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とし。。のブログ一覧

2025年05月23日 イイね!

WiLL Vi 30

車の話なので面白くないのでスルーお願いします。


今日はピストンリングを組んでいきます。


ピストンリングは3種類あります。
ピストンの上から、コンプレッションリング№1、コンプレッションリング№2、オイルリング。


修理書によると、コンプレッションリング№1には識別ペイントは付かない、
コンプレッションリング№2には識別ペイント白色が塗布されている・・・
ハズなんですが、白いペイントはどこにも付いていませんでした。
どっちが№1か№2なのか。



新型車解説書によると、コンプレッションリング№1がバレルフェース、コンプレッションリング№2がテーパ&アンダカットと言うことなので、№1、№2は形状で判断しました。


ピストンリングコンプレッサを用いてピストンの組付け。
もちろん、潤滑のためのオイルをたっぷり塗っておきます。

そして、クランクシャフトを廻してスムーズに廻ることを確認します。


シリンダヘッドを組付ける前に、バルブクリアランスをもう一度計測しました。



ちなみに、前回計測した値がこちら、
      #1     #2      #3     #4
EX  0.31 0.37  0.44 0.43  0.42 0.50  0.38 0.38
(※基準 冷間時 0.25~0.35)

IN  0.19 0.19  0.21 0.21  0.22 0.21  0.21 0.23
(※基準 冷間時 0.15~0.25)

そして、今回計測した値がこちら、
      #1     #2      #3     #4
EX  0.30 0.32  0.32 0.31  0.28 0.30  0.30 0.28
(※基準 冷間時 0.25~0.35)

IN  0.21 0.21  0.21 0.21  0.21 0.18  0.22 0.21
(※基準 冷間時 0.15~0.25)

バルブのすり合わせを行って、バルブが上側に移動したためか、全数基準値内に納まっていました。


とりあえずバルブクリアランスは良好として、このまま進んでいきます。


カムシャフトを外しておかないとシリンダヘッドは組めないのでカムシャフトを分解しました。
Posted at 2025/05/23 23:30:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | WiLL Vi | 日記
2025年05月22日 イイね!

WiLL Vi 29

車の話なので面白くないのでスルーお願いします。


今回、エンジンを整備するにあたってエンジンオーバホールガスケットキットを購入しました。
エンジンをオーバーホールするとき、最低限必要なガスケットがセットにされたものです。

セット内容はたまに変更されてて、使わなくていい物(使えない物)も入ってたりします。
逆に必要なはずのクランクセンサやカムポジションセンサのOリングは入っていません。
というか、Oリングの供給が無いので必要ならセンサを購入するほかありません。


さて、シリンダヘッドのバルブステムオイルシールを組みます。


オイルシールがインテーク側とエキゾースト側で異なります。
よく見ないと間違えてしまいそうになりますが、茶色がインテーク側、灰色がエキゾースト側です。



バルブ組付け。


友人に借りたブルーポイントのバルブSSTが役立ちました。
コッタをセットして、バルブスプリングを上から押さえつけるとコッタをうまく入れることができます。
いちいちバルブコンプレッサをセットしなくて良いので作業がはかどりました。




それではエンジン腰下を組んでいきます。


ベアリングをセットします。
ベアリングの背中はキレイに清掃してシンナーで脱脂しておきます。
これはクランクシャフトの熱がシリンダブロックに逃がせるようにとの配慮です。
もちろんクランクシャフトに当たる部分にはしっかりオイルを塗布します。


クランクシャフトをセット。


ボルトのネジ部にはオイルを塗布しておきます。

クランクシャフトの取付は塑性域締め付け法でボルトを締めます。


まず規定トルクで締めます。


ボルトに黄色ペイントでマーキングします。
そして、そのマーキング位置から90度角度締めを行います。
全てのマーキングが90度動いていたらOKです。
塑性域締め付け法は精度の高い締め付けが可能です。
Posted at 2025/05/22 01:32:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | WiLL Vi | 日記
2025年05月22日 イイね!

WiLL Vi 28

車の話なので面白くないのでスルーお願いします。



エンジン修理書を参照しエンジンの各部計測を行っていきます。


シリンダヘッドのひずみ点検。

ストレートエッジをシリンダヘッドに当て、隙間にシックネスゲージが入らないことを確認します。
ストレートエッジを縦、横、斜めに当てて色んな方向で点検します。
オーバーヒートはさせたことが無いので全く問題ありませんでした。


カムシャフトタイミングギヤ点検。

スプロケットにチェーンをかけてノギスで外形を点検します。
基準値 97.44mm、限度 96.2mmですが、実測 98.9mmでした。
基準値よりも大きい値でしたが、何度測っても同じなのでヨシとしました。(^^;


チェーンの伸び点検。

ばねばかりで規定のテンションをかけた状態で決められたコマ間をノギスで計測します。
問題ありませんでした。


チェーンバイブレーションダンパ、チェーンテンショナスリッパの点検。


結構、削れてはいますが、、、


1mmとまではいってないけれど削れています。この際交換しようかと思いましたが、値段を調べるとそこそこするようなのでそのまま使用。


ピストンの外形を計測。

           №1   №2   №3   №4
          74.95   74.94   74.94   74.94  mm      
         (基準 74.945 ~ 74.955)  


シリンダボアを計測。

ボアはシリンダの軸方向、スラスト方向で計測します。
さらに、シリンダの上、中、下位置でも計測します。

            №1   №2   №3   №4
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
          上  75.04  75.03  75.01  75.02  mm
軸方向     中  75.03  75.03  75.03  75.02  mm
          下  75.01  75.01  75.03  75.01  mm
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
          上  75.08  75.10  75.09  75.07  mm
スラスト方向  中  75.05  75.04  75.04  75.04  mm
          下  75.03  75.03  75.03  75.03  mm

基本的に、軸方向にはあまりピストンの力が作用しないので摩耗がありません。
スラスト方向の上の方の摩耗が限度に近かったのですが、どうすることもできないのでそのまま行くことにしました。


ピストンリングのあいくち隙間点検。

ピストンリングの摩耗状態を見る点検ですが、限度内でした。
今回、ピストンリングは事前に準備していたので交換することとしました。
Posted at 2025/05/22 01:00:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | WiLL Vi | 日記
2025年05月16日 イイね!

WiLL Vi 27

車の話なので面白くないのでスルーお願いします。


エンジンを下ろす前に圧縮を測定しましたが、さほど大きな異常もなかったのでバルブの当たりは問題ないと判断しています。

とはいえ分解したついでにバルブのすり合わせもしておこうと思います。



バルブシートとの当たり面にまだ落とし切れてない汚れがあります。

タコ棒と呼ばれる吸盤の付いた棒にバルブをセット。
コンパウンドを付けてバルブを回転させながらバルブシートにカチンカチンと押し当てます。

今回のすり合わせではバルブコンパウンドの細目ですり合わせた後に、最細目で仕上げました。



左が研磨前、右が研磨後

文章で書くと簡単そうに見えますが、かなり根気のいる作業です。
コンパウンドを付けて金属同士をこすり合わせてもさほど削れるわけでもなく、人力でバルブ16本、細目と最細目の2回やろうと思うと気が遠くなります。


ということで友達に借りてきました、バルブラッパーツール。
エアの力でカチカチ押し当ててくれます。すごく楽ちん。


だいぶきれいになりました。

すり合わせ確認はバルブに光明丹を塗って、バルブシートにカチンと押し付け、当たりが均一になっているかを確認します。



シリンダヘッドに付けられているVVT用のオイルストレーナも確認しました。
さほど詰まりもないようです。よかった。

VVT異常となる車はだいたいこのフィルタが詰まってますが、オイル管理の悪い車なのでどうすることもできないのが大半です。
Posted at 2025/05/16 07:00:20 | コメント(3) | トラックバック(0) | WiLL Vi | 日記
2025年05月16日 イイね!

WiLL Vi 26

車の話なので面白くないのでスルーお願いします。


NZ系のエンジンが出るまではE型のエンジンが主流でした。
E型のエンジンはタイミングベルト方式で、10万キロごとに交換が必要でした。
タイミングベルトは伸びるので12か月点検ごとに点火時期を確認し、調整と手間がかかっていました。

お次のNZ系エンジンはタイミングチェーン。
メンテナンスフリーとなりました。
潤滑のためにチェーンカバーで覆われた構造になっています。

チェーンカバーからのオイル漏れ案件はご愛嬌。(^^;


このチェーンカバーにエンジン潤滑のためのオイルポンプも組み込まれています。
下の穴にクランクシャフトが刺さる訳ですが、その貫通部分にオイルポンプがあります。

ボルト5本を外しオイルポンプカバーを開けました。

トロコイド型のオイルポンプ。
インナロータとアウタロータで構成されています。
インナロータとアウタロータは精密研磨されているので不具合があればセットで交換となります。


念のため異常が無いか計測しておきます。


チップクリアランス 0.18mm 良好
ボデークリアランス 0.25mm 良好
サイドクリアランス 計測できず0.08mm以下 良好
(シックネスゲージの最小が0.08mmだったのでそれが入らないので良好としました)


カバーを付けて復元。

ちなみにオイルポンプのロータにエンジンオイルを適量塗っておかないと大変なことになります。
エンジン組み立て後、クランクシャフトを廻しても油密が保てず、オイルがポンプアップできずにエンジンが焼き付いてしまいます。
Posted at 2025/05/16 06:26:51 | コメント(1) | トラックバック(0) | WiLL Vi | 日記

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