大慈寺(小野寺山 転法輪院 大慈寺)は
聖武天皇の737(天平9)年、
行基菩薩よって開山建立。
かつては、
広い敷地に七堂伽藍を備え
修行僧が何千人もいたそうです。
伝教大師・最澄さんがおいでになり、
天台宗の東国発展の基礎を築かれたお寺でもあります。
その折、全国6か所に建てようとされた
相輪塔の一つを境内地に建立されました。
さらに、
円仁さん(後の慈覚大師)が
9才から15才までの6年間にわたって
修行を積んだお寺、
4代住職になったお寺でもあります。
1200年以上の長きにわたり
使われている井戸!!
円仁さんが剃髪に使い、
さらに、その水を諸堂に献上したという「御霊水の井戸」。
お水は飲めるようなので、
今度は1200年以上湧き出る水を
飲んでみたいと思います。
この円仁さん、
世界の三大旅行記と評価されている
『入唐求法巡礼行記』を書いた僧侶として
世界的に知られています。
(ライシャワーさんの研究が、英語で発信されたことの貢献度は
計り知れないでしょう)
六歌仙の一人、小野小町も
こちらのお寺と関係あり。
ここ小野寺の地に、
小野小町が晩年を過ごしたという伝説が残されています。
老後、身を崩し
病にむしばまれた折、小町は大慈寺を訪れています。
自身の病の回復を願った際の、
薬師如来様との歌のやりとりが今も伝えられています。
一遍上人も訪れ、
さらに
小野寺家の祖、小野寺禅師太郎の父、
義寛公とのかかわりも深い寺院です。
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神社仏閣 | 日記
Posted at
2023/01/02 17:25:03