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2012年11月04日 イイね!

シャレード デトマソ926R

シャレード デトマソ926R  ダイハツ シャレード926R 実はあらゆる年代を通じて国産車の中で僕が一番ときめいたクルマです。1985年の東京モーターショーにて発表されたコンセプトカー。シャレードの皮を被ったミッドシップスポーツです。
  このクルマ、当時よりサンクターボに憧れていた僕にとって、「ひょっとしたら手に届くかもしれない」より身近なクルマとしてぐっさり刺さりました。(何しろ新車のサンクターボ2は当時日本では700万円オーバー。)もっともこの1985年、僕はまだ免許も持ってませんでしたが・・・・

  本題の926Rの前に、その時代のシャレードについて少々解説を。
この時代、ダイハツの小型乗用車シャレードは2代目のG11型の時代。スポーツモデルとしてターボがラインナップされていたが、やはり注目されたのは途中で追加された”デトマソ・ターボ”でした。メカニズム面ではノーマルのターボと同様でしたが、スポイラー類に加え、モモ、カンパニョーロ、ピレリといったイタリアンパーツでドレスアップ。とどめはボディーサイドの大きな”DETOMASO”のステッカー。なぜデトマソかというと、なんでも当時、イタリアブランドのイノチェンティ・ミニにダイハツのエンジンが積まれていたという付き合いがあった関係の様です。(当時イノチェンティは、デトマソの傘下に入っていた模様。ちなみに、この時代マセラッティもデトマソ傘下)デトマソといっても、日本人にとってはパンテーラーの名前が知られていたくらいと思いますが、スーパーカーブランドとしてのネームバリューをうまく利用した訳ですね。当時としては結構斬新な企画でインパクトのあったクルマでした。



  そしてもう一台、外せないシャレードが、”926ターボ” グループBホモロゲーションの為のクルマです。当時、シャレードで地味にサファリラリー等にチャレンジしていたダイハツが当時のグループB規定の排気量クラス分けにマッチさせるためにあえて排気量ダウンしたシャレードターボです。
  926とは、排気量の926ccを表しており、当時のターボ係数1.4を掛けて1300cc以下におさまる排気へとされています。(ベースとなったシャレードターボの排気量は993ccでした。)国内でもラリー、ダートラ等で使用されましたが残念ながらクラス優勝争いに加われるようなポテンシャルはありませんでした。



このようなモデルの流れの後、発表されたのが究極のシャレードたる”デトマソ926R”でした。

そのスペックは、

Make: Daihatsu
Model: Charade De Tomaso 926R
Chassis: G11
Total Length/Width/Height (mm): 3850/1640/1360
Wheelbase: 2320mm
Weight: 800kg
Engine: CB70
Max power: 120ps @ 6,500rpm
Max torque: 15.0kg/m @ 3,500rpm
Transmission: 5-speed manual
Front suspension: Double wishbone
Rear suspension: Double wishbone
Tires: 205/50/VR15 (front), 225/50/VR15 (rear)


  最大のトピックスは、当然エンジンの搭載位置がドライバーの後ろ、つまりミッドシップ化されたことですが、それに続くトピックスはエンジンがそれまでの3気筒SOHCターボに対し、3気筒DOHCターボへとポテンシャルアップされたことです。まさに和製ミニサンクターボというべきクルマです。
  1985年の東京モーターショーでは、ダイハツブースの目玉として展示されました。(パンフレットも表紙は926Rの後ろ姿)僕も実際に晴海のモーターショー会場で生でこのクルマを見ています。ショー会場のモニターにはこの926Rがミニサーキット(テストコース?)のような所で実際に走行している映像が流れていたのを覚えています。残念ながら後にも先にも926Rの走行シーンを見たのはこの会場でのみ。これ以外には写真でですらその走行シーンを見ることはありませんでした。ここ最近ネットを色々探してみても新しい情報は見当たりません。
これまで僕が確認している画像は僅か以下のみ

<東京モーターショー会場での写真色々>
(残念ながら自分で撮った写真は残っていません。カメラ持って行かなかったのかな?)




<東京モーターショーパンフレットに掲載の写真>



<白黒の後姿(広報写真?)>


<モーターショーより後年と思われるストックヤード?での写真>



  Wikiによると、モータショー会場では”イタリアの風景の中を実際に駆け抜ける”映像が流れ、”メディア向けの試乗会での評判も上々”との記載がありますが僕の記憶には残っていません。この情報は正しいのかな?本当だとすれば是非その記事を読んでみたいです。誰か教えてください。
またダイハツさん、是非当時のVTRを再公開して下さい。

  結局、残念ながら926Rは市販化されることなくそれっきり・・・・。ただしDOHCエンジンにつぃてはその後の3代目G100型シャレードのデビューに合わせスポーツグレードのGTtiに搭載されて日の目を見たのでした。105ps/993ccのリッター100馬力超えは当時国産最高だったはず。



  もし926Rが市販されていたら?新車価格は、恐らく250万円~300万円くらいか?性能的には、さすがに小排気量ゆえトップクラスとはなり得なかったでしょうが当時のホットハッチの中では別格の走りを発揮したはず。でも操縦性は一癖あって簡単なクルマではなかったでしょうね。
  いずれにしても間違いなく現在までの25年以上を経てもコアなマニア達によって生き続けていたことでしょう。そして新車でかどうかは別として恐らく僕も手に入れていたでしょうね。
  そいえば1985年といえばまさに僕のサンクターボが生まれた年です。そしてこの頃に憧れだったクルマ達はやはり今でも最も好きなクルマ達なのです。
Posted at 2012/11/04 00:14:04 | コメント(16) | トラックバック(0) | その他の車 | クルマ

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「湾岸BASE 20:45」
何シテル?   09/14 20:49
ルノー5ターボ→インターメカニカ356を経て、 2022年12月ジュリアクーペに乗り換えました。 今度はこれで全開走行していきます!!
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