『言の葉の庭』は
『秒速5センチメートル』など、
繊細な映像表現で人気を博す、
アニメーション作家・新海誠さんによるラブストーリー。
現代の東京を舞台に、
雨の日に出会った靴職人を目指す高校生の少年と、
年上の女性との恋の行方がつづられます。
夕立や天気雨など、
さまざまなタイプの雨をていねいに描き出し、
登場人物たちの心の変化や揺れを
本当にうまく表現していました。
映画を観終わったあと
雨の見方が変わると思いますね。
これわ。
監督は「3人目のキャラクターは雨」と
あるインタビューで言っていました。
そして
「どしゃ降りの雨と小雨では
コンクリートの地面の様子もだいぶ違うじゃないですか。
アニメーションはそれを改めて人の手で描くことで、
どういう雨が美しいと思うのか、
僕はこんなふうに世界が見えているんだよというのを、
作り手が1カット1カット、伝えることができるんです。
そして自然と観てくれる人も何か受け取ってくれる、
それが絵の力なんだと思います。
普段、あまりアニメーションを観ない人にも、
今のアニメってこんなに綺麗なの? と
単純に思ってもらえれば、それで十分なので、
多くの人に観てもらいたいですね」とも。
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映画 | 日記
Posted at
2013/06/30 17:21:42