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レッズレノンのブログ一覧

2024年01月08日 イイね!

かつては「木綿」の代名詞だった「真岡」へ。

かつては「木綿」の代名詞だった「真岡」へ。
益子に行く途中などにも

何度も通っていた「真岡」

中心部に立ち寄ることはなかったのですが、

今回ゆっくり散策してその魅力にはまりました。



もっと早く散策しておくべきでした...。

(多くの古い建物が失われています)



ちょっと行田に似た雰囲気もあります。

(素敵な街並み、個性的な建物、かつての城下町、
歴史深い寺社 などなど)


まずは、

「久保記念観光文化交流館」





(美術品展示館)


久保貞次郎さん

美術界への貢献の大きさ(広さ)に

圧倒されました。









若き日の

池田満寿夫さんの姿も!(1957年)



「観光まちづくりセンター」



「久保記念館」

明治40年建築で

かつての「日本銀行宇都宮代理店真岡出張所真岡支金庫」



「真岡木綿」の展示。

かつて「真岡」といえば、

そのまま木綿の代名詞として通用した時期がありました。



丈夫で質が良く、

絹のような肌ざわりの真岡木綿

染上がりを際立たせる「晒し(さらし)」という

加工技術にも優れ、絶大な人気を誇りました。



江戸時代の文化・文政・天保の頃には

年間38万反を生産し、隆盛を極めます。

その当時、江戸の木綿問屋はこぞって真岡木綿を求め、

木綿仕入高の約8割が真岡木綿であったという記録があります。



かつてこの地区は、

1347年の真岡城築城に伴い建立された3つのお寺に囲まれた、

いわゆる門前町



大正・昭和の時代には、

料亭や芸者置屋などがあり、

華やかな賑わいを見せていた地区
でした。



しかし、時代の変遷とともに、

多くの建造物が失われていき、

明治、大正、昭和の古き良き時代を知る建造物は、

市所有の岡部記念館「金鈴荘」

先ほどの「久保邸」を残すのみとなっています。


ん-ー、残念!!





真岡に来たら

ぜひ寄りたかった「喫茶 恋とカセット」へ向かう

小道を歩いていると...。





やたらと心地いいし、

言葉では表せませんが

長ーい歴史を重ねてきているということが

肌感覚でわかる
のです。



「喫茶 恋とカセット」に着く

ちょうどその直前。


いま歩いてきた道が

とっても歴史のある

重要な街道だったことが判明!!



「白河の関」までつながります!



「白河の関」までつながるから

「関街道」!



昭和レトロ満載の店内

「喫茶 恋とカセット」



店内は

わたし以外は、若い女性10名ほどで

たくさん写真を撮りたかったのですが

遠慮しておきました。





「スパイシーナポリタン」(820円)、おいしいですよ!



歩いてきた道を振り返る。
(「桜川」の看板を右に折れます)





このあと、

100mほど南へ歩き

「海潮寺」へお参り。




「ケーキ&パン フジヤ」






(....続く)





Posted at 2024/01/08 18:20:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | 美術館 | 日記
2023年07月07日 イイね!

(続)「北斎の冨嶽三十六景 ―赤と青―」展。

(続)「北斎の冨嶽三十六景 ―赤と青―」展。




茂木本家美術館にて開催されていた

「北斎の冨嶽三十六景―赤と青―」展









肝心かなめの

「神奈川沖浪裏」

通称「赤富士」と呼ばれる「凱風快晴」

「黒富士」と呼ばれる「山下白雨」の3図

鑑賞の記録を残していなかったので

メモメモ。




まずは、「山下白雨」



白雨とは夕立のこと。



山頂は快晴、

山麓は漆黒の闇と

その中を強烈に走る稲妻。



お次は、「凱風快晴」



凱風とは南風のこと。



画面下には樹海、

空にはいわし雲。

富士の山頂には雪渓が残ります。



お次は、

現存する図は7点しか確認されていない

「青富士」と呼ばれる

「凱風快晴」の藍摺版



版木の擦り減り方から

「赤富士」のあとに刷られたようです。

(この版木は複製)





さてと。

いよいよご対面。


浮世絵を展示するために特別にデザインされた

「ギャラリー3」の奥に鎮座まします

「神奈川沖浪裏」



『富嶽三十六景』の中でも

やはり群を抜いています。

(版木の摩耗状態から見て、
当時から人気が高かったようです)



最初の印象は、

背景の色が「写楽」の

銀色交じりのグレーに似ていて

いかにも「曇天」「荒天」といった

図なんだなー、というもの。



そして

グレーの背景の中、

波のしぶきが

輪郭なしに

非常に多く描かれているのが

とっても印象的。


刷った当初の色で

ぜひぜひ見てみたいところ。

北斎の意図が見えてくるはず。



北斎が1803年に制作した『賀奈川沖本杢之図』
(同じ神奈川沖合の波と船という題材)


北斎が1805年に制作した
『おしおくりはとうつうせんのづ』。
(押送船と波という題材)




そして、1831年頃の作。

北斎さん、なんと71歳。

(本人は納得しないでしょうが)
常人から見れば、構図から何から
もう「極み」に達しちゃってます!)


cf.) ハイスピードカメラでとらえた波の写真。

北斎の、真実を見抜く目はもう、神レベル。



北斎は90歳で亡くなりますが、

そのときの様子は次のよう。

「死を目前にした(北斎)翁は大きく息をして
『天が私の命をあと10年伸ばしてくれたら』と言い、
しばらくしてさらに言うことには
『天が私の命をあと5年保ってくれたら、
私は本当の絵描きになることができるだろう』

言吃(ことども)って死んだ」。


最後に

図中の三艘の船の件。


これらは

押送船(おしおくりぶね)と呼ばれ、

江戸周辺で漁獲された鮮魚類を

江戸へ輸送するために使用されたもの。





帆走・漕走併用の小型の高速船なので、

浦賀奉行所などの警備船としても使用されたそう。

(1847年には、7隻の押送船が浦賀奉行所に配備。

黒船来航時にも警備に出動して、

アメリカ艦の艦載カッターを上回る高速性能を発揮




本展で

「ベロ藍」(プルシアン・ブルー)の美しさも

しっかーりと

己が眼と心に

焼き付けましたよ。




Posted at 2023/07/08 00:43:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 美術館 | 日記
2023年07月02日 イイね!

江戸の浪漫、感じまくり! 「北斎の冨嶽三十六景 ―赤と青―」展。

江戸の浪漫、感じまくり! 「北斎の冨嶽三十六景 ―赤と青―」展。
人間はやはり、

定期的に芸術作品に触れ

自分の感性に

刺激を与えてあげないといけません。



日々の忙しさに流されて

見失ってしまったもの、

見失いつつあるものが

確実に取り戻せます。



ではでは、

「茂木本家美術館」

浮世絵を展示するために特別にデザインされたスペース

「ギャラリー3」に入って、

北斎や彫師、摺師たちの

卓抜した技術


間近で鑑賞するとしましょう!

(フラッシュ無しの撮影は、なんとOK)



作品の保存のために

他のエリアとは

遮光カーテンで区切られ暗室となっており、

入室すると照明がつきます

(ただし、一つの図の前で立ち止まり
ずーーっと見入って鑑賞していると
照明が切れてしまうのが、タマニキズ...。)
最初はビックリ!)


「東京では、こうはいきますまい」といった

北斎ワールドを独り占めの贅沢空間!

(ここに住みたい...)




************************************************

「北斎の冨嶽三十六景―赤と青―」展

2023年5月17日(水)~7月2日(日)

本展で展示する《冨嶽三十六景》は、

葛飾北斎(1760~1849)によって描かれた

富士山を題材とする浮世絵で、

北斎の代表作ともいえるシリーズです。


出版当初は36図でしたが、

人気のため10図が追加され全46図となりました。


世界的名作で'Big Wave'として知られ、

新千円札のデザインになる「神奈川沖浪裏」

通称「赤富士」と呼ばれる「凱風快晴」

「黒富士」と呼ばれる「山下白雨」の3図は、

三役とよばれ、

本シリーズのなかでも

とりわけ芸術性の高い作品として評価されています。


本展ではこの3図のほか、

現存する図は7点しか確認されていない

「青富士」
と呼ばれる

「凱風快晴」の藍摺版も展示します。


今回は

「赤富士」と「青富士」を見比べてご覧いただく

貴重なチャンスです。


ドラマチックに赤く染まった富士と、

清々しく透き通るようなブルーの富士、


江戸のロマンを感じながら、

様々な趣向が凝らされた

《冨嶽三十六景》の豊かな世界を

どうぞお楽しみください。

************************************************



以下、

印象に残ったものの

ごく一部をご紹介。



「五百らかん寺さゞゐどう」




深川(江東区大島3丁目)にあった

五百羅漢寺の三階からの眺め。



螺旋状の階段を登ることから栄螺堂と呼ばれ、

その眺望は人気があったといいます。


人々の視線や手のしぐさ、

床の板目や屋根の勾配など、

西洋の遠近法でいうところの

消失点が富士に集中しているところは、

いかにも北斎らしい試み。


左端の老人が背負った風呂敷には、

山型に巴紋の永寿堂の家紋が。





これを見ているとき、

「なに、なに?」と目の前の参詣客の中に

自ら歩み寄ろうとしている自分がいて

一瞬、タイムスリップした感覚を味わいました。

(周りの喧騒も聞こえた感じ)


これも、

この静かな空間を独占できたおかげか??


(江戸名所図会「五百羅漢寺 三匝堂」を見ると
西側が田んぼで開けているのがわかりますね)


(絵本江戸土産の「五百羅漢さゞゐ堂」)



本所(ほんじょ)立川(たてかわ)

この図、初めて見るかも。

(あとから10枚追加で出版された「裏富士」だから)


線描の美しさに、お口あんぐり!

本当にきれいな線の数々!!






「従千住花街眺望(せんじゅはなまちよりちょうぼう)ノ(の)
不二(ふじ)」




「千住花街」とは、

「吉原」ですね、たぶん。




これも初めて。

「甲州(こうしゅう)三坂(みさか)水面(すいめん)」



この図、不思議ですよね?






先日、この現場に行きました。

「常州牛堀」






これ、昔の多摩川



「武州玉川」



昔の江の島






この図、お気に入りになりました!



「御厩川岸ゟ(おんまやがしより)
両國橋(りょうごくばし)夕陽見(せきようをみる)」



1日の仕事を終えて

家に帰るのでしょうか。


船の上の人物のしぐさが印象的です。


うっすらとピンク色の夕陽に染まった

向こう岸に見える窓の明かりに

心が惹かれますー。



昔の「佃島」

佃煮発祥の地。

家康公ゆかりの地でもありますね。



「武陽(ぶよう)佃嶌(つくだじま)」




これは、昔の原宿周辺!!



「隠田(おんでん)(の)水車(すいしゃ)」



ここ、なんと

東京ドームのすぐそばですよ。





「礫川雪(こいしかわゆき)ノ(の)且(あした)」





ここ「ギャラリー3」の奥には。



北斎、最高傑作の



あの図がっ。





(...つづく)



Posted at 2023/07/02 18:45:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | 美術館 | 日記
2023年07月02日 イイね!

「茂木本家美術館」、いざ入館。

「茂木本家美術館」、いざ入館。



千葉県野田市にある

茂木本家美術館(もぎほんけびじゅつかん)。

開館は2006年1月。







キッコーマン創業家(高梨・茂木一族8家)である

茂木本家の第12代・茂木七左衛門が収集した

美術品を展示しています。









略称は MOMOA (MOGI-HONKE MUSEUM OF ART)

かつて茂木本家が使っていた「くしがた」を

現代風にアレンジしたロゴ。



「くしがた」のマークは、

茂木本家の商標の1つ。

(今から10年前、「野田市郷土博物館」で写真を撮っていました!!)














主な所蔵品には

葛飾北斎「富嶽三十六景」歌川広重

喜多川歌麿などの浮世絵500点や、

横山大観、小倉遊亀、中島千波などの日本画。

梅原龍三郎、和田英作、絹谷幸二などの洋画、

高村光雲、平櫛田中の彫刻など。

その数は総計で3700点にも及びます。



横山大観「霊峰不二」


梅原龍三郎「鯛」

筆を使わず

チューブから直接キャンバスに絵の具を絞り出して

描かれたもの。



この作品のために

本美術館は作られました。

(生で見ないと、その迫力は伝わりません!!)





これら、カエルの2作品。




非常に精細。緻密。

気に入りました!



富士山を描いた

さまざまな作品を展示している「ギャラリー1」



天井の窓は

富士山と筑波山を結んだ線と並行に切られており

「富士山軸」と呼ばれています。



松本哲男「一宇一月明」

冬の山梨県忍野村に滞在した作者が

月明かりに浮かぶ富士山に感動して描いたもの。

銀河に浮かぶ星々の瞬きを背景に、

富士山が地上と天空をつなぐ、壮大な風景画!





「コラムコート」へ。





白い円柱(コラム)が並ぶ美しい空間で、

部屋の中心と

茂木本家の稲荷神社(あとでお参りします)の

中心が一致して、

土地の今昔が精神的につながっています。







庭に面した椅子に座ると、

左右のコラムの効果もあり、

眼前の景色を独り占め。

(美術館HPより)








開館時間は 水曜日から日曜日

午前10時から午後5時(入場は4時まで)。

夏季と冬季には長期休館。


余裕をもって観覧できるように

定員・事前予約制ですが、空きがあれば予約なしでも入れます。



(つづく...)



関連情報URL : https://www.momoa.jp/
Posted at 2023/07/02 13:04:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | 美術館 | 日記
2023年06月30日 イイね!

キッコーマン創業家の一つ、「茂木本家」が開館した美術館へ!

キッコーマン創業家の一つ、「茂木本家」が開館した美術館へ!


「茂木本家美術館」での

「北斎の冨嶽三十六景―赤と青―」展

7/2(日)までなので

拝観してきました。






事前に予約した時間より早く着いたので

周辺をお散歩。







この辺りは

何十回もクルマで通っていますが

茂木本家周辺を散策するのは初めて。



すんごく、いい雰囲気。



「茂木本家」の蔵ですね。





こちらは、

「茂木七郎治邸」の蔵。



角を

西に向かって左折。



これまた、いい雰囲気の道が出てきた。











上の建物のお向かいは

「キッコーマン新研究開発棟」

おしゃれな建物。





奥に見えるは

「亀甲萬琴平神社」

(キッコーマンの企業神社。
毎月10日のみ一般参拝が可能。今度来よう)



さて、と。

やって来ました

お目当てのベーカリー

「Chocotto」



今回のメインテーマは

北斎さんなので

あくまでも下見、下見。





ここも、本当に

すばらしい雰囲気!!



中に入ってしまうと

出てこれなくなるので

ググっと我慢、ガマン。



いい場所見っけた。次回はじっくり中を拝見。





後ろ髪がぐいぐい引っ張られてますが

13時予約の

北斎の「冨嶽三十六景―赤と青―」が待っています!



「神奈川沖浪裏」はもちろんのこと

通称「赤富士」と呼ばれる「凱風快晴」

「黒富士」と呼ばれる「山下白雨」の3図を

一気に見られますし、


現存する図は7点しか確認されていない

「青富士」と呼ばれる

「凱風快晴」の藍摺版も展示されています!


「赤富士」「青富士」

並べて見られる、またとないチャンス。








(...つづく)



関連情報URL : https://www.momoa.jp/
Posted at 2023/06/30 20:20:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | 美術館 | 日記

プロフィール

「栃木蔵の街「巴波川」ウキウキ散歩。 http://cvw.jp/b/861852/48629524/
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