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2024年04月29日 イイね!

続・プラグ燻り問題難航中

続・プラグ燻り問題難航中1,2番シリンダーのみプラグが燻る問題。
色々やってみたものの解決せず壁にぶち当たった状況を前回のブログで報告させていただきましたが、そうは言っても諦められる問題でも無く、WEBERの解説書を見ながら不具合の原因を探る日々を過ごしていました。
次に疑いを向けたのはインテーク&ディスチャージバルブです。
写真でフロート室の底、ガソリンの中に見えるのがそれ。



このバルブは加速ポンプ系のガソリン取り込み口になります。中にはボールプランジャーが内蔵されており逆流防止弁としても機能。
もしこれが壊れていたらガソリン流れ過ぎが起きるのでは?これ1個で1,2番共用となっていることからも疑わしい!
GW連休に入り早速作業に取り掛かります。新品部品の購入はできていないので取り敢えず正常な3,4番用キャブのバルブと入れ替えてみて検証です。
この1週間疑い続けていた部品だけにかなり期待が高まっていましたが、結果は外れ・・・
症状変わらずでした。

ガレージに戻り他に怪しいところが無いかキャブを眺めなること暫し・・・
キャブのマウントは大丈夫だろうか?
マウントに異常が有り二次エアを吸っている可能性があるのでは?
ジュリアの純正キャブマウントはゴム製で経年劣化で亀裂が発生することはよくある不具合のようです。ただし自分のクルマのキャブマウントは1年前のヘッドOHの際に、ゴム切れが発生しているのを発見し、既にアルミブロックタイプのものに交換済。
しかし取り付け状態に問題が出ている可能性も有るかもしれない。
そこで普段は見ることの無いキャブの下側に携帯カメラを突っ込んで様子を見てみると・・・
あっ!2番の下側にガソリンを吹いた跡がある!


そこでキャブの取り付けナットの締め付けを確認してみると・・・
まだかなり締めこめる・・・
どうやら当該部位以外の全ての固定ナットが同様に締め込み切っていない状態でした。
確かにこのアルミマウントはリジット締結ではなく、間に薄いゴム製のOリングを挟む構造なのでナットを高トルクで締め上げるような箇所ではなさそう。
しかし、ガソリンが吹いた跡があるのは明らかに異常なのでここはナットを締めあげてみることに。
さあどうだ。
今度こそはビンゴ!!であって欲しい。

しかし、試走の結果はまたまた外れでした・・・・

でもキャブのマウントはまだ疑わしい。
と言うことでキャブの取り外しを決断。自分に取っては未知の領域です(笑)


折角なので取り外したキャブを部屋に持ち込みじっくり分解、観察してみました。
なんやかんやと参考書での勉強に加え、今回現物での観察もできたことでWEBERの構造はほぼ理解できた感じ・・・

ポンプジェットのノズル部をエンジン側から覗く。
スロットルを開けたら残っていたガソリンがピュッと吹き出し顔面直撃・・・

フロート室の下部にある別室。メインジェット、アイドルジェットはここからガソリンを吸い上げます。


スロットルバルブの間にある蓋を開けるとここにスロットバルブのスプリングが有りました。内蔵されていたのか。


チョーク機構。自分のクルマはチョークを繋いでいませんが万が一ここのバルブが開いているとガソリンはかなり濃くなります。
残念ながら異状なくスムーズにバルブが閉じている模様。犯人ではなかった・・・


このめくら蓋の中には、ボールプランジャーと重しの角柱が。これも加速系統の逆流防止弁です。



スロットルバルブ閉じ。
シリンダー壁面中央付近に見える微小な穴。これがアイドルアジャストスクリューの出口側です。なおその左手に見える大き目の穴がチョーク機構のガソリン吹き出し口。


スロットバルブ僅か開き。
さらに3つの小さなガソリン吹き出し穴が顔を出します。
自分のクルマのアイドルは普段1200~1500rpmと高目にセットしています。
(かなりのハイカムなのでこれくらいでないと安定しない)
つまりアイドリング状態でもスロットルバルブは僅かに開いている状態と思われ、すなわちこの3つ穴からもガソリンは吹き出しているはず。だからアイドルアジャストスクリューの感度が悪いのか?



もう一つ気づきが。
アクセル全閉

アクセル半開

アクセル全開


しかしアクセル全開のさらにその先があった!!

これってアクセル全開より閉じてますよね?
アクセルストッパーで調節してやる必要あり?
それともこれくらい誤差の範囲なのでしょうか??

原因探索の手段として前後のキャブを入れ替えてみるという手もあったのですがよくよく見ると自分のキャブではそう簡単ではないことが判明。
緩み対策なのかバルブシャフトの両端が溶接、かしめで分解不可能状態になっていました。
これではリンケージの付け替えができない・・・



一晩掛けてキャブの分解・清掃・調査を終了。
これといって不具合はなかった・・・
あとはマウント部を慎重に組み直して不具合が解消されていることを祈るばかり・・・


が、しかし試走の結果はまたもや外れ・・・・



これまでの試走は毎回似た感じで以下のような状態。
プラグが綺麗な状態でガレージを出発。
とても調子が良い感触で期待一杯。
少々全開で踏んでみても調子良し。
よ~し今度こそは!
と停車してプラグチェックしてみると相変わらず1,2番のみ燻っている。
取り敢えずそのままエンジンを始動し、3~5分掛けてキャブの同調。
そこそこ合った状態で、さあ行こうとクルマを動かすと絶不調。
パスパス行って全く吹け上がらず
この状態からプラグを綺麗なものに交換すると元に戻る。
要するに、低速域で1,2番のみが猛烈に被っている状態。
プラグが綺麗な状態であれば高回転まで問題無く吹け上り調子は良い。

このような症状からするとやはり原因はキャブとしか考えにくい。
点火の可能性もあるが1,2番のみに不具合発生、且つプラグが綺麗な時は調子良いという状況から可能性は極めて低いか・・・。念のためプラグコードを2番と3番で入れ替えてみても症状変わらず。

さあ~てどうしたものか・・・
キャブは精密機械故、素人が目視でチェックしたくらいでは分からない不具合の可能性も十分ある。これはもう新品キャブに交換してみるしかないか?
自分の中ではもうそれ以外の方法が思いつかない。
WEBER 45DCOE 一機 12万円。高いな~。新品が購入できるだけまだありがたいが。

実は連休明けの次の週末は1泊ロングツーリングのお約束が。
キャブ交換間に合うか? 
さらに万が一キャブ交換しても直らなければ・・・
それは今は考えたくない!

因みにキャブ問題が解決する前提でGWのお楽しみとしてこんなものを手配してしまっていました。


気分が晴れない状態ですが折角の連休だし、新品キャブが直ぐに手に入らなければ取り敢えずこれの装着作業でもして過ごすか。
Posted at 2024/04/29 22:27:16 | コメント(2) | トラックバック(0) | メンテ&チューン | クルマ

プロフィール

「G12でこのお値段は安い!!@5nigel27」
何シテル?   04/25 01:01
ルノー5ターボ→インターメカニカ356を経て、 2022年12月ジュリアクーペに乗り換えました。 今度はこれで全開走行していきます!!
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