純正ビルシュタインを御愛用の方へ向けて・・・

街乗りから峠まで乗り心地の面で普段乗りするクルマとして

合格点を出せるのは今までで純正ビルシュ改及びアラゴスタ

しか無いのですが、純正ビルシュを採用される予定の方が

周りに増えて来たのでここで保管している情報をピックアップ

することにしました（左の写真に各データを記載）。

欠品で無いとなると死活問題となる純正のアッパーマウント

（ダストブーツ及びバンプストッパーと一体式となっており、１度も変えていないとなると経年劣化で最低でも

ダストブーツが破れている筈です）は２０１３年１０月頃に再生産されておりフロント／リア側共に残り１０セット、

スプリングシートに至っては在庫数が確認を取るまでもなく問題無く購入出来ます（フロント／リア共通品）。





減衰を上等に仕上げて貰ってもタイヤの能力が高くなる（フェデラルSS595→プロクセスR1R）と純正スプリングでは

コーナリング中に段差で更にストロークした際に直ぐに底付きを起こしてしまい衝撃がボディに直接来るという

お話にならないレベルになる為、バネレートの高いローダウンスプリングが必須（※１）となります。





※１：逆に言えば、エコタイヤやソコソコのグリップしか有さないタイヤの場合は純正でも充分と言えます。


現状ではマツダスピードのスポーツスプリングでドライ路面で若干役不足（あのインチキグリップタイヤの限界性能を

目一杯使うくらいでのお話です）なので、何時頃に入荷したかも忘れたストック品のS.TECHが漸く出番となります。


何れにしても不等長スプリングは傾向として初期の入力が柔らかいことから旋回前に曲げていく方向の反対側の

スプリングが沈み始めてから曲がり始める分、操舵に対してのレスポンスが鈍くワンテンポ遅れる為にクイックな

操作感が好みの方には不向きと言えます。

逆に沈み始めてからのコントロールについては旋回中にドジを踏んだ場合もリカバリーがかなり利くのでかなり

安全性が高い仕様に。ジャッキアップすると分かる内容ですが、純正ビルシュは伸び代がかなり長くジャンプ

スポットでも路面からタイヤが引き剥がされ難く、運転していてヒヤヒヤするケースがありません。


今回の脚周りの更新ではサスだけの問題ではない箇所に手を入れることでステアリング操作に対しての

レスポンスアップを狙っています。


言い方が難しいのですが、「リカバリーの為の遊び」はあっても良い（無ければ困る）ものの、

「操舵に対してのブレ」はフロントメンバーに手を入れてでも極力無くしたい訳です。

ハイグリップラジアルで無ければ「スタビブリッジバー」「ストラットタワーバー」「リジカラ」の３点セットで

充分事足りる内容（ブッシュやボディに不足を感じない範囲で限界に達する為）だったりもしますが・・・。