 見る限りはカムにも異常な摩耗はない様子 ( ジャーナル部は不明 )。
・ クラッチを切っても変化なし。
・ オイル交換直後も変化なし。
ディーラの前サービス・フロント氏 (BF 当時はメカ) は、『 懐かしい独特の音ですね。 』 と…。 よくある話しですが、ユーザが神経質になっているだけみたいな感じに受け取られちゃいましたよ、多分。 そこでムキになってもいい方向には進まないのは明白なので、そこから先の話しはしていません。 音がし始めたのは間違いなく最近のことなんですけどね…。
やはりこういう時は自分でやってみるしかないですね。 採算、時間を考えずに作業できるのがアマチュアの強みですから。 いつものことです、はい。
そこで画像の聴診器の登場です。 サウンド・スコープと呼ばれるらしいです。
以前は長いドライバの先端で音を拾い柄を耳に当てて聞いていたりしたんですが、やはり専用品は使い易いですね。 第一にベルトとかプーリとかが運動している場所では、より高い安全性をもたらしてくれます。
ご近所からは 『 とうとうクルマとお医者さんごっこを始めた… 』 と思われているかもしれません。 ハタから見たら怪しさ爆発でしょうね。
で、肝心の結果なんですが…
お手上げです… 音の発生箇所の特定ができないでいます…。
怪しいところとして、
・ タイミング・チェーンが張りの緩さで暴れてるとか、
・ カムシャフトで駆動されているダイヤフラム式の燃料ポンプとか、
・ カムシャフトと直結のディスビとか、
・ ウォータポンプ、オルタ、P/S ポンプ、A/C コンプレッサとか、
・ 排圧で動作する EGR バルブ周りとか、
・ その他もろもろ振動を拾ってそうなところとか、
色々当たったんですが発生源とは特定できませんでした。
せっかくの機会ですからどんな風に聞こえるかをお裾分け。
VIDEO
スコープの先端を #2 のプラグ付近に当てた時の音です。
結構地味に聞こえるかもしれませんが、これがエンジンの外側では 『 カチカチカチカチ (カッカッカッカッ)… 』 と景気よく聞こえるんです。
音の周期は、
間隔が約170ms で4気筒だから計算上は… (( 1 / 0.17秒 ) *2 ) *60 = 702 RPM
はい、アイドリング時のカムシャフトの回転周期とピッタリです。
なんとなくエンジンの上の方からかな? という気はするのですが、カムカバー、ヘッド、シリンダブロックからオイルパンへとスコープを移動させても、それ程ハデな音は聞こえません。 むしろ運転席にいて、中央分離帯のガードレールや右隣に停まった車に反射してくる音の方がよりハッキリ聞こえます。 もちろんボンネットは閉めた状態です。
やはり何かが干渉しているか、または振動から発生した小さな音が、なにかに共振・共鳴しているんですかね?
『 年季が入っているんだから音ぐらい当たり前 』 って? 確かにそうですね。 でも長い付き合いから得た感覚が、気味悪ぃ~とアラームを上げています。
どこかのメタルとか、大ゲサなことじゃなければいいんですが…
それと… この件が引っかかっていて、次のお楽しみ企画を進めていいものか悩んでます。
Posted at 2010/05/15 19:09:10 | |
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