• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

kim5tのブログ一覧

2023年12月31日 イイね!

アウターベンチュリー交換するも・・・

アウターベンチュリー交換するも・・・いよいよ2023年も最後となりました。
最後にこの1年を振り返っておきたいところではありますが今日まで少々クルマを弄っていたのでそちらのネタの方を優先で。

先日のジュリアでの筑波サーキット初走行を終えて何より衝撃だったのが動力性能の低さ・・・。(2Lのチューニングエンジンという前提で)
それなりには速く走りたいという目標に対しては、これはもう足回りのセッティングとか以前の問題と感じた次第。
このエンジンの本来の実力はもう少々上にあるはず・・・・

そこで疑ったのがWEBERキャブのアウターベンチュリー(以下O/V)です。
キャブセッティングに手を付け始めた際、トルクステアさんから「O/Vはいくつ?」との質問がありそう言えばまだ未確認だったので早く確認しておきたかったのですが何分キャブセッティング初心者故、まずはいかにしてO/Vを取り外せばよいのか?からのスタートになるなので少々敷居が高く?後回しになっていた次第。
O/Vとは下図の9番の部品。
キャブのエア吸引路の入口側にインナーベンチュリー(I/V)部品8番があり、その奥にあるのがO/Vです。


なぜ奥にあるのにアウターなの?が最初の疑問でしたが、径方向で見てメインのガソリン吸出し口の周囲を囲う内側のリングを有するのがI/Vで、外径部を絞っているのがO/Vということのようです。
I/Vをセッティング交換することは余りしないようですがO/Vについては各種ジェットの調整を行う前にまずは決めておくべきパーツでキャブ特性にかなり大きな影響のあるパーツとなります。

現在の自分のジュリアの状況からするにひょっとしたらかなり小径のO/Vが使われておりエンジン本来のエア吸引量が得られていないのでは?との疑いがムクムクと盛り上がり、きっとそうに違いない!との確信にまで至り、冬休みに突入と同時に早速O/Vのサイズ確認に取り掛かりました。
まずはエアクリーナーを外し、O/Vはどこか?とキャブのインテークから中をのぞき込んだところでいきなり発見!
なんと分解せずともここから鋳出し文字のサイズ表記がしっかりと見えるではないですか!
その番号“36”


う~ん。36というサイズはそれ程絞ったサイズではない・・・寧ろ妥当なサイズか?(以前紹介したキャブのマニュアル本での知識からの自己判断)
しかし4気筒2Lのチューニングエンジンかつスポーツ走行重視ならもう少し径を拡げた38の方がよさそう!
年末ではありますがまだ営業していた専門ショップに急いで電話で注文。

と、ここでまた疑問が発生。
O/Vには、45DCOE9用と45DECOE152用(排ガス対策後)の2種類ありますがどちらですか?との質問。
自分のWEBERはイタリア製だし“角”もないから45DCOE9だろうと思ったものの念のため型式を確認することに。
するとなんとこんな刻印が。9も152も出てこない。
片方なんて40DCOEの刻印が有りますが・・・・



なんだかよく分かりませんが型式刻印の有るカバー部だけ別のものに交換されているのか?
しかしマニュアル本と照らし合わせた結果明らかになったのは、
所謂よく言われる排ガス対策後の目印である“角有り”の角とは、自分がこれのことと思っていたこちらのカバー部の凸形状



・・・のことではなく、ここにあるエアバイパスバルブのことであったことを理解しました!(本来は白いゴムキャップが付いているようです)


そして自分のキャブには上の写真の通りエアバイパスバルブが有る、つまり排気対策後のタイプであるということが確認できました。またひとつ勉強!

そんなこんなで翌日には無事38サイズのO/Vが届きました。
WEBER純正品ではなく削り出し加工したオリジナルのようです。サイズの刻印はありません。
小さなパーツですが1個4400円が4個必要ですからセッティングパーツの出費も馬鹿になりません・・・・


O/Vの交換は流石にジェット交換のように簡単ではなく、外すネジも多く、キャブ下側にもネジがあったり、また1か所のO/Vがなかなか抜けてこなかったりでかなりの時間を要しました。
しかし何とか無事交換完了。



そして大晦日の午後、近場で試走して来ました!
しかしその結果は・・・・

大外れでした・・・・

下で愚図り気味なのは想定内としても上まで回しても吹け上りは鈍く遅いままで明らかにもとのO/V36より遅くなりました。
ジェットも1)~4)まで試してみましたがいずれもダメ。(4)が一番まし)
1) O/V38 MJ160 AJ200
2) O/V38 MJ180 AJ200
3) O/V38 MJ180 AJ240
4) O/V38 MJ150 AJ200
(TC2000走行時: O/V36 MJ170 AJ200)
キャブの吸気音が一段と派手になった以外は一切良いところなしの結果に終わりました。
余りの逆効果ぶりに寧ろO/V34に絞ってみたくなったくらい。
仕方ない。年明けたらまたO/V36に戻すか・・・
良い結果が出ていれば次のサーキット練習が楽しみになったのに残念・・・

という訳で課題山積のままの年越しとなりますが、まあこれもクルマ趣味の一環として楽しんでいます(笑)

Posted at 2023/12/31 22:00:16 | コメント(5) | トラックバック(0) | メンテ&チューン | クルマ

プロフィール

「湾岸BASE 20:45」
何シテル?   09/14 20:49
ルノー5ターボ→インターメカニカ356を経て、 2022年12月ジュリアクーペに乗り換えました。 今度はこれで全開走行していきます!!
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2023/12 >>

     12
3 45678 9
10111213141516
171819202122 23
24252627282930
31      

リンク・クリップ

生存報告 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/12/30 17:28:33
試運転・・ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/09/09 23:33:19
先週の車いじり 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/03/21 21:58:55

愛車一覧

アルファロメオ ジュリア アルファロメオ ジュリア
1974年式の2000GTVです。 ボディはGTAm仕様にモディファイされています。
インターメカニカ 356 Roadster インターメカニカ 356 Roadster
2018年8月にワンオーナーカーを購入しました。
ルノー サンク ルノー サンク
1985年式のターボ2です。 型式8221つまりマキシの為のグループBホモロゲ車です。 ...
ジネッタ G4 ジネッタ G4
1964年のラウンドチューブフレーム車です。エンジンは、ケントの1300cc改。ミッショ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation