江戸時代に定められた日本の幹線道路で、
五街道に準ずる脇街道の一つ
「水戸街道」。
今回散策した「取手宿」は、
水戸街道・千住宿から5つめの宿場町。
805年、武蔵国から下総国府を経て
常陸国府に向かうように東海道の経路が
より直線になるように変更されたことが、
水戸街道の原形。
鎌倉時代もこの道筋を通りました(=鎌倉街道)。
水戸街道は、
江戸側の
千住宿と
松戸宿を経て
水戸藩の城下町である
水戸をつなぎ、
五街道と同様に道中奉行の管轄に置かれました。
(街道は行き先の名称を冠するため
水戸側では
江戸街道と呼ばれたそう)
江戸時代初期(1680年代)には、
我孫子・若柴間をより短距離となる道筋へ変更し、
現在のように
取手・藤代を通るように。
(かつては、八坂神社から南へ延びる道沿いが宿場町。
大洪水のために、利根川沿いに宿場町が
再形成されることに。
明治初期の実測地図には、まだその名残があり大感激!!
いまでは河川敷に)
八坂神社から、利根川への道。
確かに雰囲気がありました。

(陣旗には
「小堀(おおほり)の渡し」の文字。
乗りたかったけど時間がなく断念!)
とっても気持ちがいい、河川敷!
取手総鎮守の「八坂神社」は、
創建・寛永3(1626)年、
御祭神は素盞嗚命(スサノオノミコト)。
(鳥居の建立は宝永4(1707)年。
富士山が噴火し、宝永山のできた年)
珍しい、「釣りお守り」や「張り子のバスみくじ」、
「豊漁祈願の絵馬」なんかもありますねー。
もっとも古い燈籠は
社殿に一番近い寛保3(1743)年の銘のもの。
拝殿は、天保3(1832)年建立。
現在のご本殿は
明治36(1903)年に再建。
一間社流造、建物全体に精巧な彫刻が施されています。
社務所にて
御朱印拝受。
豪快で美しい!
もう一体は、
神社なのに「お不動様」⁇
きっと境外にあるのでお参りせねばと
宮司さんにお聞きすると......。
なんとそれは境内に!
ブログ一覧 |
神社仏閣 | 日記
Posted at
2023/03/12 18:26:34