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2017年05月28日

御嶽スーパークライム2017を振り返る

御嶽スーパークライム2017を振り返る   既に日も経ってしまいましたがやはり5/13,14で行われた御嶽スーパークライムについてはもっとしっかり書いておかなければ。(と言うことでかなりの長文です。)

  まずは、初日の第1戦。この日は早朝から生憎の雨。天気予報も1日中の雨予報とあってもうはなから観念です。(今回のコースは2015年に一度走ったことがあり、なんとクラス優勝してしまった相性の良いコースだったので残念)
  僕のサンクターボは兎に角めっぽう雨に弱く・・・。正直、僕にはウエットでコントロールしきる自信が全くありません。なのでやばいコースではもうウェットでは走らないことを心に決めています。(エントリーフィーを無駄にしてでも)
  にも関わらず昨年11月のヒルクライムフェスティバルではこんなことに。しかも下見走行で・・・。走らない勇気もとても重要であることを学んだ次第。
  と言う訳で今回は、「今日は絶対アクセル踏みません」と朝から周りの人に宣言しまくり、間違っても変な気を起こさないように自分を抑えこみました。(笑)



  で、結果は堂々のクラス最下位。登り勾配の急なこのコースで、古いカニ目(ヒーレースプライト)にも負けました。一応、安全マージンを取った上でアクセル踏めるところでは踏んでいたのですが・・・。クラシッククラスのベテランドライバーは皆、腕も良いので、このコンディションではもし仮に本気で走っていたとしても惨敗していたかも・・・。そんな手応えの1日でした。
昨年度チャンピオンのRS-MIEさんのスカイラインRSがマシントラブルで欠場の中、クラシッククラスはSさんのロータスエランの圧勝。


  第2戦のコースは通称ロープウエイ戦と呼ばれるシリーズ屈指の高速コース。2015年11月のコルサデマッキナ、2016年11月のAll Japan Hillclimb Festivalと既にこれまで2回走っているコースです。ただし今回はこれまでよりスタート地点がもっと下となるロングコース。走行時間にすると1分くらい長くなり走り甲斐のあるコースでした。


  これまでも走行経験のあるコースということで、過去の反省も踏まえ今回は秘策有りです。(笑) 
まずはタイヤ交換。昨年11月の際は、いつものクムホV700でのぞみましたが実はこの時のタイヤは既にグリップ力がかなり劣化していたことが、この直後にTC2000を走った際に判明。(ヒルクライム当日は、比較するだけの経験値も乏しく全く気付きませんでした)
  で、今回はBSのRE71Rを初投入です。(3月にTC2000を5周走っただけのほぼ新品)そしてこれに伴いリヤタイヤのサイズを245/45R16→225/45R16へ。そもそも国産ハイグリップラジアルのラインアップには、16inの245は無く、225までしか無い為の選択なのですが、ヒルクライムではタイヤの小径化によるローギヤード化は有利に働くはず。そしてリヤの車高が下がることもお尻の重いサンクターボにとっては良い方向となります。
  そしてもうひとつの策が、1速使用の封印です。これまでの走行では、タイトコーナーでは1速を多用していました。(2速ではターボバンドを外れるので1速を使用するしかなかった)そのせいで車速が伸びず他車と比べても明らかに遅い走りに。しかし、昨年のエンジンOHを経て現在のエンジンは低速のトルクはかなり上がっており、タイヤ交換の効果と合わせればひょっとしたら2速でいけるのではないか?と考えました。
  
  宿でたっぷり睡眠を取り、明けて翌日は快晴!!昨日の雨の影響で路面はセミウエットかな?と心配されましたが、結局走行時間には完全なドライ路面に。そしてクルマのコンディションは絶好調。(直前に発覚したブースト上がらずの症状は解消。原因は恥ずかしくて書けませんが(笑))
こうなればもうなんの迷いも有りません。全開あるのみです。(笑)


  
SS1の走りは前回アップした通り。
ミスもあってやばいシーンも有りましたが、走り終わった直後、本人的にはアクセル踏み切れた感一杯で、もう感無量状態でした・・・。(この時点ではタイムや順位は全く分かりませんでしたが)
これまでサンクターボで10年以上走ってきた集大成の走りだったと思います。もう足元にマイクを置きそのままステージを後にしたい気分でした。(涙)
  ということでまたアップしちゃいます。

スーパークライムVol.2 SS1

 

  まずタイヤのグリップが素晴らしかったです。ヒルクライムを走っていてこんなグリップ力を感じたのは初めて。普段のクムホV700もグリップ力は素晴らしいのですが、冷間時のグリップはダメ。それに対しRE71Rは冷間時のグリップが大変良いのは前回TC2000を走った際にも確認済です。つまりヒルクライムには持ってこい。
  グリップが良ければ自然とアクセルの開度は大きくなります。するとサンクターボの場合、ターボバンドを外しにくくなり他のクルマ以上のタイムアップが可能となるのは以前のサーキット走行でも経験済。さらに今回のコースでは秘策の1速封印作戦がこのコンディションにドンピシャで嵌まりうまくスピードを乗せることができました。(それでもターボバンドを明確に外れるコーナーが2か所有りましたが・・・)

  結果、SS1はクラス1位。ということでこれで終わってさっさと帰りたいところだったのですが、勝負はSS1とSS2の合計タイムで決まります。なのでまだSS2を走らなくてはなりません(笑)
  そんな感じでSS2は気持ち的にはSS1とは打って変わって守り感満載。頭の中ではSS1でとっちらかった場所での補正と、もっと踏めそうだった場所でもうちょっと踏むことをインプットしてスタート。
  

  SS2を走り終わった後は、大人の走りをしてしまったと少々反省。ミスはほぼ無かったもののアクセル踏めた感も少なかったので、SS1でとっちらかった部分でのロスを挽回した一方、その他はアクセル控えめとなり行って来い位のタイムだったかの感触。
ところが意外にもタイムはSS1をさらに2秒上回る結果に!?

スーパークライムVol.2 SS2



しかし、さらにビックリしたのは今日ロガーデータを確認してみた時。
ヒルクライムを走る時も一応GPSログを取っています。ただし、空が開けているサーキットとは違い、ヒルクライムは林間部など空に障害物があるので位置精度は今一。よってコーナー毎の細かい分析などは難しく、見れるのは区間タイムと最高速くらい。

で、今回はこんな感じにコースを6つの区間に切ってSS1とSS2の区間タイムを比較してみました。(位置精度の高そうなところで切っているので区間タイムは比較的正確なはず)


結果はこちら。なんとドライバーの感触とは大きく違う部分が。


6区間中、なんと5区間でSS2の方が速い結果。ただしSS1でカウンターを当てて大きくロスしたはずのSEC.3のタイム差は意外にも僅か0.2秒のみ。では、実際はどこで差がついていたかというとSEC.2、SEC.4の2か所の長いストレートとSEC.6の最後の登り坂という意外な場所でした。さらに走行ログをよく見てみるとどうもストレート途中のアクセルオフの部分で差が付いている様子。
アクセルオフ気味で入る高速コーナーはサンクターボにとっては特に怖いポイント。なので基本的にはかなり控えめに走っているのですが、その部分の抑え方で差が付いていた模様です。
このようなポイントでは、2回目となるSS2の方が知らずと自信をもって走れているということなのか?あるいはSS1より路面温度が高くなりさらにタイヤのグリップが上がった結果なのか?いずれにしても次戦以降は、注意すべきポイントです。だからと言って安易にはアクセル開けにくい場所ではありますが。


今回の総合順位はこちら。クラス1位ばかりでなく総合でも11位という好成績でした。このイベントはヒストリックカーイベントではなく、むしろランエボ、インプレッサといったバリバリのクルマ達が主役のイベントなのでこんなクルマ達の中に、僅か1400ccで32歳のサンクターボが食い込めるとは・・・。サンクターボの真のポテンシャルにまたまたオーナー自身が驚かされました!!(ちなみにドライバーは何の競技歴も無いただのクルマオタクです)



と言う訳でお蔭様で5月は走りに、メンテに充実したサンクターボライフを楽しめました。(その分、家族のバッシングは最高潮に高まっているので6月は大人しくしているか・・・。できれば現在のエンジンパワーを測ってみたいのですがちょっと無理かな?)
ブログ一覧 | ヒルクライム | クルマ
Posted at 2017/05/28 00:34:19

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