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レッズレノンのブログ一覧

2024年06月30日 イイね!

民俗学の父・第二の故郷「柳田國男記念公苑」。

民俗学の父・第二の故郷「柳田國男記念公苑」。

日本の民俗学の父・柳田國男は、

13歳の時から約3年間

多感な少年期を利根町布川で過ごしました。




「柳田國男記念公苑」は、

國男が少年時代を過ごした

旧小川家の母屋

土蔵(資料館)で構成されており、

さまざまな著作物や文書等を展示しています。




兵庫県福崎町に生を受けた國男を

利根町に結びつけたのは、

布川出身の医師で、

当時千葉県検見川で医院を開業していた海老原精一でした。



精一の妻・としは、

布川の医師・小川東作の三女でしたが、

明治15年、義父である東作が45歳で若死にしたために、

妻の実家の窮状を案じた精一が、

自分の病院で代診をしていた

國男の長兄・松岡鼎

小川邸内の離れに住まわせ「済衆医院」を開業させました。



これは鼎にとっても好機の訪れで、

経済的にも自立した鼎は、

まず弟の國男を引き取り、


次いで両親と下の弟の静雄(後に軍人・言語学者)

輝夫(後に日本画家・松岡映丘)も呼び寄せました。







國男は、体が弱かったことから、

鼎の方針で学校へは行かずに、

裸で野山を駆けめぐり自由な暮らしをする反面、

代々学者の家系であった小川家の土蔵に納められた

万巻の書物を読みあさるという、

実に両刀使いでした。







これが播州の三木家に次ぐ、

いわゆる「第二の乱読時代」で、

日本民俗学の手引書的存在となった

『利根川図志』(赤松宗旦著)に出会ったのも、

この土蔵の中でのことです。







小川家の祠での神秘体験

徳満寺の「間引き絵馬」に触れた時の衝撃など、

布川での様々な体験

後に民俗学の道に駆り立てて行ったと言われ、

それ故に利根町は「第二の故郷」と位置付けられています。





國男少年ゆかりの土蔵!





國男少年

何度も開け閉めしたことでしょう。

















この生家の間取り

國男さんにも

暗い影を落としたのでした...。





















柳田國男

島崎藤村の親友。

「椰子の実」

國男が実際に体験した話をもとにしています!!



田山花袋もご親友。
























さぁて、

いよいよ、

土蔵脇の祠へ。




小川家の祠は明治14年から15年頃、

当主の東作が祖母の屋敷の神様にお祀りし、

その長命にあやかろうと

日頃から愛玩していた玉を御神体としたもの。



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由来のことは知らずに、

いたずら盛りの國男少年は

家人の留守を見計らい

石の扉を開けて見た



ところが予想もしなかった綺麗な玉が入っていたのに驚いて、

興奮のあまり気が遠くなってしまった


よく晴れた青い空を見上げたところ

数十の星が見えたという。



その時突然にピーッとひよどりが鳴いて通った。

その拍子に身がひきしまって人心地がついたという。



後年、あの時ひよどりが鳴かなかったら

気が変になっていたかも知れないと、

異常心理について振り返り、

そうした境遇に永くいてはいけないという

暗示だったのかも知れないと述べている。


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土蔵の中に展示してあるレプリカ




このあと、

「利根町立歴史民俗資料館」

本物の「球」とご対面することとなります...。





Posted at 2024/06/30 14:17:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 博物館 | 日記
2024年06月23日 イイね!

聖武天皇・第三皇女(松虫姫)ゆかりのお寺「松虫寺」。

聖武天皇・第三皇女(松虫姫)ゆかりのお寺「松虫寺」。
「松虫寺」の創建は

奈良時代の天平15(743)年

聖武天皇僧行基に命じて

創建されたと伝えられています。












「マツムシコーヒー」方面を望む)










アジサイがきれいなお寺です。



(ここに来る途中にも「あじさい通り」という
両脇に色とりどりのアジサイが咲いている
道路を通ってきました)



寺伝によれば

聖武天皇の御代

皇女・松虫姫(不破内親王)が重い病を患われ、



不思議な夢のお告げにより

下総に下向



萩原郷に祀られていた薬師仏に祈ったところ

病気は平癒


重患平癒したことを喜ばれた天皇は

僧行基に命じて

七仏薬師を謹刻するとともに一寺を建立



姫の御名から松虫寺と名付けられました





自分史上、

最弱の撞き方、最小の音量で

静か―――に

ありがたく

鐘を撞かせていただきました。



現在のご本尊は、

平安後期に改刻された

七仏薬師群像


藤原彫刻の特色を伝える優像として

昭和34年に国の重要文化財の指定を受けました。



(現在は保存庫としての役割を担う
「瑠璃光殿」
木造薬師如来像7躯は安置)


「仁王門」「薬師堂」

江戸時代の享保3(1718)年

八代将軍吉宗公の援助を受け

江戸板橋の大工・源太夫によって改築。





「六所神社」







「薬師堂」の裏手にある

「松虫姫御廟」は姫薨去の際、





遺言によりご遺骨を分けて

埋葬されたもの
と伝えられています。









「松虫姫神社」へ。







姫君をお祀りするのにふさわしい

華やかさ。









境内の老銀杏は、

松虫姫帰京の際に記念として

寺庭に挿していかれたものが根付いたものと言われ、

姫君の伝説を今に伝えています。




***********************************************
【松虫姫伝説】

聖武天皇の皇女松虫姫は難病にかかり、
手の施しようがなく、病臥の日を送っていた。

ある日、下総萩原の薬師如来が姫の夢枕に立ち、
「東国に下向して祈れば難病もよくなるだろう」との
お告げがあった。

そこで天皇は姫を牛の背に乗せ
行基を随って下総に向かった

下総の印旛にある萩原の地に着くと、
夢に見た薬師堂が在り、姫は祈りを捧げ、
ついにその病に打ち勝ったとされる。

帰京の際、
姫と一緒にやってきた牛は姫だけが帰って行くのを悔やみ、
池に身を投げてしまった

その池は牛むぐりの池と呼ばれ、
今でも存在する。
***********************************************


「松虫寺」に来る途中

「牛むぐりの池」の脇を通りましたが

その名前、その周辺の雰囲気から

「これは何か歴史がある」と感じていましたが

その通りでした。







「マツムシコーヒー」の駐車場が見えます)



松虫姫の乳母・杉自(すぎじ)ゆかり

「杉自塚」へ向かいます。



この雰囲気に

圧倒されます。



歴史の重さ

のしかかってくる感じ。









松虫姫の乳母・杉自

姫が病癒えて奈良の都へ帰っても、この地に残り、

文字や養蚕、はた織り、裁縫など都の技術を里人に伝え

したわれ没後、村人はここに塚を建て偲んだ



乳母の気持ち

村人たちの気持ち

そして松虫姫のお気持ちにも

思いを馳せ、

この1300年弱のときを積み重ねた空間

ひたすら味わっていました......。





このあと、

利根町へと向かい

柳田國男が少年時代を過ごした「柳田國男記念公苑」

「利根町立歴史民俗資料館」に向かいます。


(少年・柳田國男に神秘体験をもたらしたという、
あの有名な「きれいな玉」の実物(しばらく動けなくなったそう)を
資料館で見てきましたヨ!!)





関連情報URL : https://matsumushi.com/
Posted at 2024/06/23 12:13:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | 神社仏閣 | 日記
2024年06月22日 イイね!

古刹「松虫寺」の真隣にある「マツムシコーヒー」。

古刹「松虫寺」の真隣にある「マツムシコーヒー」。

2021/10/4 発売の

『森のカフェと緑のレストラン(ぴあMOOK)』

表紙を飾るこのカフェ。





気になりますよね、 

カフェ好きなら。



行きたくなりますよね、

カフェ好きなら。



で。

行きました。



途中、めちゃくちゃ渋滞していたので

回り道をして

11:40頃着。











手作り感満載の

いい雰囲気!















美人席!





こちらの席で。







クラブハウスサンドをいただきます。



オーダーが入ってから焙煎しているので

コーヒーの香りも味も最高!

(ただし、時間はかかります)


クラブハウスサンドも

めちゃうま。



店主さんには

クルマ(ビートルに乗っていたそう)の話

バイクの(整備の)話

コロナ禍のお店の様子、などなど

たくさんのお話を聞かせていただきました。

(ちなみにこの建物、元は工務店!)


ありがとうございました!




お隣の「松虫寺」

たいへん由緒あるお寺で、

アジサイも見ごろでした...。




Posted at 2024/06/23 00:33:13 | コメント(1) | トラックバック(0) | カフェ・喫茶店 | 日記
2024年06月09日 イイね!

ようこそ、至福の竹林ラビリンスへ。(カフェ・ギャラリー編)

ようこそ、至福の竹林ラビリンスへ。(カフェ・ギャラリー編)見渡す限りの竹林で

非日常体験ができる

「若竹の杜 若山農場」



朝早めに出て

何も食べていなかったので

着くや否や、

まずは「若竹の杜 Cafe & Restaurant」へ。



しっかり食べようと思っていましたが、

平日、土日・祝日とも

ランチタイムは 11:30~14:30

現在の時刻は、10時過ぎ。





「宮っ子たまごのプリン」

ドリンクセット(880円)をチョイス。











受付脇の「ショップ」をのぞいてから

受付へ。











「若山農場」は、

日光連山を後ろに控える宇都宮市北部で

24ヘクタール(東京ドームドーム5個分)ほどの

圃場
を有しています。





竹林散策のあとは
竹の生態や、今と昔のくらしの中での利用を伝える「ミュージアム」
芸術作品へと昇華した竹工芸作品を身近に見られる「ギャラリー」へ)



この地で

親子三代にわたり百余年、

「農業とは土づくりにあり」の言葉を信条に、

自然循環型農法を心がけ筍と栗を中心に作り続けている

「若山農場」



代々竹と土に向き合ってきたところ、

竹が使われない時代となり、

気がつけば他には見られない希少な空間となっていました。



そのため

多くのロケ地として使用され、それが話題となり、

今では「竹を身近に感じてほしい」という思いで

開放されています。

 









2Fの「ギャラリー」へ。









帰りは

受付横の「ショップ」でおみやげを購入。



「御栗(おくり)」

わが家の栗評論家(?)である

奥さまも絶賛のおいしさ。(少々お高いですが)

(4個入りを購入)


*****************************************
農場で採れた栗や国産和栗を使い、
栗そのものの風味を楽しんで頂けるお菓子を作りました。
1粒ずつ手で刳りぬいた栗
ほんの少しのお砂糖を加え練り上げた、
自然な甘みをお楽しみいただける和菓子となりました。
*****************************************









一歩、竹林に入れば、

そこには

降り注ぐ緑の木漏れ日と

笹鳴りの音



癒しの光と音に包まれながら

都会の喧騒を忘れ

至福のひとときを

のんびりと...。


皆さまも、ぜひぜひ。



Posted at 2024/06/09 14:58:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | カフェ・喫茶店 | 日記
2024年06月09日 イイね!

ようこそ、至福の竹林ラビリンスへ。(後編)

ようこそ、至福の竹林ラビリンスへ。(後編)



「竹あかりトンネル」を抜け

宇都宮市内を流れる「釜川」の水源地

「西弁天沼」へ。








日光「中禅寺湖」の水が伏流水となり、

地形の変わるこの地で湧き出しています。





周辺からは

縄文時代の石器が発見されています。




こういう竹を見ると

すぐに浮かぶ、この歌。




なよ竹の 風にまかする 身ながらも

たわまぬ節の ありとこそきけ


西郷千重子
会津藩家老 西郷頼母の妻・千重子の辞世の句)


この歌は

いつ何時も

わたしの頭から離れません。

(意味は「女(め)竹、細竹は、風に任せているように見え、
私も今の時代に身を任せているが、
竹にも折れないための節があるように、
女性にも貞節があることを知っていてほしい」
というもの)

千重子は、この時34歳。


西郷頼母一族の自刃

その壮絶さは有名ですね。


慶応4年8月23日(現在の10月8日)、

新政府軍は戸ノ口原で白虎隊らを破り、

土佐藩の板垣退助らを先頭に若松城下に進攻

朝の9時頃だったといいます。


城下では、

戦いの足手まといにならないようにと

自刃した婦女子が多くいました。



西郷頼母邸では、

千重子の長女ら5人をはじめ、

一族21人が城に入らず屋敷で自刃しました。

(千重子の義母の律子(りつこ、58歳)、
妹の眉壽子(みすこ、26歳)、
妹の由布子(ゆうこ、23歳)、
長女の細布子(たいこ、16歳)、
二女の瀑布子(たきこ、13歳)は、
辞世の歌を残し自刃
千重子は、三女の田鶴子(たづこ、9歳)、
四女の常盤子(とわこ、4歳)、
五女の李子(すえこ、2歳)を刀で刺し

母と妹らは互いに刀を刺して亡くなる)


こう書いている今も

想像するだけで

胸が張り裂けそうです...。




























「二宮金次郎(尊徳)」指導のもと、

地元有志により掘られた用水路

「宝木堀」



当時のままの

素掘りの姿


残っている貴重な場所!!





ここは

椎名林檎さんの

PV「いろはにほへと」のロケ地



(わたし的には「3:20~」がベストショット!)



竹林を抜ければ

こんな絶景も!





約1時間の

竹林ラビリンス散策

終わりに近づいてきました。



(一応は)平和な国の空に

一筋の、飛行機雲







受付に戻ってきました。









「おーいお茶」のCMも。



今度は

夜のライトアップ

ぜひ見てみたい。



Posted at 2024/06/09 13:25:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自然 | 日記

プロフィール

「1300年の時を超え、「上野三碑」に逢いに行く。(2) http://cvw.jp/b/861852/48580175/
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サッカー、フットサル、浦和レッズ、ジョン・レノン、キャンプ、ドライブをこよなく愛する50代です。
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