「鎌倉殿の13人」、
全成さんの最期は
とても衝撃的で印象的なシーンでしたね。
オンエア上は約3分のラストシーンですが
その撮影には
約6時間を要したそうです。
もちろん、雨や風などはCGなし!!
この場所が
家から車で3時間もかからないところにあるなんて。
行かないわけがありません。
(全成さん最期の地「大六天の森」に行くには、
「旧大羽小学校(友愛作業所)」の駐車場を
利用します)
この橋、すれ違いはできません。
雲が多めの青空、超気持ちいーー。
この地図さえあれば、迷うことはないですよ!!
「大六天の森」の場所を調べていると
なんと、私の大好きな古社
「綱神社」「大倉神社」(どちらも国の重要文化財)や
「地蔵院本堂」のそばにありました。
(「綱神社」は1194年、宇都宮朝綱が創建。
『吾妻鏡』によると、謀反を企てたとして捕えられた全成は、
宇都宮朝業(頼綱の弟。北条時政の娘婿で宇都宮氏五代当主)に預けられ、
常陸国に流されました)
以前、上記寺社を参拝のため
すぐそばまで来ていて
これには、本当にびっくり!
この周辺は行ってみるとわかりますが
とってもいい雰囲気。
なんでこんなのどかなところに
ぽつりぽつりと
重要なお社やお堂があるのだろう、と不思議に思うこと
間違いなしです。
(全成さん、常陸国に流されたとはいえ、
決して軽んじられてはいなかったことがわかります)
さてさて
「友愛作業所」を出て左折し、
最初の角を左に曲がると
登りの坂道。
突き当たったら、右!
この看板を見たら右!
周辺の美しい景色!
この、
とう「もこ」ろし畑を抜ければ......
歩きながら
心を整え
着きました。
全成さんは
建仁3年(1203年)5月19日・子の刻(午前0時頃)、
5月25日に常陸国に配流、
6月23日、頼家の命を受けた八田知家によって
ここで誅殺されました。
享年51。
思っていたより
暗い印象は受けません。
きれいに整備されていて
全成さんを敬う気持ちが伝わってきます。
ここには
阿野全成のものと
従者のものとされる
2つの五輪塔が残されています。
「誰も恨んではいけないよ」
彼の謙虚さと
優しさが伝わる
五輪塔...。
時の流れに埋まっていく、記憶のかけら。
全成さん最期の地、「大六天の森」。
そこは、宇都宮氏三代当主・朝綱の隠棲地。
宇都宮家の菩提寺や
宇都宮家累代のお墓がある集落に、
ひっそりと
たたずんでおりましたヨ...。
(ちなみに、八田知家さん。
お姉さんは、源頼朝の乳母のひとりである寒河尼。
そして、小田氏の始祖であり、小田城の築城者でした!!)
Posted at 2022/08/22 18:40:45 | |
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