「彦部家住宅」と同じくらい長い間
行きたいところリストに入っていた
「曹源寺 栄螺堂」。
日本三さざえ堂の一つで
国の重要文化財です。

(その他の2つは
埼玉県本庄市・成身院 百体観音堂、
福島県会津若松市・旧正宗寺 三匝堂)
外観は重層の二階建に見えますが、
内部は三層構造。
堂内には
秩父、坂東、西国の観音札所計百ヵ寺の観音像を安置し、
右回りに堂内を一方通行で巡拝できます。
仏の前を右に三回周って退出する、
「右繞三匝(うにょうさんぞう)」という仏教儀礼を
建築構造に採り入れた大変珍しい建築様式で、
これを三匝堂といいますが、
この「さざえ堂」という呼び名は、
貝のサザエに似ているからとも、
三匝堂の呼び名が変化したものとも言われています。
最初に受付でご朱印をお願いし、
お参りします。
堂内の墨書も保存・修復されています。
多くの参詣者たちの
名前・住所・参拝日時などを書き記したもので、
最も古いものは寛政12年(1800年)のもの。
「さざえ堂」は、
江戸時代後期の東北~関東地方に見られた特異な建築様式の仏堂と
言いますから、
この年号も納得です。
最上階へ。
下まで見えるぅー。
江戸時代の人々の
観光施設も担っていた、さざえ堂。
さ、下りましょう。
ご朱印拝受。
西日を浴びてる姿も
美しい...。
さざえ堂を一回りすれば
百箇所の札所を巡った功徳を得られると言われていますが
観音様、よろしくお願いいたします...。
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神社仏閣 | 日記
Posted at
2020/11/01 12:08:11