タイトル通りです。
私の車両は2011年7月製造、11月登録です。ナビは未だ健在ですが、何かあった時では遅いので、ナビのHDDの予備を作りました。
正確に言うと、予備を作ってしばらくそれ(予備)を使用し、故障したらオリジナルに戻します。
俗にいう、HDDのクローニングです。
これは偉大な
先人(みんトモさん)のたつさん* さんがすでに
ココ で紹介されていますので、今回まったくNeuesはありません。申し訳ありません。
BMWのCICのナビはHDDは、SATAではなくIDEなので、そのあたりでたつさん*さんは苦労されました(他人事で申し訳ありません)。
手順としては
①内装を外してHDDを車両より取り出す。
②保存先のSSDを用意(SSDをアダプターでIDEに変換)
③コネクターで保存元(車両のHDD)と保存先(SSD)をPCにつないでクローニング
④車両に戻す
⑤パネルをもとに戻して終了
たったこれだけです。ディズ▲ーの最新のDVDのダビングよりはるかに簡単ですね。
ただ、文字にしてしまうとこれだけですが、いろいろな試行錯誤の末にたつさん*さんは成功されました。
私はこれをまねしただけ、言ってみればヤンチヒョルドをパクッタ?佐野研二郎さんと同じです(笑)。
では、ここらで手順です。
まずはパネルを外します。
最終的には上図の③のパネルを外したらHDDが取り出せるのですが、①を外さないと②が外せない、②を外さないと③が外せない、という感じなので、順に外しました。
2017年1月10日追記
このパネルはずしが一番ハードルが高いです。
①をはずさなくても、コツさえつかめば、②⇒③とはずせばパネルははずせます。
動画をアップしましたので、自己責任でお願いします。
VIDEO
やっと③のパネルが外せました。
③を外すとトルクすネジ(T8)が2個あり、これを外すとHDDが引き出せます。
ココで問題発生!手持ちにT10までしかなく、急遽近くのホームセンターにトルクスドライバー(T8)を買いに走りました。ここで27分ロスしました。
外したHDDです。
東芝のMK8050GACです。規格は現在主流のSATAではなく、一世代前の規格のIDEです。
2007年当時、全世界のナビ用HDDの85%は東芝製だそうです。つまり、その当時のHDDナビ(容量80GBのサイバーナビなど)の中古品を5000円とか10000円とかで購入してばらすと、この製品に出くわすことが多いということです。
ただ、パナのナビのHDDはロックがかかっているらしく、面倒です。
ということで、今回は私のヘンタイ道の師匠であるたつさん*さんに習って(猿まね)、mSATA規格のSSD(128GB)にアダプターを付けてIDEに変換して使用しました。
この方法は、たつさん*がトライアル&エラーで見つけられたものです。
いきなりクローニングです。
まずは上図の説明です。
①PC:Windows7 Home Premium
Core i3 2.40GHz 32ビット
②HDD:車両より取り出したHDD(東芝 MK8050GAC (80GB))
③SSD:Transcend SSD 128GB mSATA3 6Gb/s TS128GMSA370 (アマゾンで7480円)
変換アダプター:玄人志向 セレクトシリーズ mSATA SSD IDE変換アダプター KRHK-MSATA/I9(アマゾンで2052円)
④アダプター:GREEN HOUSE SATA/IDE-USB2.0変換アダプタ 2.5インチHD対応 GH-USHD-IDESA (アマゾンで2210円)
⑤アダプター:④と同じ
つまり、SSDはmSATAを使用し、変換アダプターでIDEにして、その状態で車両のHDD(IDE)を丸ごとクローニングしました。
SSDの容量は、オリジナルのHDDより容量が大きくないといけませんので128GBのSSDを使用しました。
エラそうに言っていますが、もちろんこのノウハウも、たつさん*さんが試行錯誤の末に入手された情報(手法)です。
クローニングに使用したソフトはAOMEI Backupper standard(無料ソフト)を使用しました。
たつさん*さんは最初は、clonezillaを使っておられました。これはブート用CDを作って、CDからブートさせるクローンディスク作製ソフトです。
ただ、たつさん*さんのその後のご報告で、AOMEI Backupmperでも認識するとの事なので、こちらの方がブート用CDを作らないでよいので楽チンなので、これにしました。
まずはソフトを立ち上げ、「クローン」を選択します。
この時点で、ちゃんと接続したCICのHDDと保存先のSSD(未フォーマット)が認識されています。
後は感覚的にできると思います。
「クローンしたいディスクを選択する」でオリジナルのHDDを選択し、「次へ」
次に「ソースのクローンを作成する宛先ディスクを選択する」でSSDを選択します。
そして「次へ」でクローニング開始です。
終了しました。
クローニングの工程自体は2時間はかからなかったと思います。
クローニングを見守っている途中で、嫁より「もやし買って来て」との勅命を仰せつかり、買いに行っている間に終わったので、クローニングにかかった正確な時間はわかりませんが、たぶん1時間40分くらいだと思います。
私の場合、CDをほとんどHDDに入れていないので、あまり時間がかかりませんでした。
(ほとんどはiPodで聞いているので)。
クローニング終了時の状態です。
44.7GBは余分な領域です(オリジナルは80GBで移植先のSSDは128GBなの48GB弱で余ります)。
最後に記念写真(証拠撮影)です。
ちゃんとSSDを認識しナビの地図画面を映表示しているモニターと取り出したオリジナルHDDを撮影しました。
全行程、ドライバーを買いに走った27分のロスも含めて3時間ちょっとでした。
また、コストは13952円でした。
たつさん*さん、本当にありがとうございました。
たつさん*さんによると、ごくたまにナビがSSDを認識せずにブラックアウトするそうですが、そのような場合はボリュームボタンを長押し(でのCICのリセット)ではなく、いったんイグニションをOFFにすることで、もう一度復活するそうです。
そのあたりも含めての、長期レポートは整備手帳で行います。
PS
今回、食卓テーブルにPCなどを広げて作業をしていて、夕食が近づいてきて早くかたずけるよう嫁に叱られたので、非常に焦って作業して、HDDからSSDへ直接コピーしました。いわゆるon the flyです。
本当は一度HDDをどこかに保存して(イメージ作成)おく方が、外したオリジナルのHDDが保管中に万が一ダメになっても安心でしょう、というご指摘をたつさん*さんから頂きました。
追伸
1月14日 地図データが全部飛びました。
しばらくしてエンジンかけ直したらもとに戻りました。
追伸(2017年1月9日)
HDDやSSDを移植したとき、装着してもHSS(SSD)を認識しないときがあります。ボリューム超長押し(感覚的には1分くらい長押し)してナビを再起動させても認識せず、数時間そのまま放置すると認識する場合があります。