「二荒山神社」から「東照宮」へ。
現在は55棟の建物があり、
そのうち8棟が国宝。
34棟が国の重要文化財に指定。
「黒田長政」奉納の「
石鳥居」が見えてきました。
湿度によって色が変わる「照降石(てりふりいし)」。
「五重塔」。
「表門」。
上・中・下の「三神庫」を右手に見ながら。
「神厩舎」。
毎日、本当のお馬さんが来ます。
昔から
猿が馬を守るとされているところから、
長押上には「猿」の彫刻が8面あり、
人間の一生が風刺されています。
「三猿」。
「御水舎(おみずや)」。
かつては
サイフォンの原理を利用して
水が絶えないようにしていたそうです。
「輪蔵」。
「鳴龍」で有名な「本地堂」へ。
入り口でお坊さんが
外国の方々に「どちらから?」と英語で聞いていたので、
「コミュニケーションのためかな?」と思っていましたが
中では、それを受けてか
「日本語・スペイン語・英語」で流ちょうに
「鳴龍」の説明をされていました。
まーー、お坊さんの説明が面白いこと。
綾小路きみまろ、と
海老一染之助・染太郎 を合わせた感じ。
「今日はお客様の反応が大変良いので
いつもより2回も多く、拍子木を鳴らしましたぁ~~」
「拍子木」で「?」になった方もいるかと思いますが
25年ほど前に
「仏さまの前で、みんなが手をパンパン鳴らすのは
失礼ではないか」という声が上がり、
それ以来、拍子木を使うようになったのだとか。
(そうそう、ここは実は「薬師堂」なのです。
いまだに「輪王寺」に所属するか、
「東照宮」に所属するか決まってないようです。
たしかに、「輪王寺」さんのHPの境内図を見ると
「うちのもの」という主張が感じ取れますネ...)
私が小学校の修学旅行で来たときなんかは
みんなで「拍手乱れ打ち!!」で
パンパン、手を叩きまくってましたがねー。
しかしまあ、
本当に龍の頭のところだけ
反響音が違ってて、
何度聞いても美しい音ですね。
さぁ、いよいよ
修復されたばかりで金ピカの「陽明門」へ。
3年9カ月におよぶ修理を終えて
その姿を現した「陽明門」ですが、
当初の工期は6年で
2013年7月着工。
(40年ぶり、21回目)
でも、
2017年3月10日には修理を終えて
お披露目されました。
家光さんが行った
東照宮・寛永の大造替では、
わずか1年5カ月で、
計35棟の建て替えと新築を行ったというから驚きです。
では、
初代の「東照宮」(の一部)はどこにあると思いますか??
なんと、群馬県にあるんですヨ!!
「眠り猫」って
こんな場所にあったんだー。
今回でやっと境内すべての位置関係を
把握しました。
猫の裏側には「スズメ」さん。
この「坂下門」をくぐって
207段の石段を上ると、
....... そこは「奥宮」。
「拝殿(銅板の上に黒漆塗り)」と
「鋳抜(いぬき)門」、
そして、「御宝塔」。
「叶う杉 (かなうすぎ)」。
「奥宮」から戻ってきて
「御本社」へ。
「唐門」。
上野の東照宮にもあった
「昇龍」と「降龍」の彫刻、発見。
「拝殿」に上がらせていただき
拝殿内の説明を受け、お祓いまでしていただきました。
(昔だったら、御三家しか入れなかった。
「奥宮」は、将軍しか拝殿に入れなかった)
拝殿内右側にある
「将軍着座の間」は必見です!!
(折り上げ格天井が、ナント二重に)
川越・喜多院の
「家光誕生の間」と同じ雰囲気を感じます。
(威厳を通り越して、神々しい!)
「表参道」のスタート地点には
ひっそりと
「日光火之番 八王子千人同心 顕彰之燈」が。
戊辰戦争の戦火から
日光を守った
板垣退助さんにも感謝です。
Posted at 2017/07/29 23:53:13 | |
トラックバック(0) |
神社仏閣 | 日記