ハンドドリップをちょっと楽したいと思いコーヒーメーカーを物色してました。
最初に購入したのはネスカフェのネスプレッソ。
これ本体はヤフオクで新品が3,000円くらいで購入出来るのですがカプセル代が高い。
純正だと70円/杯程度、社外互換品でも30円/杯くらい。
エスプレッソ用なので1杯が120㏄と少な目です。
で、肝心の味はファミレスのドリンクバーみたいで私は好きじゃなかったです。
エスプレッソでラテっぽいのだと合うかもしれませんが。
次は出来るだけハンドドリップに近い形状のものを検討します。
ハリオ
V60オートプアオーバー Smart7は抽出温度、抽出時間を自分でプログラム出来る優れもの。
ただ、お値段もそれなりで37,000円もします。
これだけ出して美味しくなかったら立ち直れないので今回は見送り。
ハリオでは同じV60ドリッパーを使用した
珈琲王というコーヒーメーカーもあります。
ハリオのコーヒーメーカーと言えばこっちの方が有名かな?
値段も比較的リーズナブルで7500円ほど。
期間限定Tポイントがあったので買っちゃいました。
ハンドドリップ用のV60ドリッパーとサーバーで淹れられるコーヒーメーカーです。
なので結構デカい。
ちなみにカリタのドリッパーとサーバーも使用できます。
メリタも大丈夫だと思う。
早速淹れてみました。
使ったコーヒーはスーパーで売ってる小川珈琲(粉)。もらいもの。
始めに蒸らし用のお湯が50ccくらい?出ます。
30秒くらい経つと非連続でお湯がジョボジョボ出ます。
ハンドドリップの緩急を意識してるみたいです。
ハリオの出来上がりはこんな感じ。
メチャクチャ綺麗にドーナツが出来てます。
ふんわりはしてないのはやはり規則的に抽出してしまう結果かな?
ちなみにカリタだとドリッパーが低いのでお湯の落ちる位置が変わります。
そのせいかドリップ後のドーナツは綺麗じゃないです。
肝心のお味ですが、
カリタで淹れたものは失敗したハンドドリップの味そのものでした。
キレがあり過ぎて刺す苦み。ドボドボお湯淹れて紙フィルター濡らし過ぎた時にやっちゃう味。
やぱりハリオ用に最適化されているので難しいのかもしれません。
高さを合わせれば改善する可能性はあります。
一方の純正ハリオV60ドリッパーですが、
今回使用した小川珈琲(粉、中煎り)では味が濃すぎでした。
どうもドリップスピードが遅くて雑味まで抽出されてしまったようです。
メーカー推奨の豆の使用量は8gなので一般的なハンドドリップに比べると豆の使用量は少な目。
やはりドリップ時間が長いことを想定している豆の量ですね。
抽出スピードを変えられないので豆の粗さで調整します。
まずは普段ハンドドリップで使っている粗挽き(コーヒーミル設定6番)で試してみます。
これでも雑味が出てしまって味は濃いめ。
さらに粗挽きの6.5番に変えてみるとかなり改善しました。
この時使用していた豆は玄豆屋のグアテマラフレンチ(超深煎り)です。
で、今日別のフレンチローストに近い豆を同じ設定で淹れてみたのですが今度はかなり薄い。。
普段ハンドドリップでは豆の膨らみ具合を見ながらドリップしているのに対して珈琲王は決まった速度でドリップされてしまうので毎回豆ごとに挽き具合を調整する必要があります。
一般的に浅煎り豆=細挽き、深煎り豆=粗挽きですが、ここではその常識は関係なし。
深煎り豆でも中細挽きの方が良い場合もあるし逆もまた然り。
結論ですが、
このコーヒーメーカーはハンドドリップ経験ある人じゃないとそれなりの味を出すのは難しそう。
しかもハンドドリップ並みの味を出すには豆ごとに毎回挽き具合を確認する必要あります。
ハンドドリップを超えられる味は相当難しそうですし。
ハンドドリップより面倒なことになりそうなのでコーヒーメーカー自体はお蔵入りになりそうです。
V60ドリッパーは使ってみたかったのでドリッパーはハンドドリップで使います。
高い買い物になりましたw
P.S.
ハンドドリップで淹れてみました。
やっぱりハンドドリップの方が膨らみも窪みも綺麗でした。
V60は円形ドリッパーなのでドーナツになり易いですね。
Posted at 2018/08/25 21:56:47 | |
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