J1・チャンピオンシップ準決勝「浦和 VS G大阪」と
まったく同じ時間に開始の
郷土史講座「道中日記と江戸時代の旅」。
宮代町郷土資料館まで行ってきました。
*****************************************************
●
特別展「道中日記~江戸時代の旅」に関連する講座です。
第1回目は宮代町に残る道中日記を使って江戸時代の旅を説明します。
第2回目は粕壁に関わる江戸時代の旅を説明する他、
粕壁宿の本陣や脇本陣、名主など粕壁宿の説明も行います。
第1回 江戸時代の旅と道中日記
期日 11月28日(土)14時~16時
講師 元宮代町史編さん委員(元白岡町史編さん室) 林貴史氏
第2回 江戸時代の旅を支えた人々-粕壁宿を中心に-
期日 12月12日(土)14時~16時
講師 春日部市郷土資料館 学芸員 榎本博氏
費用 参加回数に限らず200円(資料代)
*****************************************************
13時頃着。
まずは
特別展「道中日記~江戸時代の旅~」をチェック。
*****************************************************
▼江戸時代の旅の展示は平成11 年度に続き2回目となります。
前回の展示は百間村の清次郎さんの旅の紹介と、
旅道具や奉納された絵馬を展示しましたが、
今回の展示は宮代町に在住した人々の旅日記から江戸時代の旅を復元しています。
▼全部で9コースあり、伊勢参宮や西国33 箇所めぐり、熊野詣、金比羅山、
草津温泉、善光寺、出羽三山、松島、鹿島神宮、香取神社、房総方面など
日本各地に行っていることが分かります。
関係するルート図や往来手形、古文書、写真、観光絵図、御札、
旅道具なども展示します。是非、ご来館ください。
期間 10 月31 日(土)〜 12 月27 日(日)9 時30 分〜 16 時30 分
休館日 11月2・4・9・16・24・30日、12月7・14・21・24日
入館料 無料
*****************************************************
講師の林先生は、
「津波被災自治体文書」の復旧作業もされていて
釜石市役所の文書の復旧作業や、
最近では常総市の文書の復旧に
携わられています。
すばらしいと思います。
<MEMO>
・室町時代から
「象」は日本に来ていて、
江戸時代は2回、吉宗の時と文化・文政の時に来日。
象さんは
ベトナム、タイから長崎へ。
その後、安全な瀬戸内海航路を通り大坂へ。
大坂から江戸までは、象さん、徒歩です!
・江戸時代(1810年)に出版された
『旅行用心集』。
全61カ条からなりますが、これがまたおもしろい!
そして、いまでも役に立つ!!
わたし的には、『雑兵物語』(江戸時代に刊行された
「足軽」のハウツー本) 以来のインパクト!
・伊勢の「お蔭参り」には、
一銭も持たずとも行けた。
・「日本三景」は「お伊勢参り」
「坂東三十三箇所」「西国三十三箇所」「金毘羅様参り」などからは
外れてしまった場所を活性化するために設定された模様。
・「お伊勢参り」は現代で言うと
「世界1周旅行」のイメージ。
上位10%の農民(年収10両)が、一生で1回行ける。
・昔の宿場町で
「丁子屋」というお店があったら
当時からある古い店の確率高し。
・今でも宿場の名物(安倍川餅など)は
15時までに購入する方がいい。
江戸時代の人は15時以降は、もう移動しないところから来た名残り。
・江戸時代の人が持っていた服は、
2着。
だから旅行に服を何着も持っていくことはない。
汚れたら、洗って、翌朝までに乾かす!
いたってシンプル。
・江戸時代の庶民の旅行の中心は「農民」。
したがって、
旅行期間は農閑期。
道中日記は、正月行事が終わったあとの
1月中旬から始まるものが多い。
16時に講座が終わると
外は夕陽で輝いてました。
ブログ一覧 |
博物館 | 日記
Posted at
2015/11/28 22:53:22