↑休む場所にしている大丹波の藁葺き屋根の場所。静かで気持ちいいです。
久し振りに、ワインディングへ軽く流しに行きました。新型コロナのせいで、カフェ巡りや食べ歩きツーリングがしずらいので、ついついホームインしがちです。
と言いつつ、ハマっているのがラジコンだったりしますが・・・
近頃は、走らせる為だけに夜な夜なクルマを出す事は殆どしてませんが、好きな音楽を楽しみながらそこそこのペースで走らせるのが楽しくなりつつあります。
☆☆☆GRヤリスGR-Four緊急試乗☆☆☆
近場に、そろそろヤリスGR-Fourが試乗車で来てないかと、GRガレージに見に行きました。
来てました。
期待に胸が踊ります。
何せ、自分がヴィッツG'sに初めて乗った時、
「これは将来、ヴィッツベースでラリーカーを作るだろうな・・・」
と予感していたんですよね。何故なら、セリカはかなり昔にラインナップから消失していたし、スバルと共同で開発してまでトヨタ86を新たに売りに出してしまうトヨタの事です。しかも、海外のラリーカーって、セリカよりコンパクトなモデルで参戦していたメーカーが殆どだったから・・・
ヴィッツG'sのキレのあるハンドリングからも想像してました。こういう実験的な、シンプルで割りきったマシンを出すって事は、近々ラリーをやるのか?と真剣に思ったもんです。
事実、暫くしてからヴィッツのフランス仕様の3ドアをベースにヤリスWRCでラリーに参戦し、優勝を納めてしまった。やはり・・・。
となると、更なるレベルアップを狙うなら、ベース車もホモロゲを取ってまで凄いマシン(よりラリーマシンに近い内容の割りきった仕様)を市販し、一般ユーザーにももう少し手の届くプライスで販売されるだろうと予想してました。
遂にその時が来ましたね♪♪♪
ロードバージョンのラリーカー「ヤリスGR-Four」です。
予感は当たりました。
早速試乗申し込みして、試乗・・・。の前に、マシンをチェック。
やる気にさせるコクピット。
注目はまず、レブリミットが7000回転からなのと、280km/hまで刻まれたスケールメーター。
アルミ製ボンネットを開けると、そこにはバッテリーは見当たらない。
ラゲッジルームに引っ越してました。隣にある水タンクは、冷却用のウォータースプレー用らしい。
大径ディスクブレーキが奢られています。
タイヤは、ミシュランのパイロットスポーツ4Sというモデル。
デイランプ~ウインカー点灯。
走行スタイルに合わせて、3タイプの前後駆動力配分の切り替えがダイヤルで可能です。
ダイヤルを押すとノーマルの60:40、左に回すとスポーツモードで30:70。右に回すとトラックモードで50:50に駆動力を弄れます。
仕組みが分かったら、遂に走ります・・・
サウンドがドロロン。見た目のイメージとは異なる異次元のサウンドに胸が踊ります。聴いたことの無い独特の音♪
走り始めると、まだ新しいからかクラッチを切る時に滑らかに繋ぐのに神経をちょっと使います。
特に、減速の時にエンジンブレーキがギクシャクしやすい。
ここで、シフトレバーの下にある「iMTスイッチ」を押してみます。これが凄く良いですね。
ブリッピングをコンピューターが自動的にやってくれるので、いきなり5年位乗って馴染んだトランスミッションやクラッチみたいなスムーズで素早いシフトアップ・シフトダウンが可能になりました。ガクンガクンしません。これは面白そうです。
試乗コースは、カーブする場所や脇道が殆ど無いエリアなので、コーナリングだけは試せませんが、工場地帯や倉庫が点在してストレートが長いので軽いスラロームと、トラフィックがガラガラになるタイミングがかなりあるのを狙っての試乗になってます。
ペースアップ・・・
走らせると、ヤリスGR-Fourのゼロ発進加速は凄まじい。大体、ハイパワー車には何台も乗った事はあったけど(GRスープラ位の)、ヤリスGR-Fourの加速は特に強力で、4点式シートベルトが欲しくなる程の勢い。車体がこないだ試乗したスープラよりも軽いから飛び出す感じはかなりある。3速に入っていてもアクセルを踏み込めば「ブワーッ」というターボの吸気の音と、「バォー」って感じの野太いサウンドを奏でながら4つのタイヤが地面を蹴って前に進む。
あとは、前後駆動力配分をダイヤルで切り替えて走りますが、ノーマルモードはちょっと疑問ですね。フィーリングがしっくり来ない。少なくとも、自分は好きじゃないですね。スポーツモードが一番良さげです。トラックモードは、普通の道では要らないような。サーキットだと、真価を発揮するのかやはり。
今時、「Hゲートミッション車は古い・・・」という人はいるだろうけど、自分は、走らせるのが楽しいのはパドルシフトよりもHゲート車の方ですね。ただ、シフトの速さを求めるならば、パドルシフトになってしまうんだろうな。人間よりコンピューターの方が緻密にシフトチェンジが可能な時代だし、スーパースポーツ程パドルシフトが一般的な時代。となると、トランスミッションはマニュアルとパドルの2種類あっても良い気はします。
テストコースの試乗なら、フルスロットルのまま駆け抜けてしまいたいところでしたが、公道なので程々にしておきます。
タイヤは、ミシュランパイロットスポーツ4sというモデルですが、食い付きが自分のヴィッツG'sに履かせていたブリヂストンポテンザS001に近いベターッとした食い付くタイプでしたね。
参考までに、GRヤリスのRSにも試乗しました。
RSは、パッと見た目はディスクブレーキのインチサイズとレッドキャリパーかどうか位の違い位です。
走らせると、誰でも扱いやすい適度なパワー感が良いのと、G'sよりしなやかに動く感じの足回りは進化したなぁと思います。
今乗っているヴィッツG'sは、ガズー初期のモデルだからか、ハイペースで流すとハンドリングは良いし乗り心地もそんなに荒れない気がしますが、街中での走りは細かい路面の凸凹を綺麗に拾うし、今時のスポーツモデルにしてはかなりハードな乗り心地だったから、今回のGRヤリスRSはその辺が凄く良いと思います。
これなら、長距離を走っても疲れにくいかもしれない。
ついつい、注目はトップグレードに行きがちだけど、仕上がりの良さならGR-FourとRS共に認めて良いと思います。
強いて言えば、RSが少し値段が高い事でしょうね。スイフトスポーツより60万位高いけど、ボディの仕上げ方はGR-Fourと同じで、これは自慢だと思います。
RSグレードは、パドルシフト付きのシーケンシャルCVTが標準なので、加速すべくアクセルを踏み込めば、レスポンス良くグイグイ走っていく感じです。ただ、RSのエンジン。アクセルを踏み込んだ時、ちょっと音が大きいかな?
すっかり忘れていた、リヤシートをチェック。
GRヤリスをラリーカーベース車にするにあたって、ルーフを下げたかったらしく、リヤのヘッドスペースはかなり低い。逆に、レッグスペースは悪くない気がします。
カタログを見ると、リヤシートを倒せば86みたいに車両装着タイヤと同サイズのタイヤが4本と工具箱とヘルメットが載るスペースが確保出来るように説明されてます。室内長は結構あると思います。
リヤシートは、子供専用ですね♪♪♪
帰りに、GRヤリスのカタログをもらいました。
紙質が上質紙になっており、シッカリした内容になっています。
自分も、GRヤリス欲しいですね。