
現在の
茨城県かすみがうら市出身で、
幕末、
新選組で活躍した
伊東甲子太郎(かしたろう)(1835~67年)を紹介する、
「新選組入隊160年記念企画展
『伊東甲子太郎と油小路の変ー御陵衞士となった勤王志士ー』」が、
かすみがうら市歴史博物館で開催中です。
先日行った
「新選組のふるさと歴史館」で
この企画展を知ってから、
行きたくて行きたくて
しょうがありませんでした。
当展覧会は
伊東甲子太郎、
新選組入隊から160年の節目を記念して企画されたもの。
(大手町で発掘された、江戸の上水道管。
このままでは朽ちてしまう)
甲子太郎の
肖像画や
家族に宛てた手紙など
資料約50点を展示しています(10月27日まで)。
甲子太郎は
志筑領の家臣の家に生まれ、
水戸藩で剣術や水戸学を学びました。
江戸に出て
伊東道場で北辰一刀流に磨きをかけ、
優れた技術と人格を評されて
塾頭に推挙されています。
京都での活動を夢見て
1864(元治元)年、
新選組に合流。
しかし、幕府に忠誠を尽くす局長の近藤勇と意見が合わず、
別働隊の
「御陵衛士(ごりょうえじ)」を命じられます。
近藤との溝は深まり、
1867(慶応3)年11月18日夜、京都で
暗殺。
「油小路の変」と呼ばれる
新選組最後の内部抗争でした。
展示では、
甲子太郎の生涯や
支えた家族を資料で紹介。
甲子太郎の生家が分かる幕末期の絵図も必見!!!
新選組に一緒に入隊した2歳下の弟、
三木三郎の肖像画や
母親に宛てた手紙、
公家の大原重徳から送られた和歌なども
写真や資料とともに展示されています。
(これも行きたい)
「油小路の変」を題材に描いた
漫画「ABURA」
(原作・NUMBER8、作画・貘九三口造(ばくさくぞう))の
原画複製もパネル展示。
館長の千葉隆司さん:
「甲子太郎は学問や剣術に加え、カリスマ性があった。
死後もさまざまな人が奮闘し、生きざまを後世に伝えようと協力した。
これまでの歩みを考える機会になれば」
甲子太郎直筆の、母親への手紙などを見ると
彼の、母親を気遣う言葉などから
本当に優しく
一途で生真面目な性格が
ヒシヒシと伝わってきます。
彼の
詩歌集からも
感受性の豊かさ、
国を変革したい意志が
強く伝わってきますよ。
(お母さんの晩年のお写真は
本当に甲子太郎そっくり。
これにはビックリ。(ま、似ていて当たり前か)
目が切れ長で、細面)
帰宅後
無性に
「油小路の変」のドラマ、映画を見たくなり、
NHK大河ドラマ「新選組!」
第43話「決戦、油小路」と
映画
『CHAIN/チェイン』を見ちゃいました。
Posted at 2024/09/23 11:46:22 | |
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