今日はなんだか暑くなりそう。仙台で34~35度と今シーズンのピークの予報。とろけるわ➰。
さて、今回は【マニアック】ネタです。
アトムサーキットでレースする人の初級~中級レベルの話となっております。
興味が有る方はお付き合いのほどを。
実は、アトムのレースとか普通の走行とかで、自分より遅いドライバー相手をオーバーテイクが出来ずに悶絶してる人ってかなり多い。
つわけで、今回は一番ベーシックなオーバーテイク方法を書いて見ようかなと思いました。
はい、出ましたアナログ色鉛筆~(笑)
1コーナーのイン側からオーバーテイクする方法です。
モータースポーツの経験が無い人は意外と知らないのかも知れないけど、1コーナーで仕掛ける為には最終コーナーからの組み立てが必要なんですね。
抜かれる方を緑色、抜く方を赤色で書いてみました。
・便宜上ラインを少しずらして書いたけど最終コーナーは前走者と同じラインを通ります。
・前走者との距離は2メートル以内の射程圏内でコントロールしましょう。
・最終コーナーの縁石を過ぎてからの立ち上がりは大外一杯までラインをはらませてスピードを乗せます。
ここは加速に使う場所。前走者よりも脱出速度を高くするんだ!という意識が大事です。
※ゼブラ部分までしっかり使う。
・コーナーの立ち上がりが上手くいったなら、前走者との差がスリップストリームと相まってグッと縮まって来るはずです。自分のフロントバンパーが前走者のリアに当たる直前まで引き付けてから、イン側に走行ラインをずらします。
・1コーナー手前までに前走者に並ぶ事が出来たなら、オーバーテイクは完了したも同然。しっかり走れは2コーナーには前にでられます。
方法として記せばこんな感じですかね。
しかし、実際にやりがちなミスが有りまして、これが見ててもなかなかイライラする(笑)
最終コーナーの立ち上がり、抜きたい気持ちが先行してイン側のラインで走っちゃうミスなんです。
青色の矢印で書いてみましたが、これは本当に駄目。
かなり軽量なドライバーでも、しっかりコーナーを仕上げた重量級ドライバーには、このミスをするとオーバーテイク不発に終わります。
「先ずはスピードを乗せよう!車線変更はその後だ!」
さて、2クラス~3クラスの何人がこのブログを見てくれてるかな(笑)
アトムに限らず、普遍的なモータースポーツの鉄則なんで、これ知ってると全国どこでも走れると思います。
前述に付随してもういっちょ。
前走者から2メートル以内の射程圏内をキープしながら走ると書きましたが、そもそもこれが出来ない人も多い(笑)
メビウス君の動画から切り取った8コーナー進入のシーン(本人許可済み)です。
この写真だと、車間は3メートル位はあるでしょうか?
2メートルともなれば前走者の姿はもっと大きくなり先のコーナーを見辛くなります。
そして、前走者の走りのリズムにつられてしまい、操作が遅れて立ち上がりで離されるというパターンが多いんです。
オーバーテイクをするには、前走者の弱点を見つけてそこを突くのがセオリーですが。
前走者と同じリズムで走ってしまっては、永遠に抜けないですよね。
で、
どうするかと言うと。
前走者を見ないのです。
アプローチで縁石またはパイロンを睨み付け、自分はこのラインで行くんだ!とイメージしてから入るのです。※1の写真青色線
もちろん前走者はどうしても視界には入りますが、そこは周辺視野としてぼんやり見るというか、ぶつからない程度の情報量として見ると良いかな。
もっとビタビタに近づいてコーナーが見えない場合は「透視」も必要。
いや、超能力の話では無いんですが、見えないけどこの辺にコーナーがあるはず!とイメージして走るということです。
誰しもが、カートを始めた時は先輩が居て、教えてもらい、後ろを走って覚えることって沢山有るけど。
しかし、後ろから付いて行くのに慣れ過ぎると、自分のペースが作りにくいという弊害があるかもしれませんね。
大事なのは自分のカートを意図を持って走らせ、射程圏内でコントロールしつつ、オーバーテイクにつなげることだと思います。
あーなんか説教くさくなったなぁ。いかんいかん。
まぁちょっとでも参考になって、実戦で変わった!という人がいたら幸いでございます。
ここまで来るともう大変さ(笑)
Posted at 2020/08/11 11:24:49 | |
トラックバック(0) |
レンタルカート | スポーツ