Life in the FAST LANE.より
気になる記事が掲載されていましたのでご参考までに。
巨大資本の思うが儘にねじ伏せられない心意気が清々しいですね。
トヨタは「ジムニーとスイフト」のトヨタ版を発売したいという意向を強く持っている。しかしスズキ側が「それらは門外不出」だとして断固拒否したもよう
トヨタとスズキは提携関係にあり、実際にいくつかの市場とモデルにおいて共同開発を行っていて、すでに「スズキ・ブレッツァとトヨタ・アーバンクルーザー」「トヨタ RAV4とスズキ・アクロス」といったバッジエンジニアリング車が存在します。
なお、トヨタはスバルやダイハツとも共同開発を行っていることでもわかるとおり、他社とのバッジエンジニアリングについても否定的ではありませんが、今回「ジムニーとスイフトのトヨタ版は絶対に発売されない」ことが明らかに。
報道によると、トヨタは「比較的高額な価格帯に移行してしまったトヨタのオフローダーラインアップに欠けているエントリーモデルとして」ジムニーのトヨタ版を発売したいという”強い”意向を持っているそうですが、スズキ側は「ジムニーはスズキのDNA構築に不可欠な役割を果たしており、これにトヨタのバッジをつけるということとはそのDNAを希薄化させる恐れがある」として断固これに対し”NO”を貫いている、とのこと。
現在トヨタはランドクルーザーファミリー(およびオフローダー)の拡充を行っている最中で、「ランドクルーザー」を一つのブランドとして育てあげたいという希望を持っているようにも見えますが、もしかするとトヨタは(パジェロミニのように)ジムニーのトヨタ版をランドクルーザー一家の末弟に据えたかったのかもしれません。
ランドクルーザーとジムニーではそのサイズや出力こそ異なるものの、同じラダーフレームを持つ本格オフローダーという性格は「一致」しており、それについては異論を挟む余地はないものと思われます。
ただし、ジムニーにそのまま「ランドクルーザー」の名を与えることもまたランドクルーザーブランドの中心的価値を曖昧にする可能性もあるため、「なんとかクルーザー」といった感じでランドクルーザーとはまた異なる命名を行えばこれを解決できることもできそうです。
しかしながら、いずれにせよスズキがこれを断ったことで「ジムニーのランクル一家入りが実現する可能性はゼロに等しくなった」わけですが、今回スズキは「それ(トヨタの”ジムニーのトヨタ版を作れ”という要望)はトヨタに対しランドクルーザーのバッジエンジニアリングをさせてくれと頼むようなものです。 当社のブランドの中心となるモデルは共有を目的としたものではなく、両社はそれを尊重することで合意しています」ともコメントしているようですね。
なお、現在ジムニーの販売は世界的に見て「(一時の人気拡大から一転し)落ち着いて」いる状態にあるそうですが、スズキはジムニーをトヨタに提供することで販売チャンスを拡大するよりも、ジムニーブランドを守ることを選んだのだと考えられ、ジムニーは「スズキにとって、それほど重要な精神的支柱である」とも捉えていいのかもしれません。(トヨタが自社ブランドでジムニーを発売すれば、それは爆発的ヒットになるのは間違いない。加えて、現在撤退している北米市場を獲得できるということを意味する)。
トヨタはスイフトのトヨタ版についても「強く」発売したいと望んでいるとのことですが、こちらについてもスズキは「NO」をトヨタに突きつけており、よって「トヨタ版スイフト」の可能性もやっぱりほぼゼロ。
つまりスズキは「ジムニーとスイフトについては不可侵領域」だと定めており、ブランドアイデンティティに不可欠なモデルは共有されるべきではないと捉えているわけですね。
なお、ちょっと気になるのはトヨタがスイフトをどのポジションに据えたいと考えているのか。
ジムニーのトヨタ版のように「すっぽり」と収まるポジションがトヨタにはないように思われ、ただし「スイフトスポーツ」であればGRブランドのエントリーモデルとして機能する可能性があるのかもしれません。
おまけ、
すでに半世紀以上も前のお子様向けアニメやTV番組はたまた大人向けドラマでもいろいろなことが暴露されているのに筋がない方々の活躍により日本チャチャチャ…
虹の男レインボーマンより『死ね死ね団のテーマ』
Posted at 2024/01/11 21:46:04 | |
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