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2019年03月10日

ビルシュタイン装着

ビルシュタイン装着 前々回のブログでフロントのショックアブを中古のビルシュタインに交換したのを報告しましたが、その後インターメカニカ乗りの三毛猫356さんからいただいた情報などから再度装着状態を確認してみたところ、どうも1G状態からの縮み側のストローク量があと1cm程度しか残っていないことが判明。ショックアブの長さが長過ぎなのです。
インターメカニカ356の足回りは空冷ビートルの部品を一式そのまま流用しているのですがフロントショックについてはショートストロークタイプのものを使用する必要があるようです。
空冷ビートルのフロントサスはトーションバースプリングです。トーションバーと言えば棒バネにスプラインを切ってあるものが思い浮かぶと思いますが(ポルシェ911やそして5ターボもそうでした)空冷ビートルについてはリヤサスは正にこれなのですが、フロントはより原始的なこんな構造となっています。
板バネを束ねた構造。


スプライン式のトーションバーでは、スプラインの山を何山かずらして組むことで車高調整を行うことができるのですが、空冷ビートルではそれができないためフロントエンドアジャスターという専用部品を、フロントサスビームを切断して溶接するという実に手の込んだ手法が必要になってきます。
これがそのフロントエンドアジャスター


で、よくよく見るとインターメカニカにもこれが付いているではないですか!!
後付ではなく純正装着だと思います。
ビートルに比べ車高の低い356なので必要なのでしょうね。


解説が長くなりましたが、フロントエンドアジャスターで車高を下げているとなれば、ショックアブソーバーはショートストロークタイプが必要という訳なのです。

そもそもヤフオクで入手した中古のビルシュタインがノーマルタイプなのかショートストロークタイプなのか?の疑問もあったのですが、これは全長を測定したり、型番からショップに問い合わせてみたりしたところノーマルタイプであることが判明。よってショートストロークタイプにすればストロークの問題は解決します。

空冷ビートルと言えば世界的にも大変ポピュラーなクルマでそれこそチューニングパーツもよりどりみどり・・・・と思っていたのですが、実はチューニングの方向性がかなり偏っている様です。チューンアップと言うとドラックレース系の色が強く、よってエンジンチューニングについては排気量も各種様々、果てはターボ装着まであるのですが、サーキット走行の為のチューニングという面ではほとんど部品が有りません。サスキットなんていうのも無いし、LSDなんかも機械式のものはほとんど流通していません。
そんな訳で、ショックアブについてもスポーツ走行に振ったものはビルシュタインとコニがカタログにあるくらい。アメリカの老舗チューニングショップのEMPIからは色々出ていますが、サーキットを走るには少々不安が。値段はかなり安いのですが逆にそれが心配(笑)

なので最初は、「やはりビルシュタインしかないでしょ!!」と考えていました。でもここに来て、「やはり356にはコニの方が合っているか?」と考えるように。
特性の差を簡単に言うと、ビルシュタインの“ビシッ“に対しコニはある程度ロールもするしマイルドという感じらしい。とすれば356らしいのはやはりコニか。もしステッカー貼るとしたらコニの方がマッチしそうだし(笑)
またビルシュタインだと特性的に車高が上がってしまうのに対し、コニであれば現状の車高から変わらないのもメリットです。

そして昨日、356に乗り満を持して都内の老舗VWショップへ!!



気持ちはコニで固まっていたのですが、一応相談してみます。
店員さんのアドバイスも概ね今までの情報通り。と言う訳でやはり「それではコニ下さい」となりました。
支払いも済ませ、折角なので少々店内を散策。
しかしその間に、「今はコニの方が良いかもしれないがやはり最終的に目指すところを考えるとビルシュタインにしておくべきでは?」との思いが強くなり、結局・・・
「済みません。やはりビルシュタインにしてもらえますか?」となってしまいました。
フロントは在庫の最後の1set。
リヤは在庫切れしていたものが調度前日に入荷したところとのことで良いタイミングでした。


そして本日、早速装着。
基本的にはボルトオン作業なのですが、もとのショックに比べビルシュタインは兎に角固く腕力でストロークさせるのが大変なので少々てこ釣りました。

左がフロント、右がリヤ
今回のロットからリヤ用は色が黄色から黒色に変わったそうで。(やはりビルシュタインは黄色の方が良いな)





早速ちょっとだけ試走してみました。(高速道も1区間だけ走行)
前情報通り“ビシッ”とした足になりました。ゴツゴツしたと言えばその通りなのですがこれまで乗ってきた車との比較においては全く問題有りません。
明らかに踏める足に変わりました!!
これならTC1000で2秒は速くなるでしょう!!(本当か?(笑))

一方やはり車高は高くなってしまいました。特にフロントが。
フロントエンドアジャスターがあるのだから調整できるのでしょうがやり方が分からない・・・。これはまたいずれ。


実は、この週末慌ててショック交換したのは、次の週末この練習会が有るのを知った為。
ズミーさんの“超”ビギナーズジムカーナ練習会です。
新しい足の特性チェックにはもってこいです。
356を買ってはじめてのチューンアップ。どう変わったのか?
楽しみです。
ブログ一覧 | メンテ&チューン | クルマ
Posted at 2019/03/10 21:36:50

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この記事へのコメント

2019年3月10日 23:01
ラップタイムでもなんでも良いので、違いを数値化出来ると良いですね。
コメントへの返答
2019年3月10日 23:55
そうなんです。
当面は、TC1000(筑波のショートコースです)のタイムでモニターしていくつもりです。
どこまで行けるかな?
2019年3月13日 9:05
わたしも詳しくはないのですが、フロントのアジャスターがあまり良い仕事をしていないらしいです。で、フロントサスの動きも良くないとか。車高を下げなければ良いのでしょうけど、それもまた(^^)
コメントへの返答
2019年3月13日 22:53
動きが良くないと言うのはアジャスターの調整限界まで使って車高落としているからとかあるのですかね?
アジャスターいじってみたいのですが少々僕には荷が重そうで・・・
でもパンドラの箱を開けて見ないことには何も始まらないか?
兎に角車高もっと下げたいのです(笑)

プロフィール

「湾岸BASE 20:45」
何シテル?   09/14 20:49
ルノー5ターボ→インターメカニカ356を経て、 2022年12月ジュリアクーペに乗り換えました。 今度はこれで全開走行していきます!!
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