「花」の美しさと、その力、
この映画で
見直しました。
戦国時代の権力者に対して、
「刃=力」でなく
「花=心」で“戦さ”を仕掛け、
見事に勝利を収める
主人公の池坊専好。
その奇想天外な活躍は
見ていてスカッとします。
花の力で世直しに挑んだ男の
痛快時代劇エンタテインメントでした!!
*********************************************
戦国時代末期、花と町衆を愛する風変りな男がいた。
男の名は池坊専好。
京都・頂法寺六角堂の花僧で、いけばなの名手だ。
専好がいけた松は、
岐阜城大座敷で権力者・織田信長の心を奪い、
豊臣秀吉、千利休をもうならせた。
この男、人の顔と名前を覚えられないうえに、
口下手である。
その上、秀吉や利休など超有名人の眼前でも
権力には全く興味なし!
花をいけることのみが彼の至福なのだ。
時は流れて・・・
愛息・鶴松を亡くして正気を失った秀吉は
圧政を敷いて、己に異を唱える者どころか
陰口を言った町衆にさえも残忍な粛清を始める。
死に追いやられた者の中には
ともに美を追い求めた友人・利休や、
専好を慕う町衆たちの姿もあった。
愛する人々を守る為、
そして、平和な世を取り戻すため、
専好は天下人・秀吉に対して一世一代の大勝負に挑む。
彼が手にしたのは刃(やいば)ではなく花だった・・・。
*********************************************
私好みの作品だなー、と思っていたら
エンドロールで
「脚本 森下佳子」の文字を見て納得。
私の好きな「包帯クラブ」
「JIN-仁-」
「おんな城主 直虎」 etc. (その他、もっと有名な作品もたくさんあり)の
脚本家さんでした。
(「おんな城主 直虎」のオープニングも
「花」「植物」がテーマでしたね)
『一輪にて 数輪に及ぶならば
数少なきは 心深し』
この映画で心に残った言葉です。
ブログ一覧 |
映画 | 日記
Posted at
2017/06/04 00:51:56