
昔から
益子は何度も行ったことがあるのに
なぜか、『笠間』を訪れたことは
ありませんでした。
先日、西山荘に行く時
笠間のあたりの国道50号線を
東に向けて走っていたら
私の好きな風景だったので
一発でこの地が好きになりました。
“気持ちのいいなだらかな道路。
両脇には
広々とした田園風景。
その向こうには
穏やかな稜線の山々。
よき『里山』の風景です”
まずは、ここにもあるの? の
出雲大社へ。
島根県の出雲大社と
長野県の諏訪大社を結んだ直線上に建てられています。
しめ縄の重さは、約6tですと。
大鳥居は、ここ笠間で採掘される
「稲田御影石」。
「稲田石」の特徴は、その白さと硬さにあり、
とくに美しく輝くその白さは世界中の花崗岩の中でも
トップクラスだそうです。
迎賓館や日本銀行本店、最高裁判所、広島原爆慰霊碑、
国技館、昭和天皇陵など多くの歴史的な建造物にも使用されています。
拝殿脇からの眺め。
あ~、すばらしい。
お次は、そばにある
『稲田禅房 西念寺(稲田御坊)』へ。
建保2年(1214年)に親鸞さんが
この地に草庵を結び、
『教行信証』の制作を開始し、草稿本を撰述したと伝えられます。
つまり、ここが「浄土真宗」発祥の地。
約20年、ご家族とともにお住まいになっていたようです。
笠間にこんな場所があったとは...。
茅葺きの山門。
鎌倉~室町期の建設とされています。
この山門、気に入りました!
ご本堂。
「樹齢800年の巨木」って、これかな?
塀の向こうに見える田んぼで
親鸞さんがお米を育てていたとのこと。
想像力が刺激されまくりです。
草庵の庭前に
親鸞さんがお手植えになったと伝えられる「お葉付き銀杏」。
「西念寺」さんには、
他にも紹介したいことがたくさんあるのですが
多すぎるので、次行きます。
『春風萬里荘』
陶芸、料理、絵画など多方面に才能を発揮し、
「万能の異才」とうたわれた北大路魯山人が住居としていたものを
昭和40年に北鎌倉から移築したものです。
館内には、魯山人遺作の名品が展示されています。
屋外には、京都龍安寺を模した石庭、もみじ園、水蓮の池、
魯山人設計の茶室などがあります。
「おせん」というドラマのロケにも使われたようです。
「館内撮影禁止」が残念。
たっぷ~り時間をかけて拝見しました。
たくさん拝見して
お腹がすいてきたので、
『春風萬里荘』から少し走ったところにある
『森のCafe さりょう』で遅い昼食。
実は、笠間を訪れるにあたって
観光協会のHPとかを見ていて
一番気になっていたのが、ココ。
坂本九さんが疎開していた家。
九ちゃんは2歳から小学校1年までの間、この笠間の家で育ち、
歌手になって歌を歌うときには、
幼い頃に母の膝の上で見上げた
笠間の夜空を思い浮かべていたといいます。
結婚式も笠間稲荷神社で挙げ、
その後、市内のパレードもしたそうです。
(実は、さきほどの西念寺さんの裏山を登っていて
田園風景を眺めていたら
なんと、突然「上を向いて歩こう」のメロディーが
流れてきたので
時計を見たら正午でした。
そう、笠間の街に流れる有線放送の時報には、
九ちゃんのメロディーが流れているのです。)
28年前の8月12日は、決して忘れません。
亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。
その後、「大石邸跡」に寄って
「笠間稲荷」へ。
Posted at 2013/09/21 23:58:35 | |
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