今回の【マニアック】シリーズは、アトムでのオーバーテイク。
過去ブログで2回、1コーナーでの方法とクロスラインでの抜き返し方法をやりましたが。
今回のは、一番レースで使われる事が多いやつじゃないかと思います。
3部作じゃないけど、オーバーテイクに関してはこれで完結かな?あとはケースバイケースで組み合わせなので。
はい、今回は「相手より短い距離のライン取りで前に出る」です。
9コーナーから最終コーナーにかけてのオーバーテイク。
9のターンインでしっかり向きを決め、コーナー出口に向かって加速しながらテール・トゥ・ノーズ。
走行ラインの分岐点(青い◯)から最短ルートを走り距離得で前に出るのです。
この流れを写真で見ますと。
自分(黄色いTシャツ15号車)にしてはかなり手前で向き変え完了し、加速体制に入らんとしています。
ぴったり相手に張り付きながら加速。
このくらいの車間距離です。
最短距離ルートで抜く方法は、どうしても走行ラインとブレーキングに無理を強いるので、このくらいの近さをキープしないと上手く行かないと思います。
本来はここは走行ラインの分岐点ではありませんが、前走者が左にラインを切り、僅かに失速したため少しだけノーズが入りました。
大外いっぱいまでステアリングを真っ直ぐにし、横の抵抗を逃がした自分の方がスピードが伸びています。相手は自分のノーズが入ったのに気付いてくれた模様。
本来ならはここから先がラインの分岐点だと思います。
最終コーナー手前でしっかり並ぶ事が出来ました。
この体勢になってしまえば、最終コーナー出口は完全に相手より前に出られます。
前走者のライン取りが、セオリーと少し違ったので参考になりにくいですかね。
でも大事なのは一つ前のコーナーの加速体制をしっかり作ること。
分岐点の時点でテール・トゥ・ノーズになるように加速すること。
この2点が70%くらいの比重を占めるくらい大事。
これは申し上げておきたい。
距離が届いてないのに気合いと根性だけでブレーキングを頑張ると止まり切れずにぶつかりますよ。
もうひとつ、おまけですが。
1コーナーで相手の背後から一気にオーバーテイクする方法です。
これも分岐点でビタビタに付けているのが条件です。
分岐点(青い◯)で抜く方(緑の線)が強烈にイン側に切り込んでいます。
自分はナナメ斬りと呼んでいますが、相手(赤い線)の
半円の走行ラインに対して、短い距離ですが直線で走るのです。
横に負荷がかかっている相手に対して、自分は最短距離、そして横G無しで推進力100%ですから、一気に並ぶ、前に出る事が可能です。
そして、相手を抜いたら、ターン前半にろくに曲げる仕事をしていませんから、超絶ウルトラスーパーレイトブレーキンッ!!!(雑魚感)でリアタイヤを左に飛ばし直ドリフトしてコースに留まり、あとは何とか相手のカウンターを防ぎます。
大変ですけど何とかして下さい(笑)
まぁね~これは実力差と車輛差が無いとなかなか決まらない技ですかね。
もしくは、相手が最終コーナーで余程ミスったとか。
あと、相手に(まだ来ない)と油断させることも必要なんで、一撃で決めなきゃいけないし、
結構相手も並走して粘ってくる事が有るから、ぶつからないようにコントロールする技量も必要では有ります。
まぁそんな感じで3部作でオーバーテイク理論を書きましたが、これ駆使して抜きつ抜かれつが出来るようになると、もうレースは止められなくなる訳ですよ。
今回はここまで。
ところでAライセンス取得用の理論書いたらニーズ有りますかねぇ?
Posted at 2020/10/13 15:01:38 | |
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