先週土曜日の2月5日、ゴルフの車検の見積りついでに、サテライトセンターの隣にあったレクサスに初めて訪れ、CT200hを試乗しました。
先の日記にあるように、結論から言えばそこで契約をしてしまったわけですが、そのときに試乗したCT200hの感想などを思い出しながら、現在乗っているゴルフVのEと比較しながら書いてみたいと思います。
車を車検見積りに預けてしまったため徒歩でレクサスに入ったものの、予めネットで試乗の予約をしていたので受付はスムーズ、すぐに担当SCさんが来て相手をしてくれました。
予約していた時間より少し早めに着いてしまったため、試乗車はまだ戻ってきていませんでした。
事前にネット予約をした時点では、試乗予定車はバージョンCのはずだったんですが、店間での試乗車の貸し借りがあり、当日はFスポーツになっていました。
購入するならバージョンCと思っていたので試乗できなかったのは残念でしたが、その旨も事前にわざわざ電話で連絡してくれていたので、特に焦ったり怒ったりはしませんでしたが(もともと冷やかしのつもりでしたし)、その辺りの対応の良さはさすがレクサスですね。
試乗車が戻ってくるまでの数分間、店内に展示してあるCT200hをまじまじと見てみました。
展示車両はバージョンLの白でした。
実際近くで見た印象は、写真で見るよりも塊感と躍動感があって、小さめの車体ながらまとまりの良さと迫力を感じました。
特にリアのスタイルは写真で見るよりも好みでした。
いかにもハイブリッド専用車!という空力優先で近未来的なスタイルでないのが好感が持てます。
悪く言えばオーソドックス、逆に良く言えば普遍的な飽きづらいスタイルではないでしょうか。
SCさんの言うところには、CT200hはサイズが大きい車ではないので、ホワイトなどの膨張色は実際よりもサイズが大きく見えて良いのではないか、とのことでしたが確かにその通りだと思いました。
私は今まで白やシルバーなどのいわゆる無難色は、車では選んでこなかったんですが、CT200hはCMのイメージカラーであったり、塗装の良さもあり、白に魅力を感じてきていました。
ネットで調べたりしているときの第一印象はオパールが好みだったんですけどね。
余談ですが、CT200hの場合、ホワイトパールクリスタルシャインとレッドマイカクリスタルシャインは4コートで他は3コートだそうです。
さて、展示車の運転席に座ってみると、ネットや雑誌で書いてあるほどの着座位置の低さというのはあまり感じませんでした。
着座位置の高さ自体はゴルフとも大差ないのでは?という印象でしたが、フロントのグラスエリアからの視界は狭い印象。
フロントウインドがゴルフよりも寝ているせいでしょうか、ダッシュボードが盛り上がっているせいでしょうか、前方の視界が狭い印象。
皆さんが感じるタイトさ、悪く言えば圧迫感というのはこの影響でしょうかね。
あと、センターコンソールもかなり高い位置からなだらかな傾斜で繋がっているため、良く言えば包まれ感がありますが、悪く言えば圧迫感があります。
慣れの問題で解決すると思いますが、ゴルフの着座位置とシートの関係が良い、と言われているのが他の車に乗ると改めてわかりますね。
でもCT200hの室内も、これはこれで心地の良い空間であります。
何よりまずハンドルや各種ボタン、ダッシュボードなどの質感・タッチが良い!
実車を触るまで、どこがソフトパッドでどこがプラスチックか分かりませんでしたが、ダッシュボードの上部はすべてソフトパッド、ドアも手に触れるところはすべてソフトパッドでした。これはさすがです。
また、メッキや木目などを多用しないで質感を感じさせるのはとても好みです。
店内に展示してあるRXやISなどのインテリアも見ましたが、絢爛豪華な室内は素晴らしいのですが、今の私にはちょっと早いと言うか・・・^^;
もう少し歳をとったら木目などを多用したインテリアの方が好みになるかもしれませんが、CT200hの左右対称でシンプルなインテリア、これが今の私にはとても好感が持てます。
展示車にはバンブーのパネルがついていましたが、これもとても好みでした。
北欧家具やAmadanaのカデンのような、シンプルなデザインは好みですね^^
しかしながら、収納はかなり少ないです。
ゴルフも決して収納は多くなかったですが、CT200hはさらに少ない。
花粉のシーズンに限らず死活問題になるティッシュ置き場がない。
現在のゴルフVでは左右ドアポケットに入れてあります。一人一個レベル^^;
鼻をかんだゴミなどを捨てる収納を置く場所もないですねぇ・・・
諦めて後部座席中央にゴミ箱を設置するとしますか。。。
納車された皆様、これから納車される皆様、そのあたりの収納対策はどうお考えでしょうか?^^;
「そんな生活感ありまくりのモノなんて置かないぜ!」という割り切りが必要なのでしょうか^^;
さて、そして狭いと噂の後部座席に座ってみます。
前席を身長173cmの私のドラポジに合わせてみましたが、後部座席のひざまわりはそれほど狭いと言う印象は受けませんでした。
それよりも気になったのが、座席とフロアの高さ関係。
分かりやすく言うならば、椅子が低いということ。
膝から下を垂直に降ろすだけの高さがなく、床に足を付けると膝が浮くという感じでしょうか。
そして、前席下に足先を入れたくなりますが、そこにはエアコンの吹き出し口がドーンとあるので足入れ感は悪いです。
なので、感想としては「思っていたほど狭くはない、しかし快適に寝れるほど広くはない」というところ。
小型車やクーペの後部座席よりは広いけど、長時間乗ると足のやり場が落ち着かなくなりそう、という印象ですかね。
まあ私はほとんど後ろには人を乗せないので、それほど困らないかな。
あと少しだけ気になったのは、ドアを閉める音。
ドイツ車の重~い「ドザン!」という金属音に慣れているせいか、「パタム」という軽いドアにはちょっと拍子抜けします。
実際にドアの重さ自体も軽いのでしょう。音自体はそれほど安っぽいということもありませんが、重いのに慣れている身としてはちょっと物足りないというか^^;
軽自動車のような「パン!」というような軽さではないので、気にするところじゃないのかもしれないですが。
後日試乗した際に嫁に聞いたところ、「軽くて開け閉めが楽で良い」とのことでした^^;
ひょっとして、この軽さはおもてなしと考えるべきなのか?^^;
そして、さらに荷室を確認します。
こちらも狭いと聞いていましたが・・・予想以上に狭い!^^;
というか、フロアが高く、上方向に余裕がないため、スーツケースなどは複数は詰めなそうですね・・・
まあ私の場合、旅行に行くときもせいぜい大きなボストンバッグ2つとかなんで、問題なし!という結論に至りました。
4人で旅行、とかはちょっと厳しいかしら^^;
だからと言って、いつ乗せるか分からない大人数を考慮して、椅子がたくさん付いた大きな車を買って、普段は空の座席で空気を運送するのはいろいろと効率が悪いと考えてしまうわけです。
大人数で旅行などと言うときだけ、大きな車をレンタルした方が賢いですね。
年間2万キロを趣味のドライブで運転する私には、CT200hの燃費と広さで十分なんです。
荷室は狭い狭いと書きましたが、高さ方向のみの話しなので、奥行きは結構あります。
また二重底になっているので、汚れ物など分けて収納することも出来ます。
また、後部座席を倒せば、荷室とフラットになり、これは結構使い勝手が良さそうです。
ヘッドレストをはずしたり、座面を持ち上げたりすることなく後部座席が倒せるのもポイントですね。
欧州車はこの辺がイマイチ使い勝手が悪かったりします。
ゴルフも後部座席は倒せますが、荷室と段差が出来てしまうため使い勝手はイマイチです。
といっても、実際に倒して使ったことはないんですけどね。
とまあ、一通り外観内観ともに見てみて、散々狭い狭いと書きましたが、感想としては「良いじゃん!」という印象。
広さなどを優先しなくても、積極的に選びたくなるものがCT200hには感じられました。
まずは燃費をたたき出すハイブリッドであること。そしてさらにお財布に優しいレギュラーガソリン仕様。
プリウスやインサイトでは食指が動かなかった私好みの内外装デザインと商品パッケージ。
全体の質感であったり、ナビやオーナーズデスク、その他の便利で至れり尽くせりの機能の数々。
レクサスディーラーのおもてなしに対する期待度も大きいですね。
「燃費が良いだけじゃつまらない、でもプレミアムなだけじゃやっていけない(笑)」という私のニッチな欲望に見事にマッチした車だったわけです。
価格も安くなく、万人にオススメできる車ではないので、多くは売れる車ではないのかもしれません。
でも、少なからず私のような考えを持っている人もいるのではないでしょうか。
個人的にはマイナー嗜好なんで、巷にあまり溢れないで欲しいと思いつつ、でも売れて欲しいような、なんだか複雑な気持ちです^^;
試乗前の僅かな時間で、実車を触ってみて感じたインプレでしたが、この時点では結構合格点。
そして問題なのは実際に運転してみてなのですが・・・・
次回へ続く。