肌寒さも感じる今日この頃。あっという間に季節は秋ですね。
ゆっくり進行中の356カフェレーサー計画。
走るならエンジンやらなきゃ始まらない!!
とは思いつつも軍資金的に中々踏み切れず・・・・
取り敢えず雰囲気先行のモディファイに終始しているここまでの道のり。
この秋に始動させたプロジェクトも走りには一切関係の無いモディファイです(笑)
名付けて“プロジェクトGT“
果たしてこのプロジェクトの中身は??
残念ながら?GTウイングを付けようという訳ではなく、
なんと!!単なるバックミラーの交換です。(笑)
当時ポルシェ356カレラ(4カムエンジン搭載の超ハイエンドモデル)にはGT仕様というレーシングオプション?が存在していました。
それに設定されていた、フロントフェンダー上に付くフード付きミラーを通称GTミラーと呼んでいます。(因みに当時のレーシングモデル550スパイダーのミラーにもこのGTミラーが使用されています。)
やはりカフェレーサーには、お洒落なスピードスターミラーではなくレーシーなGTミラーが欲しい!
幸い今でもGTミラーは数々のレプリカが作られているので、探せば入手は可能です。
ただしその形状は微妙に千差万別。そもそも当時の本物にもいくつかの仕様が存在したのか?当時ものと思われる本物の356でも色々な形状が有る感じで何が正しいのか全く分かりません。(笑)
僕が最初に入手したGTミラーは日本製の新品で左右セット。作りも綺麗で仕上がりは大変イイ感じ。ただちょっと背の高さが高過ぎか?
気になりだすと納得いかなくなり、結局ヤフオクでさらに別のものを入手。左側のみの1個でした。未使用品でしたが素性は不明で仕上げも今一。ボディへの取り付け面は角度が合っておらず隙間が有ります。ただし最初のものより1.5cmほど背が低いのが魅力です。
最終的には出来の悪い後者を使用すること。やはり背の低い形状が良かったので。
右側が無いけど・・・。
実は、当時の356のGTミラー装着車を見るとほとんどがドライバー側のみ片側装着なのですよね。なので、なんか片側のみの方がカッコイイなと思えてきて。
そして片側取り付けの大きな理由がもう一つ。
できればボディに穴を開けたくなかったのですよね。実は僕の構想では左ミラーは、新たな穴は空けずラジオアンテナを取り外した穴を利用して取り付ける計画をしていました。
なおGTミラーを付けるとすれば、すなわち元のスピースターミラーを外した跡の取り付け穴の穴埋めをしなくてはなりません。そして当然GTミラーもボディ色への塗装が必要。つまりプロに頼む必要が有る。これがこれまで中々実行に移せなかった大きな理由でした。
しかし最近、リヤバンパーを外した勢いでドア下のサイドモールを外したことからこちらの穴埋めも必要になり、そろそろGOを掛ける時か!となった次第。
さらにこの作業をやるとなればもうひとつついでにやってもらう作業がありまして。
実は、僕のクルマには購入時より左ボディーサイドのフロントフェンダー、ドア、リヤフェンダーに掛けてのいたずら傷がありました。写真で分かる程ではありませんが近くで見れば誰でも気づくくらいの傷です。この機会に直してしまわない手はありません。
前置きが長くなりましたが、そんなこんなで構想開始から足掛け2年以上。ようやく完成に向け走り出しました。
まずは、腕の良さそうな塗装業者さん探し。ネットを徘徊して、①仕事が丁寧そう ②国産オンリーでなく外車・旧車の経験も有り ③FRPの経験が豊富 の条件で周辺の業者さんを探しました。
目星を着けた業者さんとアポを取り、まずは現車を見せての事前打ち合わせ。その後はとんとん拍子で、入庫してから完成まで2week。先週末完成し引き取ってきました。
素人考えでは、ただの穴埋めと小傷直しでしたがやはりきちんと仕上げるには広範囲での塗装作業が必要だそうで作業の様子はこんな感じに大掛かりに。
そして完成後。仕上がりはバッチリ!!
ミラーの全くない姿も捨てがたい!!
そして引き取り後いよいよGTミラーの取り付けです。
まずはパワーアンテナの取り外し。ラジオはほとんど聞かない(オープンだと聞こえない)ので問題なし。
そして残った穴を利用してミラー本体の取り付け。
取り付けブラケットは数か月前にすでに自作済みでしたが実際取り付けてみると不具合点が色々。対策しつつなんとか完成。
実際に走行してみて緩まないか等、色々確認が必要そうな出来栄え(笑)
でもひとまず見栄えはOKです。
そして右側。
GTミラーは片側のみにしたのは前述の通りですが、ちょっと工夫してサブミラーを取り付けてみることに。
実はもともとのスピードスターミラーも取り付け角度が合っておらず殆ど使い物になっていなかったのでこの際、無しでも止む無しかとも思いましたがやはり不自由することも多かったので。
選んだのは(本来は)ドアのサッシ部にクリップONで取り付けるミラーで英国のSHOPから入手しました。
購入してから気づいたのですがこのミラー、なんとあちらのヒストリックレースで走っているジャガーE-typeの多くが使用しています。
簡単なブラケットを作って装着。ウインドウとのクリアランスもギリギリOKでバッチグー!!
となるはずだったのですが・・・・
数カ月の構想期間を経ての満を持しての計画のはずが・・・
なんとドアが開けられない・・・・
大失敗だ!!と一旦は途方に呉れたものの、冷静に考えてみればウインドウを締めた状態でドアが開け閉めできないだけで、僕のクルマの助手席に人が座ることはほとんど無いことからすれば、①基本、左のドアは開閉しない。(うっかり開けてしまわないように常時ドアロックしておく)②どうしてもドア開閉が必要な時はウインドウを下げてから開ける の2つのルールを守れば大した問題ではないことに気づきました。
まあ普通のクルマでは有り得ない仕様ですがカフェレーサーだから良いのです(笑)
なんとか完成したので太陽の下で記念撮影したかったのですが、ガレージから出そうとセルを回したところなんとバッテリー切れで始動できず・・・・
塗装で預けていた2weekはバッテリー繋いだままだったのでバッテリーが弱っていた状態だったのだと思います。(毎日エンジン始動はしてもらっていましたが)その状態でさらに引き取り後の丸1日間もバッテリー繋いだままだったのでとどめを刺してしまったか?
仕方ないので完成記念の撮影はお預け。
取り敢えず車庫の中で記録写真のみ。
次の週末はミラーの角度確認の為試走しなくては。あと塗装の為剥がしたステッカーをまた貼らないと。
実は、最近イベントも無く不完全燃焼気味だったので11/7のSHCCのジムカーナ@大磯ロングビーチにエントリーしました。以前ジネッタで出たことがあるので2度目の参加です。この間25年位有りますが(笑)
毎度の一人ぼっち参加なので会場で声を掛けていただければ嬉しいです。