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2022年11月20日 イイね!

次期戦闘機決定!!

次期戦闘機決定!!6月頃、まずは毎度の妄想から始まった次期戦闘機選びですがこの度とうとう終着点を迎えました。この数カ月間バラエティに富んだ色々なクルマに思いを巡らしてきましたが最終結論は、当初は全く想定していなかったクルマとなりました。
という訳で今回は決定までの道のりを綴ってみたいと思います。

まず今回、欲しい車の大前提は以下の2点でした。
1)サーキットやヒルクライムで走って楽しめること
2)走る為だけでなくそのクルマ自体にも魅力を感じられること

1)を満たすクルマはいくらでもあると思うのですがやはりポイントとなるのが2)項でして・・・
最初はお気軽に走れることを重視してやや新し目のクルマとして考えていたのがBMW Z4Mクーペとポルシェ 987ケイマン。(とは言えもはや15年前のクルマですが)
タイヤと足とブレーキパッドにバケットくらいを代えれば気軽にスポーツ走行できるクルマです。そしてMやポルシェといった伝統のブランドの世界に浸れるというところもまずまず魅力的。
この辺の車種だと普通にネットの中古車情報でクルマ選びができるのも気軽です。
で7月頭、実際に売り物件を見に行くことに。
まずは987ケイマン。
S(3.4L)ではない素のケイマン(2.7L)。当然フラット6NAのMTです。
まったくどこも弄っていないフルノーマルの車両でした。


試乗はできませんでしたがエンジンの吹け上りは流石6気筒NA!
また雑誌の試乗記を読んでもケイマンのハンドリング性能は絶賛されており運転してみれば素晴らしいのは間違いないと思われます。
かつ価格も比較的リーズナブルで、そしてメジャーな車ゆえ部品やメンテの心配も無さそうです。
ただ実際の現車を見てドライバー席に座ってみても特にときめきを感じられなかったのもまた事実。峠道やサーキットでスポーツドライビングをしている瞬間以外は感動が薄そう・・・。実用性も高く、A/C完備で足にもなるという点は今の自分にとっては加点ポイントにならないし。

続いてBMW Z4Mクーペです。ケイマンに比べれば玉数は少ないものの全国で見れば10台ほどの売り物件があります。
物件の傾向としては、フルノーマルで低走行、程度上の車が一番お値段が高く数年前では考えられないほどの高値です。(自分の予算外のレベル)
やはり安いのはあれこれイジって有り、10万キロレベルの高走行の車です。
その中で自分が見に行ったのはあれこれイジってあり、かつ高走行のこちらの車。
ただしそのイジり方(走るためのパーツ交換)はかなり自分好みのものである意味自分にとっては理想的な物件でした。


足回りやマフラー、吸気系、そしてブラックのホイールなど自分好みの仕様。(Z4MはLSDは純正標準装着)
助手席で試乗体験もさせてもらうことができましたが(マフラー交換されていたこともあり)やはりMのストレート6の炸裂感は素晴らしく、もう感激!!
しかしこの時点ではまだ356が売れた訳でもなく「これください」と即決することはできず・・・。そんな中コロナに感染してしまったりで悶々としているうちに結局他へ売却済となってしまいました。
もしあの時点で既に356が売れていて手元にお金があったとしたらこのZ4に決めていたと思います。
これが1つ目の別れ道でした。

自分の車歴の最初の2台は、セリカGT-TSとファミリアGTA-eのラリー車でした。80年代の国内競技車輛はその頃の刷り込みで未だに自分の好きなクルマのカテゴリー。
その中でもマーチRは特に大好きな1台です。(唯一FF車で欲しいクルマ)
当然次期戦闘機候補にも上がってくるのですがいかんせん玉数が少ないのとパーツ供給やメンテナンスなど懸念点が多い。
特に自分の理想は、足、エンジン、車体と全てやってあるフルチューン仕様なので現実的には中々ハードルが高いです。
そんな中でも気になる物件はいくつかあり。
まずは今年の2月に旧車展示イベントでみたフルレストア済のフルノーマル車。このクルマは未だにFor saleで残っているようです。当然価格もかなりお高目と思われます。
程度は申し分ないのですがこれをベースとして買ってここからあれこれチューニングすることを考えると自分にはToo muchですね・・・・



もう1台は某旧車売買サイトで売りに出ているフルラリー仕様のマーチR。
なんと元1000湖ラリー参戦車輛だとか!
因みに現在このクルマの外観は完全にマーチスーパーターボ仕様となっています。
マーチRは国内(JAF)の公認は取っており国内ラリーでは大活躍していましたがWRCに参戦するためのグループAの公認は無く、WRCの1000湖ラリーに参戦する為に基本的には中身はほぼ同じでグループAの公認があったマーチスーパーターボの外観に換装したものと思います。(マーチRには超クロスミッションが搭載されていたのがメカニカル面でのスーパーターボとの違いでしたがグループA規定ではトランスミッションの変更はOKでした。因みに日産ワークスのマーチスーパーターボGrA車両はXトラック社のミッションに換装されていました。)

<参考:日産ワークス GrA マーチスーパーターボ >


当時チームマジョルカから竹平選手がマーチスーパーターボでモンテに参戦していたのは知っていましたが1000湖ラリーに参戦したマーチRがあったとは初めて知りました。(国内プライベーターによる参戦)
こちらのクルマは外観的にはグリーンにペイントされた当時の面影そのままの状態でそれなりにヤレた感じですがエンジンやボディの方はかなりチューニングされているようで、かつ近年それなりの費用を掛けて路上復帰の為のメンテ済という車でした。
程度極上のノーマル車に比べれば自分のゴールに近いクルマと思いましたがそれでも(1000湖ラリー参戦の痕跡を消してしまう罪悪感もありつつ)外観をマーチRに戻してオールペンしたり、実際この現代で全開走行する為の改修が必要になりそうなことを考えると中々道は険しそうです。
結局マーチRについては場所が遠方であったこともあり現車を見る機会はなく終わりました。(実際に現車を見てお話し聞いたりしていればひょっとしたら道が開けたりしたのかもしれませんが)

コロナ後遺症で引き続きいまいち体調の優れなかった8月の夏休み期間、以前より時々拝見していた某旧車ショップのブログで気になるクルマが売りに出ているのを発見。
以前ヒルクライム会場でカッコよくモディファイされたクルマ達を見てイイな~とは思っていたクルマではありましたがこのクルマの外観はほぼノーマル。
こちらのフィアットX1/9です!!


「X1/9を考えている」と周りのクルマ好きに相談するとその反応はみな懐疑的。
その気持ちは自分もよく分かります。(笑)
遠い昔のスーパーカーブームの時代、小学生にとっては遠い道のりを自転車で乗りつけた町の中古車ショップで見ることが出来たのはスーパーカーの代名詞であったリトラクタブルライトを持つものの全くオーラ無く雨ざらしで置かれていたこの車だけでした。
スポーツカーを装いつつも走りはトロくて遅い車というのが多くの人の持つ印象ではないでしょうか。さらに安全基準を満たすために後から追加された無粋な大型バンパーのせいかベルトーネによる素晴らしいイタリアンデザインの魅力に気づいている人は少ない!
しかしこの車のシャシーの出来は実はとても素晴らしいようですね。残念ながら当時の排ガス規制の影響をモロに受けてパワーの乏しかったエンジン(この当時のエンジンは国産車のみならずポルシェも含めみな元気がなかった)のせいでシャシーの良さが注目されることも少なかったようですが。
そんな中、この現車は外観は初期のオリジナルスタイルのクラシカルな魅力をもちつつ、実はその中身はフルコン、4連スロットルなどでチューンされたエンジンをはじめ各部が専用パーツ等でアップデートされたある意味別物のスペシャルなクルマでした。
そんな唯一無二のスペシャル感に魅了されてしまったのです。
この専門ショップ自身が拘って手掛けたクルマ故、メンテナンスも安心して任せられそうなことも大きな魅力でした。


因みにやるところまでやってしまうとこの様に現代のヒルクライムでもトップコンテンダーです(笑)


しかし、かつては二束三文だったX1/9も今やそこそこの程度のものだと250万円は下らないこのご時世、こちらのスペシャルなお車も必然的にかなりスペシャルな価格となります。
あともう一つ気になるのはやはりその動力性能。いくらチューニングしてあるとは言え街乗りを重視したやや抑えたSPECであること、そして速さを考えた時にX1/9の最大のネックとなるその車重の重さ(年式にもよりますが950kgくらいはあり。一回り大きな車体を持つ初代MR2と変わらない)はネガポイントです。
それでも十分楽しく走れるクルマだとは思いますがやはりヒルクライムなどではキツイか。
などなど思いあぐねているうちにこの次に登場するクルマのことも気になりだしたりでグズグズしているうちにこのお車も他に売却先が決まってしまいました。
もし最初にこの車を見に行った時点で既に356が売れていて手元にお金があったとしたら恐らくその場でこのX1/9に決めていたと思います。
これが2つ目の別れ道でした。

9月に入りいよいよ356をFor saleに。
その間、YoutubeでX1/9の走る姿を堪能したり、トルクステアさんからは手土産にX1/9にジャストマッチのクロモドラのマグホイールをいただいてしまったりと、X1/9への思いを膨らましていたのですが流石に妄想ネタも尽きてきて逆に少々お疲れ気味に(笑)
そんな中、やはりイタ車には人を引き付ける魅力があるよな~。イタ車と言えばアルファロメオだよな~、ところでジュリアクーペなんてどうだろう?となりまして・・・・
ジュリアクーペと言えばもう昔から欧州旧車の定番中の定番。サーキットでもどこでも旧車イベントでは必ずお目に掛かれるメジャーな車です。
余りにメジャー過ぎてかこれまで現実的に欲しいとは考えたことの無かった車でした。
ジャリアクーペについて復習をはじめるともう兎に角情報が豊富で、さらにはアルファロメ全体にまで学習範囲を広げるともう情報量無限です。(笑)
無事356も次のオーナーさんがみつかり次期戦闘機の資金の目途もたった10月。
たまたま同じ職場のジュリア乗りの方と、やはりジュリアは楽しそうですねなどと話していたら行きつけのショップの売り物件情報をいただきまして。
早速ノコノコと現車を見に行かせてもらいました。
1750GTVの北米仕様をベースとした内装レスのレース仕様車です。


エンジンはチューニング済の2L。足回りにロールバーに安全タンクにボディ補強と一通りやってあるクルマで正に望むところです。マルーンのボディ色は地味ですが逆に渋みがあって自分的には好印象。
さらにこの時、なんと運転もさせていただくことが出来、貴重な体験をさせていただきました。
車の作り自体はシンプルなFRクーペで特にスペシャル感の無い車ですが、(デビュー当初の60年代前半の基準では、DOHC、5速、4輪ディスクというスペックはかなりのハイスペックでしたが)試乗させてもらった現車は、チューニングエンジンでパワーも有り、シンプル故に自由に振り回して楽しく走れそうな気がして好感触でした。
ただ塗装の状態は少々気になるレベルでもし自分が乗るなら全塗装はしたいな~と思う状態。そうすると結構高価になり過ぎるか・・・(ちょっと目を離していたスキにジュリアクーペの相場もご多分に漏れずかなり高目となっていました)
しかし「いや待てよ。どうせオールペンならいっそのことオバフェン付けてGTAm仕様にできるならむしろ最高なのでは!」
<妄想イメージ>



などと思い立ち(清水の舞台から飛び降りる思いで限界予算を提示しての)価格交渉をさせてもらいましたがやはりこの予算では難しいとの回答をいただき敢え無く妄想は崩れ落ちる(笑)


ここまでくるとジュリアへの思いを簡単に断ち切るのも難しく、ますます妄想を膨らますことに。
ひとまず勉強に励みます。(今回新たに入手したものを中心に)


さらには、プライベートミュージアムの展示フロアも新設。(今回新たに購入したのは1台のみで他は以前からのコレクション)






で、実は先月新幹線に乗って現車確認に行ってきまして・・・・
その後最終的に決断!

次期戦闘機は、アルファロメオ ジュリアクーペ に決まりました!!
正確には、1974年式 アルファロメオ 2000GTV です。
エンジン、足回りなど一通りやってあるレース仕様車。内装レスでおまけにヒーターもありません。
356とは打って変わって、一般の方が見たら単なるポンコツにしか見えないクルマです(笑)
少々の加修や車検整備等が有り納車は来月の予定なので現車のお披露目はまたいずれ。

よ~し!!こんな3輪走行を目指して新たな挑戦をスタートさせるぞ!!
Posted at 2022/11/20 18:52:27 | コメント(11) | トラックバック(0) | My ジュリア | クルマ

プロフィール

「湾岸BASE 20:45」
何シテル?   09/14 20:49
ルノー5ターボ→インターメカニカ356を経て、 2022年12月ジュリアクーペに乗り換えました。 今度はこれで全開走行していきます!!
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