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2018年09月29日 イイね!

インターメカニカ356ロードスターについて

インターメカニカ356ロードスターについてインターメカニカ356ロードスター
1959年型 ポルシェ356A コンバーティブルD のレプリカモデルです。
コンバーティブルDとは、あのスピードスターの後継モデル。
低いフロントスクリーンに簡素な幌。嵌め込み式のサイドウインドウ。そして簡素化した内装、と現代の価格相場とは違いむしろ廉価バージョンであったスピードスターに対し、やや大型化したフロントスクリーンに巻き上げ式のサイドウインドウ。そしてカブリオレと共通のしっかりしたシートなど快適性を向上させたのがコンバーティブルDでした。
しかし1960年には356がAからBへとモデルチェンジとなったのに伴い、後継モデルの356Bロードスターへと引き継がれることとなり、コンバーティブルDは短命で生産台数の少ないモデルに終わっています。
なお、インターメカニカには356スピードスターも有ります。こちらは本物とは違いサイドウインドウが巻き上げ式となっており実用性が高くなっているのが魅力です。(本当はロードスターよりスピードスターの方が良かったのですが希少なインターメカニカ故、選ぶ余地はありませんでした。)

ポルシェ356Aスピードスター




ポルシェ356AコンバーティブルD




因みにポルシェ356Aカブリオレはフロントウインドウがさらに大きい



さて、インターメカニカ356についてですが、まずポルシェ356との最大の違いがボディーがFRP製であること。しかし、肉厚で仕上げの良い作りのお蔭で見た目からは全くFRPであることを感じさせません。僕のクルマは製造から既に30年近くになりますが、FRPボディーに有りがちな塗装面のクラック等も全く見られない状態です。

そして次の違いがフレーム構造

ポルシェのフロアーはプレス鋼板を溶接したフレーム構造です。


一方、インターメカニカは角パイプによるチューブラーフレーム。かなりゴツイフレームなので剛性は高そう。このフレームにFRPのボディーが樹脂でくるんで結合されています。(よってあとからフレームとボディーを切り離すことはできません)


ちなみにその他の356レプリカの多くはこのようなVWビートルのフロアパンをそのまま流用して作られています。


インターメカニカのエンジン、ドライブトレーン、サスペンションといった主要なメカニカルコンポーネントは、基本的にはVWビートルそのまま。
ポルシェ356のメカニズムもその生い立ちはVWビートルであることから空冷フラット4エンジンやサスペンションなど構造はかなり酷似しています。ただし、各々の部品そのものはやはりポルシェ専用の別部品となっており互換性は余り無いようです。
しかし、僕にとってはポルシェと違うことは余り気にならずむしろVWビートルのリーズナブルで入手が容易な部品であることが大きな魅力です。

僕のクルマのエンジンは、ブラジル製VWの1600cc。ツインキャブになっていること以外はVWのノーマルエンジンだと思います。カタログ上の最高出力は確か70hpでしたか。無論速くはないですが、まあ日本の交通の流れであれば全く問題なくついて行けます。空冷フラット4のバサバサ音は迫力が有り気分的にはまあ楽しいです。


ちなみにポルシェのエンジンはこちら


自分のクルマで一番気になっているのがこの幌。オプションのドイツ製の幌で内張も有る非常にしっかりとした幌なのですが、そのお陰で畳んだ状態がやけにゴツイ。まあポルシェで言えばコンバーティブルDの幌と言うよりもカブリオレの幌そのものと言った感じ。
もう少し後の生産モデルではもっと低く畳めるように改善されているだけになおさら残念。



実は、オープンであることにそれ程執着は無いので一層の事、幌を外してハードトップにしてしまいたいのが本音。(そもそも自分の好きなのは356のクーペでした)
でもハードトップなんて中々無いし、インターメカニカ社にオーダーしても果たしていつ入ってくるのやら。送料まで考えたらかなり高いだろうし・・・。
ちなみにインターメカニカ製のハードトップはこんな感じ。


こちらはポルシェ コンバーティブルDのハードトップ仕様。カッコイイ!!
(純正でハードトップがあったのかは不明。社外品かもしれません。)


ポルシェ カブリオレ用のこちらの純製ハードトップは比較的ポピュラーですが余りカッコ良くない。


さて、ある意味衝動買いしてしまった356ですが、決して“のんびり楽しもう”と思って買った訳では無く、5ターボの時と同様“走らせたい”の想いで買いました!!

なので目指すのは、ピカピカノーマル指向では無く、本当に走れるカフェレーサーなのです。(バリバリのレーサーにはしないのがポイント)
ただタイヤを太くしたりやSタイヤでタイムを求める気は余り無く、イメージとしてはこんな風に走りたい!!


昔の人たちはこんなレースをしていた訳で、現代のレーシングマシーンの走りよりこちらの方が好みなんですよね。
本当は、Eタイプとかアストンマーティンのレーサーで走りたい。(笑)


ただし現実は中々厳しく、そもそも金欠でクルマを乗り換えた訳で、あれこれ理想を求めるとやはりお金が・・・。

取敢えずシートを替えるのは決定。そうすると4点シートベルトを付けたくなる。しかし肩ベルトの止め点が無い。どうせヒルクライム走るならロールバーがいるし、早速付けるか。しかし、FRPボディ故固定場所が大きな課題。ボディー切り欠いてフレームまで伸ばさねば。ロールバー付けるなら見栄え的にバンパーも外して牽引フック取り付けも・・・・
と言った具合で連鎖的に止まらなくなる図式・・・・
やはりオリジナルスタイルを維持して堅実に行くかなどと思い直してみたり。

肝心のクルマは早速入院中で、まずは修理に忙しいのが5ターボの時と同じ構図であることを気にしつつ、こんな風に葛藤中の今日この頃です。(笑)




Posted at 2018/09/29 19:57:04 | コメント(7) | トラックバック(0) | My 356 | クルマ

プロフィール

ルノー5ターボ→インターメカニカ356を経て、 2022年12月ジュリアクーペに乗り換えました。 今度はこれで全開走行していきます!!
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