1, 2番シリンダーのみプラグが燻る問題。
今月色々やっていたのですが結局本日時点でも解決せず・・・・
完全に壁にぶち当たった感じです。
この症状が初めて出たのは2/3のTC2000走行時。1本目の走行後にプラグチェックした際に発見。納車以来ここまでプラグが燻る症状は一切出たことが無く、全く初めてのことでした。ただしそのあとの2本目の走行時も含め走行時は特に不調も無く寧ろ快調でした。
その後、2/24のジムカーナ練習も特に不具合も無く無事走行。3/9のTC1000走行の前にプラグを新品に交換してみたところ走行後のプラグチェックでは燻りが発生せず。
大事に至らずほっとしたもののその後の街乗り時のチェックで燻りが解消していなかったのを確認。
また振り出しに戻ってしまいました。
そして3/30のジムカーナ場での練習会では、プラグの被り症状が顕著に発生。途中コース上でエンストした際、再始動できないことが2度もありました。
帰路の一般道でもどうもエンジンフィールが悪い。
これは早くなんとかせねば。
まずは自分で、キャブのフロート高さなどを確認してみたりしていたのですがいかんせんこれまで経験が無く良いのか悪いのかはっきりしません。
ここは一度プロに見てもらおうと。厚木のガレージに行ってちょっと見てもらったり。
この時は、ポンプノズルからのガソリン漏れが発見されたのでOリングの交換をして、キャブの同調をとってもらいました。
これで直ったか?と期待したものの試走後のチェックで解消していないことを確認orz・・・
取り敢えずヒルクライム参戦可能を信じて何カ月ぶりかの洗車。
サーキット&ジムカーナでのタイヤカスの跳ね上げ痕を落とすのが大変でした。
果たして原因は何か?燻りが1,2番に同時に発生したこと、そして3、4番には全く燻りの様子が見られないのが今回の不具合の特徴。
1,2番同時ということはキャブの機構からするとやはりフロート・油面が一番怪しい。
そこで1,2番のキャブと3、4番のキャブのキャブカバー&フロートAssyを丸ごと入れ替えてみることに。これで症状が3,4番に移れば原因は、フロートorニードルバルブ(フロート室へのガソリン供給のストップ弁)にあるはず!
我ながら名案と思ったものの結果はなんと、1,2番のメインノズルからのガソリンがダダ漏れ!!エンジンを掛ける前、電動フューエルポンプが作動した時点での発生です。
何故??症状からするとニードルバルブが閉じず完全にガソリンがオーバーフローした状態なのは間違いなさそうですが・・・
自分のクルマの2つのキャブはどうも微妙に仕様が違うようで。いずれもエアバイパスバルブがある所謂対策後であるのは同じなのですがフロートなども微妙に仕様が違います。(真鍮製であるのは同じ)それが原因なのか?しかし今一腑に落ちない・・・
取り敢えずまた元通りに入れ替えたら漏れは止まりました。
その後も、フロート調整して油面高を調整してみたり。
持っていなかったキャブ同調メーターも購入し、再度同調取ってみたり。
でもダメでした。
この時点で(先週土曜日)今週末開催された今シーズンのヒルクライムの開幕戦へのエントリーは完全に断念。
そして先週日曜日、筑波のJCCAでは、「やはりオーバーフローが発生しているのでは?まずは燃圧が適正か?ニスモタイプの電動ポンプは壊れると燃圧が高くなることがあり、以前それが原因でオーバーフローが発生していたことが有る」との貴重な情報をいただきました。
自分のクルマは燃圧計が無く燃圧は不明。そして電動ポンプは正にニスモです。
これは怪しそうだ!!
で早速、燃圧計、電動ポンプ、キャブのニードルバルブそして油面ゲージを購入手配。
いずれも亀有エンジンワークスにて。
ここはオーダーへの対応も早く、キャブパーツをオーダーするには一番良さそうです。
まずは油面ゲージで油面高さを確認。両方とも28mm。
そして燃圧計を取り付け燃圧を確認。
あっ4.0kg/cm2近くある。やはり高過ぎだ!
レギュレーターで調整してみようとするもなぜか4.0以下に下がらない。
やはりニスモポンプが壊れているのか?
そこで早速、ポンプも交換することに。
交換したところ今度はちゃんとレギュレーターで調整が効きます。3.0kg/cm2にセット。
やった~!!
これで直っただろう。
早速近所の試走路へ。途中エンジンのフィールも好調だ!
が、しかし、暫く走ってからプラグをチェックすると・・・
また燻っている・・・
ガ~ン
一度帰宅して最後の一手。ニードルバルブの交換に取り掛かります。
元のニードルバルブを取り外して今回購入した新品と比べてみると先端のボールプランジャー部分の出代がかなり違う。(右が新品)
さらにニードル側もなんか長さが違う。(右が新品)
これは今度こそ犯人を捕まえたか?期待できそう!
組付けてみるとやはり油面高が30mmと交換前より2mmほど下がりました。(油面ゲージの測定高さはキャブ上端面から油面までの距離を測っているので数字が大きいほど油面が低いことになります)
油面が低いのはオーバーフローしにくい方向なので取り敢えずそのままで。
そして再び試走へ。
さあどうだ!!
が~ん
今度もダメでした・・・・
しかも、再度同調取ってみたりと長くアイドリングさせていたら被り症状が出てきて、帰路はエンジンの吹けも悪く、何度もパンパン言う状態に・・・
以上の通り本日まで色々やってみましたが結局全てダメでした。
途中、何度かエンジンのフィールが良くなった時はあったのですがどうもそれは綺麗なプラグに交換した直後の時だった気がします。
プラグが綺麗な時は、高回転まで調子よく吹け上がるのですがその後、低速やアイドルが長くなるとプラグが被りだしエンジンのフィールも悪化していくようです。
帰宅後、最後に気になった点を確認。
アイドルスクリューの開度の差異です。同調ゲージで全気筒ともほぼ同じ吸引量に合わせてある状態なのですが結果は以下の通り。
1番:360°開け 2番:110度開け 3番:240度開け 4番:270度開け
結構差異が有ります。特に2番は開度が小さいです。実は同調取っていても2番のアイドルスクリューは回しても変化が極めて少ないのを確認しています。つまり上記の開度をもっと開けても吸引量はほとんど変わらない状態。
要するに他からガソリンが入っているということですかね・・・・
さ~て次に疑うべきはどこだろう??
最後の手段で、前後のキャブを丸々入れ替えてみるか?
でもリンケージの入れ替えとかなんだか大変そうだな・・・
このプラグ燻り問題。もし何方か何かお気づきの点あればアドバイスいただけると助かります!!
早いもので、次の週末からGW連休です。
でもこんな状態なので今のところ走りの予定は無し。
より走り易いクルマにする為に、スプリングの変更などやろうと思っていたのですがどうするか?やるなら早くパーツオーダーしておかないといけないのですが。
実は2月にオーダーしていたホイールも届いたんですよね。
本当は実戦用にハイグリップタイヤの導入をするつもりだったのですがまだクルマがその状態に無く。
苦難の道は続く・・・・