（ちょっとワケありの...）奈良薬師寺 東関東別院「潮音寺」。

わたしの大好きな

奈良薬師寺の別院であることに加え、

毎年行われる「万燈会」の美しさから

ずっとお参りしたかったお寺さん、

「潮音寺」。





今回の「潮来ドライブ」、

最初の訪問地。





ご住職のやさしさが伝わってきますネ♪


特定の檀家を持たず、

葬儀をしない、

お墓も持たないお寺さん。





広大な芝生の空間が

とっても気持ちいいです。










令和5年　東日本大震災追悼法要「花あかり」。






８月に行われる「万燈会」は

本当に１万燈が献燈されます。







かつて16棟あった建物は

東日本大震災で

4棟を残し被災。（当然残った建物もひどく沈下していました）

土塀もすべて倒壊。

（ご本堂は木造と違い

コンクリート製で非常に重いので

ちゃんと上げられないようです）



当時も、それ以降も

この地区は

もっと積極的に報道されてもいいくらいの

ひどい状況。



お寺周辺の「日の出町」ほぼ全域が

地盤液状化現象で大きな被害を受けました。


それもそのはず。

日の出町の範囲を見ると

かつての湖の形、そのもの。



帰りに駐車場でお話させていただいた方によると

鹿嶋地域を開発した際の土砂を投入したそうです。



震災前の地下の水位は

なんと、「70cm」。


現在は地盤改良工事を実施したので

地下水位は「3ｍ」に。


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昭和25年（1950年）　干拓工事完成。

昭和43年（1968年）　「潮来町振興計画」で浪逆地区が中規模ニュータウンとして位置づけ。

昭和49年（1974年）　196haの造成工事完成。日の出1丁目から8丁目まで割り振られる。

昭和50年（1975年）　日の出4丁目に橋本登美三郎により慈母観音が祀られた水雲山潮音寺が建立される（一時期ロッキード観音とも呼ばれる）。
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昭和49年あたりですと

まだまだ地盤液状化への知見は

乏しかったでしょうね。


お寺もまだ復興の途中。

これからも応援していきます。





















（こちらのお寺、昔は「ロッキード観音」と呼ばれていて、
浅草寺の仲見世のようなものもあったとか。
なぜ「ロッキード観音」かといいますと、
発願された方が
地元出身の政治家「橋本登美三郎」（自由民主党幹事長、建設大臣、運輸大臣などを務めた）。
1976年、ロッキード事件の全日空ルートで、
運輸大臣在任中に全日空に有利な政策を導入するなど便宜を図った謝礼として、
元運輸官僚で天下り社長となった若狭得治率いる全日空幹部から
500万円を受け取った容疑で逮捕。
翌年、「潮音寺」にて信者ら約百人と先祖供養をしていた現場で、
ロッキード事件に不満を持つ男に刃物で左胸を刺されて軽傷を負う）

「橋本登美三郎」というお方、

調べれば調べるほど

なんやかんやある方です。（いい意味でも、悪い意味でも）



本堂裏にある

「旧所家住宅」に行きましょう。









土間と居住部が別棟となっている珍しい形式。










このあと、潮来と言ったらココ、の

「長勝寺」へと向かいます。

（源頼朝が文治元（1185）年、
武運長久を祈願して創建）