さて、昨日の日記の続きです。
先週土曜日に、CT200hを試乗した際の感想です。
内装などの感想は前の日記を参照してください。
店内に展示してあるCT200ｈのバージョンＬを見ながらＳＣさんと談笑していると、試乗に出ていたＦスポーツが帰ってきました。
試乗車のＦスポーツもホワイト、レザーシートのオプション付きでした。
案内されるまま、カードキーで乗り込みます。
レザーシートはパワーシートになっているので、ドラポジは楽に決められます。
着座姿勢とシートの関係は良いと思います。適度なタイト感は運転する気にさせてくれます。
ブレーキを踏みつつ、ダッシュボード上のＰＯＷＥＲボタンを押すと車が起動します。
エンジンがかかるのではなく、起動するというところがハイブリッドならではで、とても新鮮です。
起動後も完全に無音・無振動なのは皆さんも良くご存知だと思います。
触り慣れないシフトレバーをＤに入れ、足踏み式のサイドブレーキをリリースして走り出します。
シフトレバーのタッチは軽く、もうちょっとクリック感があると良いなぁと思いました。
ちなみにＰレンジはなく、止まるときはシフトレバーの隣下にあるＰボタンを押します。
走り始めはゆっくりと滑るように動き出します。
この感覚は新鮮です。走っているというか流れていくような。
ＮＯＲＭＡＬモードでの走り出しでしたが、期待していたほどトルク感はなく、あくまでゆっくりスムーズ。
フォルクスワーゲンのDSGの「今クラッチが繋がって動力が伝わりましたぁ！」って感じるあのトルク感とは対極にある走り出しだと思います。
DSGは多少振動を感じたりして「シルキー」とは言いがたい走り出しですが、車を自分の足でコントロールしているあのダイレクト感は、とても好きですね。
今私が所有しているのは、ゴルフでもDSG搭載前のアイシン製6速ATですが、こちらはDSGよりマイルドで、燃費はDSGに劣りますがこれはこれでよく出来たATです。
さて、話しを試乗に戻します。
店舗から道路に出る前にブレーキを踏みましたが、制動に多少クセがありますね。
Ｆスポーツだからなのか、ブレーキペダルのタッチは結構硬質、制動の利き始めと止まり際のペダルコントロールがまだ慣れず、カックンブレーキっぽくなっちゃいました。
たぶん、普段乗っているゴルフＶのブレーキはタッチが柔らかめで制動も穏やかだからでしょうか。
友人のスカイラインに乗せてもらったときなどは、日産特有の遊びが少なく利きの良いブレーキに最初はカックン気味でしたが、慣れたら安心感のある制動力で好みでしたので、CT200hのブレーキもこの特性に慣れたら問題ないと思います。
車線に合流してからの加速も穏やか、そしてエンジンルームからの音は静か。
低速域の軽い踏み込みではエンジンはかからないみたいです。
速度が上がってエンジンが始動しても、いつエンジンかかったかはほとんど気付きません。
アクセルを緩めるとすぐにエンジンを停止してバッテリーだけで走行。
この細かな制御をドライバーに意識させずバックグラウンドでやっているところはさすがトヨタのハイブリッドシステムだなぁと感心しました。
せいぜい時速40km/hの国道だったので、加速などは体験できず、ゆるゆると流すのみでしたが、静粛性とボディ剛性の良さは体感できました。
ゴルフＶの15インチからの乗換えでもまったく違和感がなかったので、乗り心地も良いんだと思います。
ハンドルも太く握りやすい。革巻きの質感も満足です。
エンジンの音が聞こえない分、「コーーー」というロードノイズはそれなりに聞こえてくる感じがしました。
試乗車はFスポーツの17インチだったので、自分が購入したバージョンCの16インチだともう少しロードノイズも小さいと良いなぁと思います。
やっぱり見栄えはFスポやバージョンLの17インチの方が好きですが、今回CT200hを購入するに当たって重視したのは、燃費と高速クルーズの静粛性と乗り心地だったので、16インチ仕様のバージョンCにしました（金銭的な都合もあり＾＾；）。
追い金3万8千円程度で17インチにインチアップできるのには、かなり心が揺れましたが＾＾；
あと、ブレーキ制動時にＣＶＴなのか回生ブレーキなのか「ヒューン」という音がします。
以前フィットに乗ってたときもＣＶＴの関係か、制動時に「ヒューン」と鳴っていたのでなんだか懐かしい感じ。
その他の騒音が小さいため耳には入りますが若干気になる程度。
街中を40km/h程度での走行で気付けたのはこのくらいですね。
途中エコモードでも試してみましたが、緩やかな坂道に入ると、同じようにアクセルを踏んでても減速していきます。
エコモードは使う時と場所を選ばないと周りに迷惑がかかるか危険な場合もありそうですね。
一方、スポーツモードもほんの少しだけ試してみましたが、街中40km/hレベルではそれほど差を感じられませんでした。
さすがにNORMALよりは発信加速は力強いですが、踏み込まないとバッテリーだけで動き出そうとするところも同じだし、アクセル量に対する車速の出方としては、現在自分が乗ってるゴルフEの1.6FSIと同じくらいといった印象。
スポーツモードでもアクセルオフでエンジンが止まるのは意外でした。
シフトをＳに入れるとエンジンが止まらないとかいう噂を聞いたことがあるので、既に納車されたオーナー様、誰か教えてくださいませ＾＾；
シフトをＳに入れてスポーツモードにしたら、ゼロ発進も結構鋭かったりするのかな？
などと妄想しているうちにあっという間に試乗は終了。
ディーラーの周りの市街地をのろのろと回っただけなので、あまり良く分からなかったと言うのが正直なところ。
納車されて長い時間走ることが出来たら、もっと伝わってくる良さも多いと思います。
よく分からなかったなりに、試乗のファーストインプレッションを簡単にまとめると、
・走り出しは静かな室内
・ゼロ発進は小船が漕ぎ出すようにゆっくり穏やか
・ブレーキのタッチは独特な感じがした
・ロードノイズや制動時のヒューンという音はそれなりに聞こえる
・エコモードはほんとに非力な感じなので、使う場所を選ぶかも
・ハンドルのタッチは上質で小気味良い
・足回りの乗り心地は、それほど硬さは感じず好印象
とまあこんな感じ。
一番気になる高速走行が出来なかったのが残念ですが、見切り発車で契約決めちゃいましたからね＾＾；
肝心な燃費はちゃんと見てませんでしたが、16km/L以上は出ていた気がします。
試乗でこれだけ燃費良いなら、エコランしたら街中でも結構な好燃費が期待できそうです。
さて、昨日の日記の続きです。
