
我が家の
夏の恒例行事、
『親子科学教室』。
(
昨年 はこんな感じ)
********************************************
『NPO親子科学教室
タネと発芽・煮干しの解剖』
共催:NPO埼玉たのしい科学ネットワーク
ハトのエサの中にはいろいろなタネが入っています。
さて、どのタネが発芽するでしょう。
台所のタネはどうでしょう。
煮干しは知ってますか?
煮干しって簡単に解剖できるんです。
生じゃないから血は出ないし、
しかも内臓や体のつくりがちゃんとわかります!!
2つの標本で、自由研究もバッチリです。
********************************************
【受講料】1,600円。教材費別途 500円。
【定員】20組
◆ 午前 10:00〜12:00
ハトのエサに入っているタネの種類を調べて標本を作ります。
続いて、その中でどんなタネが発芽するか調べます。
さらに台所のいろいろなタネの発芽についても調べます。
◆ 午後 13:00〜15:30
煮干しを解剖します。
心臓をはじめいろいろな内臓から筋肉、神経まで取り出して、
標本を作ります。
さらに、魚が食べているプランクトンも観察します。
一日を通して、子供たちはもちろん、
大人の方でも驚くことが多いと思います。
作った標本はそのままお土産になり、
夏休みの自由研究にも役立ちます。
今回も、会場は
なじみの文教大学。
午前の部のテキスト。
ハトぽっぽのえさ。
意外といろんな種類のタネが入っているようです。
下段真ん中が「コーリャン」。
初めてちゃんと見ました。
...... 全部で12種類入ってましたー。
このハトのエサに水をやると
さー、はたして芽が出るのかッッ??
答え:出ます。
ただし。
「麻」は、たまーに発芽しかかるものもあるようですが
伸びずに枯れてしまいます。
栽培されちゃうと、タイヘン困ってしまうので
麻は『熱処理』されています。
ではでは。
台所にある「タネ」は水をやると
発芽するんでしょうか?
キュウリのタネは蒔いても発芽しません。
ヒトが食べる段階ではキュウリは
全然熟してないからです。
熟したキュウリをスライドで見ましたが
まーー、でかくなりますヨ。
イチゴの表面についてるタネ。
あれは発芽します!
お米は「玄米」なら芽が出ます!
午後の部は、いよいよ煮干しの解剖!!
煮干しの原料、カタクチイワシの
成長過程。
稚魚は「しらす」ですね♪
んで、「煮て」から「干す」から煮干し。
ということは、「イカ」の煮干しやら
「アジ」の煮干しやら、
いろんな種類の煮干しがあります。
(イカの煮干し)
さぁ、2種類の煮干しが配られました。
頭と胴体を手で分けて...。
頭の上から、これまた手で
タテに2分割すると...。
ハイ、脳みそ出ました。
(カタクチイワシくん、怒ってます...)
先生方にも見ていただきながら
着々と解剖作業は進んでいきます。
エラのすぐ後ろに「心臓」。
新鮮な酸素を取り込めますね。
エラからはアンモニアを出すそう。
背骨の下には黒い管がありましたが
これは血が固まり黒くなった血管。
背骨にがっちり守られてます。
背骨の上には、細ーい糸状のものも見えます。
これは、脳から続いていますが、
「神経」です。
煮干しの解剖で
神経まで確認できるとはっ!
これには驚きました。
脳の後ろには「耳石」。
身体の傾きなどを感知します。
その断面は木の年輪のような同心円状のもので、
1日に1本が形成されるそう。
これは日輪(にちりん)と呼ばれ、
年齢推定を日単位(!!)で行うことができます。
何を食べていたかも、耳石からわかるんだそうです。
煮干しの「筋肉」だけでだしを取れば
最高のだしになるようなので
いつか食してみたいです。
(筋肉には「うまみ」成分が満載)
最後は
『チリメンモンスター』探し!
これがまた、楽しい!
ヘンなの、いるいる!!
本日「煮干しの解剖」をご指導いただいたのは
小林先生。
『煮干しの解剖教室』のご著者です。
さっそく購入しようと思います!
ご指導、ありがとうございました。
帰りの駅までの途中、
大学のそばにあった
「大房稲荷神社」にお参り。
次女は来年、中学生。
「親子科学教室」は
今年で最後になるのかな~。
Posted at 2016/07/23 23:10:38 | |
トラックバック(0) |
体験学習 | 日記