「大宮神社」のあとは
全国で最大規模を誇る
「上総国分尼寺跡」を訪ねます。
上総の国分寺は、全国でも最大級の規模で、
国分尼寺は最大規模です。
まずは
国分尼寺跡の一角にある展示館へ。
しっかり学習したい方は、ぜひ
20分間の映像と、8分間のジオラマを使った説明を受けましょう。
仏教の伝来から(1000年もかけて日本に来た!!)、
「塔」の形式の変化、
なぜ国分寺・国分尼寺を建設したか、
なぜそれらは衰退したのか等についても
理解が深まります。
「上総」は「下総」の南にありますが
古代の東海道を見れば
京都に近いのは上総の方だとわかります。
現在の「市原市役所」と
「上総国分寺・七重塔」の比較。
谷津に挟まれた台地上にある様子が
よくわかります。
8分間のジオラマの最後の演出は、
他ではなかなか見られません!
柱をデコボコした礎石にぴったり取り付ける
「光付け工法」について学びました。
(歯医者さんの噛み合わせチェックで
行う方法と変わりませんね)
井戸跡に流れ込んだ土砂からは
当時の植生が推定できる植物遺体、
植物の実や種子、花粉などが
たくさん混じっていたようです。
屋外に出て
悠久の歴史を感じてみましょう。
以前、
「下野薬師寺跡」を訪れた際に
「回廊」の一部復元を見ただけでも
相当に気分が高まった記憶がありますが、
ここは、
「中門」と「回廊」が完全に復元されています!
「金堂跡」。
「講堂跡」「尼坊跡」を望む。
広大な敷地です。
「鐘楼跡」。
本来は「鐘楼」も復元するはずだったのですが、
バブルがはじけてしまい、実現せず。
んーー、残念無念。
ただ、天平瓦だけは製作済みだったので
令和元年房総半島台風で被害を受けた
「回廊」の瓦の修理に役立ったそうです。
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神社仏閣 | 日記
Posted at
2022/03/26 19:31:16