
ここまで想定以上に熟成の歩みが遅く、中々思い通りに走ってくれない我がジュリア。
23年10月に“その1”からスタートした鍛錬の道のりも、24年7月には“その13”まで来てしまいました。
このままでは鍛錬だけで終わってしまいそうなので未完のままではあるもののいよいよ走行ステージを実戦の場に広げることに。
実戦の場とは“山”!!
ついに悲願のヒルクライム参戦復活です!!
いや~長かった・・・。
最後の参戦は2018年4月の御嶽スーパークライムに5ターボで参戦したときでしたからかれこれ6年半ぶりです。
広いサーキットを速く走ることよりもワインディングをカッ飛ばすことに魅力を感じる自分にとってヒルクライムは格好のイベントです。
サーキットやジムカーナで練習して、ヒルクライムで自己陶酔の世界へトリップ!!(笑)
しかし横浜から御嶽山は遠い。中央道経由で4時間以上を要します。今回は日曜日のみの1dayですが、早朝3:00には家を出なくては。以前の参戦時は前泊したことはなかったと記憶しますが旧車と季節(夏)とドライバーの老化を考慮し、今回ははじめて前泊することに。
伊那市内のビジネスホテルに泊まりましたが、まだ夏の観光シーズらしくかなり混んでいました。
当日、朝6:30にホテルを出発しヒルクライム会場には8:00前に到着。朝一の天気は晴れ。標高の高いこの辺はまだまだ暑い下界に比べれば遥かに快適。
しかし今回は自販機すら無い会場なので飲み物の持参は必須。

午前中の試走のタイムを聞いて圧倒的な遅さを確認。(試走とは言え全開一歩手前で走っています)まあサーキットのタイムの遅さから想定はできたのですが現実に直面した感じ。
そして1本目(競技としてはBestタイムではなく2本の合計タイムで競います)
ここでなんと早速のやらかし!
走行序盤でエンジンが吹けない症状が。ついにはタイトコーナーの途中でエンジンストール。(その様子は車載動画でご確認下さい)
エンジンルームを覗いてすぐに原因判明。
キャブに入るフューエル配管のバンジョーボルトが緩みガソリンが駄々洩れしていました。やばかった・・・
後で聞いたところではスタート地点にも路面に大きなガソリン溜まりの跡があったとのこと。
写真の矢印が緩んでいたボルト。
因みに隣のキャブのジェットカバーが無いのにお気づきでしょうか?今回走行終了後になくなっているのに気づきました。ジェットカバーが外れてしまったのはこれで通算3回目。さらにカバーを落として無くしたのは2回目。(回り止めの対策をしないとと思いつつ増し締めで済ませて後回しにしていたツケが・・・)
今回の配管ボルト緩みもジェットカバー緩みも原因はキャブの振動によるものでしょう。
(締め忘れではなく、締まっていたものが緩んだ!もっとも配管の方は締め込みが甘かったのもあるか)
自分のクルマはキャブのマウントを純正のゴムマウントからアルミのリジット(薄いゴムリングは有り)に交換してありこれが原因であるのは間違いなし。エンジンマウントが強化品になっているのも影響あるかも。
トラブルの修復は、コース上で停止中にものの3分で完了。(こんなこともあるかと工具は積んでありました)オフィシャルの指示に従い、コース途中のギャラリーポイントまで自走し、ここにクルマを停めしばし想定外の観戦。
1本目の全車走行終了後、自分も一旦パドックへ戻り2本目の走行へ。
ここでなんと雨が降り出し、雨量は想定外の大降りに。
2本目は雨中のフルウエット走行です。
ジュリアでのウエット走行の経験はまだ少ないですが5ターボの様な突然クルっと行くようなやばさはないことは確認済。
しかし、そうは言ってもアクセルは中々開けられません。
怖くないくらいのマージンを取って走りましたが当然タイムの方はさんざんな結果に。
いや~結果はほろ苦いものとなりましたが、自分にとってはここにまた戻ってこられたのが何より嬉しい!!
ヒルクライム最高!!
次戦は11月16、17日の今シーズン最終戦ヒルクライムフェスティバルです。
タイヤどうしようかな~。ここでハイグリップタイヤを投入するか?
今回は練習用タイヤのままでしたが、やはり自分のような素人にはヒルクライムでのハイグリップタイヤはタイムのみならず安全にも寄与してくれるので・・・
さてなんとか無事に?走行を終えましたがこの後もうひと仕事が。
帰路の中央高速渋滞です。
陽の陰った夜間とは言え、まだ暑いこの季節の中央道小仏トンネル渋滞はなんとか避けたい。(登り坂での渋滞なんてもう最悪)
そこで時間を後ろにずらして渋滞を回避する作戦に。
となれば空いた時間で立ち寄ってみたい場所が有りまして。
実はかれこれ50年以上前、父親の転勤で伊那市で1年ほど暮らしていたことがあるのです。想い出の場所に30年振りくらいに寄ってきました。
住んでいた借家をはじめ当時の面影を残す建物はもう一切ありませんでしたが高台にあるお寺と小学校はまだ健在。
自分が通っていた幼稚園は門が閉ざされ廃墟感が。
通りすがりの中学生に聞いてみると5,6年前に閉園になってしまったとのこと。なんとこの子も卒園生でした。
かくして陽も陰りつつある18:00過ぎに伊那市をあとにして帰路につきました。
1日頑張ったご褒美に(嫁の前では決して口にできないこのフレーズ)諏訪湖SAで少々豪勢な夕食。
結局、笹子トンネルの出口でひっくり返ったクルマが居て渋滞回避策は失敗したものの(流石にこの後、22:00過ぎの小仏トンネルは渋滞無しでしたが)無事23;00過ぎに帰宅しました。
明けて本日、実は仕事の方は年休を取っており万全の体制。(笑)
本日は次の土曜日の“湾岸BASE“の参加に向け洗車でもするつもりでしたが、外の暑さと、昨日の疲労感からガレージの中で車室内の清掃とホイールの拭き掃除をしたのみで終了。まあいいか。(笑)
しかしこのイベント14:00-22:00まである。しかも展示車の入場時間は10:00-11:00。つまりほぼ12Hの拘束時間。まだまだ暑いこの陽気、普段は陽を遮るものが何も無い場所での屋外イベントであることを考えると実はかなり過酷なイベントになるのではないか?
だいたい12Hもの間、何処で過ごせばよいのだろうか?
う~ん。