「100年に1本の壮大な芸道映画」と原作者の吉田修一氏も激賞した本作品。いまだに壮大な大河ドラマを数本同時に観た感覚が残っています。心底、本物の歌舞伎を観に行きたくなる作品。歌舞伎の演目と役者の心情や想いがリンクしているのは想像できるのですが、『曽根崎心中』『二人道成寺』『鷺娘』、どれもしっかり観てみたい。あとであらすじを見てみると「なるほどなー」と納得。わたしが『鷺娘』の演技を観て心が震えたのも、納得。(映画では『鷺娘』がどんなストーリーかはまったくわかりませんでしたがワーッと涙があふれてしまいました)(上映時間:175分)