滝沢馬琴の生き方と
それを支えた周りの人たちが
本当に魅力的。
山田風太郎の小説
「八犬伝」を
役所広司主演で映画化した本作。
里見家の呪いを解くため
運命に引き寄せられた
8人の剣士たちの戦いを
ダイナミックに活写する“虚構”パートと、
その作者である江戸時代の
作家・滝沢馬琴の
創作の真髄に迫る“実話”パートを交錯させて描いています。
人気作家の
滝沢馬琴は、
友人である
絵師・葛飾北斎に、
構想中の新作小説について語り始める。
それは、
8つの珠を持つ「八犬士」が
運命に導かれるように集結し、
里見家にかけられた呪いと戦う物語だった。
その内容に引き込まれた
北斎は
続きを聴くためにたびたび馬琴のもとを訪れるようになり、
2人の奇妙な関係が始まる。
連載は馬琴のライフワークとなるが、
28年の時を経て
ついにクライマックスを迎えようとしたとき、
馬琴の視力は失われつつあった。
絶望的な状況に陥りながらも
物語を完成させることに執念を燃やす馬琴のもとに、
息子の妻・お路から意外な申し出が入る。
お路さん。
平仮名しか書けなかったのに
馬琴さんに怒られながらも
漢字を覚え、めきめきと腕を上げていきます。
(馬琴の作家生活に欠かせない存在になる
お路に対して
病床の妻の
お百が嫉妬し、
家庭内の波風は絶えませんでした)
滝沢馬琴のお墓は
文京区小日向の「深光寺」にあります。
(
「小日向」と聞くと、私はすぐに
慶喜さんを思い浮かべます。
そう、慶喜さんが晩年を過ごし、
没した場所です)
戯作者・馬琴の作品数は200数十種。
『南総里見八犬伝』は
106冊の長編です。
お路さんは
馬琴さんのお墓の後ろに眠っているそう。
必ずお参りに行きます...。
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Posted at
2024/11/14 22:12:00