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kumayuのブログ一覧

2022年05月28日 イイね!

善光寺詣と長野散歩

善光寺詣と長野散歩前回からの続きです。

長野行き新幹線「あさま」は、高崎駅を定刻通りに発車します。

この日はどうするか? 実は前の晩までしっかり決めていませんでした。
乗車券の方は、特急券とともに長野経由で最初から購入済み。北陸(長野)新幹線〜中央線特急「しなの」で名古屋までのルートは決まっているのですが、真っ直ぐ帰ってもつまらない…
宿で色々と考えた結果、長野市の散策と善光寺参詣に決定。
折しも、善光寺は7年に一度の「御開帳」の期間。なかなかこういう時に行ける機会は無いですからね。

「あさま」は快晴の空の下を快走。
乗車率は自由席でも5割程度。土曜朝の東京発ですから、もっと混雑しているのかと思っていましたが、少し意外です。

車窓右手には、榛名山が青空をバックに雄大な姿を見せています。
長野県に入ったら、今度は同じ右手に浅間山の茶色くて武骨な山容が。
初めて乗る長野(北陸?)新幹線ですが、車窓風景の素晴らしさに感心します、

軽井沢で少し降車客がいた他は、入れ替わりはほぼ無く、終点の長野駅に到着。一車両に5割程度と言っても全車の乗客が降りると結構な人数で、乗客は三々五々、ホームに降り立ちます。やはり、みんな善光寺にお参りなのでしょうか? そういえば、先日のGW期間は最大何時間待ちの列ができた、とも聞きました。

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長野駅。構内は観光客で賑わっていて、いつものように市街地図をもらいに立ち寄った観光案内所も人であふれていました。

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振り返ってこちらは駅前。左側から善光寺に向かう参道が延びています。

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勇躍して歩き始めます。ここから善光寺までは2km弱。バスで向かうのがメインですが、散策がてら歩いて向かう人もかなり多いです。

気温はグングン上がります。だんだんと汗が吹き出してきました。

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通りの途中には、こんなイベントも準備の真っ最中。
長野市内は御開帳一色、という感じで、街の人も観光客も、お祭りムードです。

て、その善光寺の御開帳では、何が行われているのでしょう?
実は、こちらに来る直前に調べました。
御開帳のときには、秘仏である御本尊と同じお姿の「前立本尊」が数えで7年に一度、拝観することができます。
また、本堂の前に高さ10mほどの「回向柱」が立てられ、前立本尊とは糸で結ばれます。この回向柱に触れながら願掛けすることで功徳が得られる、とのこと。
前立本尊を拝む「内陣参拝」と、回向柱に触れながらの願掛けは、御開帳の期間だけできます。

回向柱に願掛けをしようとする人の列は、仲見世通りの先、山門(トップ写真)の少し前からできていました。
最後尾に並びます。

直射日光がもろに肌にあたり、ジリジリ照らします。
たまに雲が遮ってくれると、肌にあたるのは気持ちいい空気だけになってホッとした気分に。しかしそれも束の間で、雲が動くと再び初夏の日差しが…。

列は少しずつ進み、ようやく山門の下まで。
最初は遠かった回向柱が、だいぶ近づいてきました。

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ようやくここまでやって来ました。
山門をくぐった先あたりで、横6列に並び、ある程度の人数が1グループで回向柱に願掛けします。
柱に手を付けて願掛けするので、今のご時世は前後に手指消毒、回向柱にも光触媒による抗菌、抗ウィルス処理が施されています。
これまでの御開帳の時には考えられなかったことでしょう。

順番が来て、私もしっかり手をついて願掛け。

そのあと、本堂でお参りして、これで目的達成。

境内は人でごった返しています。
回向柱の他にも、前立本尊をお参りする「内陣参拝」、宝印「御印文」を額に押す「御院文頂戴」、「お戒壇巡り」、さらには御朱印まで、あちこちに長い行列ができています。

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各所の待ち時間がモニターで一覧できます。先ほどと回向柱をはじめ、この時はどこも、80〜90分の待ち時間でした。なんか、テーマパークの待ち時間表示を見ているようです。

強い陽射しが相変わらず照り続ける中、参道を戻ります。
暑さと並び疲れで、たまらず途中の茶店で冷たい甘酒をいただきます。

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冷たくて、爽やかな甘さで生き返ります。

ここから駅まで街歩き。

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権堂のアーケード街。
以前の街歩きでも通りましたが、それ以来、何年かぶりかの散策です。

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長野大通り。

真夏のような陽気の中で汗を搔き掻き、駅に戻る頃には、足も棒になっていました。

時刻はお昼どき。
駅近くのお店で昼食にしようか、とあちこち見て回りますが、さすが長野の街、良さげなお店はどこも信州そばのお店。
蕎麦が食べられる身体であったなら、冷たい山盛りのざるそばに天ぷら、とか最高なのですが…
結局、駅弁を買い求め、車内でいただくことにします。

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ホームに向かうと、ちょうど私の乗る特急「しなの」が入線したところでした。

発車までの時間、駅弁をゆっくりといただきます。

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今回の駅弁は、「味噌かつ弁当」。信州ポークのカツに、かけるお味噌は信州味噌。飲み物も、食べられないならせめて飲むだけでも、ということで信州そばのそば茶にします。
信州づくしのお昼ご飯で大満足!

「しなの」は、善光寺平の大展望や木曽川の渓谷、旧中山道の宿場町を横目に眺めながら信州路を快走します。

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車窓からは、雪を抱いた北アルプス。

こうして、久しぶりのドライブラリーに鉄旅、さらには街歩きと善光寺のお参りまでできて、言うことなしの上信紀行でした。

Posted at 2022/06/04 20:31:02 | コメント(1) | トラックバック(0) | 街歩き | 日記
2022年05月27日 イイね!

ドライブラリー『第75回D-Wind Rally ぐんま「みず」ものがたり』と高崎散歩」

ドライブラリー『第75回D-Wind Rally ぐんま「みず」ものがたり』と高崎散歩」数十年来の趣味であるドライブラリー(一般のクルマで観光ドライブしながら、途中に設定されたクイズを解いたり、一定のチェックポイント間の距離を計測するドライブゲーム)ですが、ここ2年ほどはコロナ禍ということで、シリーズ戦やコースの公開も自粛されてきました。

先月から、2年振りに複数のコース公開が復活、ということで、早速その中の1コース「第75回 D-wind rally」を走ってきました。

こちらのコース、舞台は群馬県。

まだ私が若かった頃でしたら、群馬、埼玉辺りなら前日の夜に自宅を出て、途中のSAで仮眠。翌日はコース完走後、ぐるっと東京、神奈川を経由して当日深夜か翌日の未明に帰宅、ということも平気でしたが、さすがに寄る年波には勝てず、限られた時間では、ずっと自走するには少し厳しい歳になってきました。
とうことで…

5月27日早朝5時過ぎ、自宅を出発。クルマではなくJRで名古屋駅へ。1番列車の上り新幹線「ひかり」に乗り込みます。
終点の東京駅で上野東京ラインに乗り換え。目的地、高崎駅に到着したのは午前10時すぎでした。

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久し振りの高崎駅。途中まで激しく降っていた雨も到着する頃には止んでいました。時間まで西口と東口を少し散策。

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駅前のデッキには、「上野三碑」の案内が。駅コンコースでも、その模型を据え付けている最中でした。

古代に造立された、日本最古の石碑群の中の三碑が、ここ高崎市にあるそうで、今回、ユネスコの「世界の記憶」に登録された、とのこと。三碑を巡るバスツアーなどもあるそうです。
…コース作者さん、「登録記念」でこの三碑を巡るコースは如何でしょうか?

予約時刻が近づいたので、レンタカーの営業所へ。そう、今回はレンタカーを使ってコースを回ります。

今回借りたレンタカーは、こちらのホンダ・フィット君
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何年か前の東北遠征の時に借りたレンタカーも同じフィットでしたが、今回はちゃんと新型になっています(笑)

受付を済ませて乗り込み、早速スタート地点へ。

型は違えど、昔フィットに乗っていたせいか、運転感覚にそんなに違和感はありません。
利根川の支流である広瀬川沿いの「竜神宮休憩所」をスタート、そのまま前橋市内に入り、市内中心地の「前橋公園」に到着。
スタート直後に再び降っていた雨も今度は完全に止んで、青空と明るい太陽が顔を出しています。

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汗ばむ中、クイズを探して公園をあちこち歩きまわります。

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スタートが遅いのもあって、コース序盤の「上州・村の駅」にはお昼過ぎに到着。
コースの案内には食事スポット、とあり、ここで私も昼食とします。

いただいたのは、「天丼」
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店内もう一つの食事処「とと丸」は海鮮丼がメインのお店ですが、その中で私が惹かれたのは、
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メニュー写真一番左にある「ねぎだけめし」。
名産、下仁田ネギを焼き、蒸し、揚げの3種の方法で調理したものが乗っている、ということで、ネギ好きにはたまりませんが、残念なことに土日祝日のみの提供…。
代わりにいただいたのが、「ネギコロッケ」。その名の通り具にネギがたくさん入っているコロッケで、揚げたてがホクホクしていておいしく戴きます。

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赤城山をバックに、下仁田ネギのコロッケを頬張る…

次のチェックポイント、JR敷島駅には、駅前に「赤城饅頭」で有名なお店があり、お土産に買い求めます。
色々な種類の饅頭が並んでいて目移りしそう。お店の方に賞味期限を聞いたところ、「上から順に…」と説明を受けたのですが、種類によって賞味期限も様々で、とても全部覚えきれませんでした。

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「赤城饅頭」(帰宅後に撮影)。結局、買い求めたのは田舎饅頭と酒饅頭。
帰宅後にいただいたのですが、私は酒饅頭が気に入り、嫁は田舎饅頭が好み、とのことでした。

さらにコースをたどります。
あまりコースの詳細を話しても何なので、グルメメインの話になってしまいましたが(笑)、のんびりとした山里道が中心で、途中、広大な畑の中をまっすぐ走る1本道を気持ち良く走ったり(トップ写真)、上信越の山々を望むことが出来るビューポイントがあったり、とコースも非常に楽しいものでした。

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…手前に写り込んでいるのは回答記入用に持参しているペンの先です(笑)

今回はレンタカーということで、コースにダート路が無いことを最初に確認の上、走行しました。あと、道沿いからせり出した枝や草も車体に接しないように注意深く走っています。やはりそのあたりは気を遣ってしまいますね。

午後4時前、沼田市街地でゴール。そのまま市役所前の有料駐車場にクルマを停めます。
最後のクイズが設定されているのは沼田市歴史資料館。入場料を払って中へ。

街歩きをしているときにも、このような歴史博物館を見学することがありますが、街の歴史を詳しく知ることができて非常に興味深く、勉強になります。

館内は撮影不可ですので、いただいたパンフレットのみ、こちらに。
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現在の企画展は「土岐の殿様資料展」。
沼田藩の殿様は、江戸中期からは美濃にゆかりのある土岐氏でした。私の地元とも関係があるということで、興味深く見学します。

こうして、2年ぶりのドライブラリーは楽しく終わりました。
こちらのドライブラリーのコース情報は下記へ。

…歴史資料館を後にして、まだ時間もあるしどうせなら沼田駅まで歩いてみるか、と駅に向かう下り坂を歩いている時、路面の段差の境でバランスを崩して転倒し、両膝と右手の親指をしこたま打ち付けてしまったのはお恥ずかしい話…。
転倒して身体が一回転したのですが、幸いに頭は打たなかったものの膝はすりむいて履いていたズボンも破れ、親指も軽い突き指気味で直後には痛みが結構あったので、結局そのまま車に戻ることにします。

翌日はまた、ずっと鉄道で移動ですので破れたズボンをそのまま、というわけにもいかず、替えも用意していなかったので、戻る途中、某有名衣料品店に立ち寄って新しいズボンを購入します。
午後7時前、高崎駅のレンタカー営業所に到着。ここまで付き合ってくれたフィット君とは、ここまで。

この後は宿でチェックインするのですが、その前に夕食。
夕方の通勤通学客で大賑わいの高崎駅構内で、よさげなお店を探します。
すりむいた膝と右手の親指はまだ痛みますが、親指の方は直後よりも少しずつ痛みがひいてきています。どうやら、骨に影響はなく、軽い打撲のようです。

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夜の高崎駅(夕食後の散策中に撮影)
レンタカーを返す時に少し雨がぱらついてきましたが、その後雷も鳴り出して本格的な夕立になったようで、傘を持たずに慌てて歩く人の姿も。

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夕食は、「とりめし」で有名な「登利平」のお店で戴きました。
「とりめし」の「松重」を奮発。錦糸卵の代わりに肉厚のもも肉が盛り付けられています。これにビールがたまりません(怪我しているのに大丈夫か??)
こうして高崎の夜がふけていきます。

宿は、ここから3駅先の新前橋駅近くに取っています。
応急処置用に、ドラッグストアでキズ薬と絆創膏を購入がてら駅前を散策後、上越線の普通列車で向かいます。夕立の影響かわかりませんが、若干ダイヤが乱れているようで、乗り込んだ列車も20分ほど遅れて到着したものでした。

翌5月28日朝、宿で気持ちよく目が覚めます。
キズの方は痛みはあるも歩くには支障がなさそう。薬を塗り、絆創膏を張り替え、朝イチで朝食後、チェックアウト。

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新前橋駅の跨線橋から前橋市内、赤城山が綺麗に望めます。今日は気持ちいい青空。

まずは電車で再び高崎へ。
次の列車まで乗り換え時間が少々あるので、それまで朝の街歩き。
今度は転ばないように(笑)、少し慎重に歩みを進めます。

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朝の高崎駅。

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土曜日の朝ということで、人も車も少ない街を歩くのは清々しい気分になれます。
あまりの気持ち良さに少し遠くまで行ってしまい、駅に戻る頃には発車時間ギリギリでちょっと焦りました。

ということで、まだお話は続きます。
Posted at 2022/05/30 21:52:18 | コメント(1) | トラックバック(0) | ドライブラリー | 日記
2022年05月06日 イイね!

【2022年春 遠征記その4】北前船と福井の鉄道乗り歩き

【2022年春 遠征記その4】北前船と福井の鉄道乗り歩きその3 からの続きです。

四国の鉄旅から帰宅後、5月2日は休出で少し仕事。
3日〜5日は混雑を避けて遠出はせず、ブログの更新の他は近所の散策や妻との買い物などで過ごしました。

そして5月6日、日帰りのお出かけをすることに。

朝6時前に出発。ハスラーは妻が出勤で使うので、アルファードを連れ出して、東海北陸道を北上します。
荘川ICで下りて、五箇山ICまではR156を経由。

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久しぶりの合掌集落を通過。
良いお天気で、雪を抱いた白山連峰を見ながらの気持ち良いドライブです。

再び東海北陸道から北陸道、片山津ICで降ります。

加賀温泉郷の傍を通り、インターから20分ほどで到着したのは、加賀市橋立の伝統的建造物群保存地区。江戸時代から明治の初めにかけて、北前船の運航を担っていた船主たちの住居が今でも多く残っている街並みです。

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その中心に、「北前船の里資料館」があります。

北前船は、江戸時代、北海道から日本海〜関門海峡〜瀬戸内海を経由して大阪を結んだ西廻り航路を行き来した運搬船のことです。
単に運搬だけでなく、途中の寄港地で積載品の取り引きも行っていて、衣食住に係る様々な荷物を載せていました。

橋立は、そんな北前船の寄港地のひとつで、ここを根拠として自前の船を持つ船主も多くいました。
そんな船主屋敷の一軒を、こうして資料館として公開されています。
入場料を払い、さらに検温とアルコール消毒も入念にした上で中へ。

写真撮影はOKでしたので、一部だけ紹介。
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北前船の解説から、船内の装備品や携行品、帳面など、当時使われていたものが多数展示されていて興味深いです。

一度航海に出れば、現在の金額で数千万〜億近い売り上げがあったといわれ、高額な稼ぎが期待されたということで、屋敷自体も蔵も併設された立派なものです。
反面、海難事故のリスクも常に伴い、また船上の労働は過酷なもので、乗組員の苦労も展示物や解説から詳しく知ることができました。

資料館の係員の方と少しだけ談笑しながら、街並み散策の道順も教えていただき、資料館を後にします。

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家並みを散策します。左側には日向ぼっこ中のワンちゃんが。さっき教えてもらったにも関わらず、方向を間違えて戻って来た私を、見るともなく見ていました。

「展望の道」を歩きます。
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こちらでは、ネコものんびり散策しています。

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板壁の家が続き、その間を海からの風が吹き抜けます。

その海沿いの道へ。
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西出朝風という歌人の歌碑、その向こうに青い海が広がります。
日本海を行き来した北前船は、この海からここに立ち寄り、また発っていったのでしょう。今日はいいお天気で穏やかな海ですが、こんな日ばかりではなかったでしょう。

以前、小樽を訪れた時から、北前船の歴史には少し興味を持っていました。その関係で訪れた橋立の街ですが、かつての繁栄を偲ばせる家並みがしっかりと残っていて楽しい散策が出来ました。帰宅後に、ネットなどで再び北前船について色々と調べたのは言うまでもありません。

クルマに戻ります。
次に向かうは、福井県に入り坂井市の三国。ここからは1時間弱の道のりです。
R305へ。この日はここから先、しばらくこのR305を走ることになりますが、途中でいったん右に曲がり、海沿いをいくr7へと歩を進めます。

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海の見える良さげなスポットで1枚…

東尋坊のすぐ横を通りますが、有料の駐車場に停めて見物するほどの時間がなく…そのまま先にある、えちぜん鉄道の三国港駅に向かうことに。

三国港駅に到着。(トップ写真)

パーク&ライドができるように、電車利用者には駐車場が用意されています。クルマはここに停めて、この先は再び「乗り鉄」に…。

えちぜん鉄道は、この三国港と福井駅を結ぶ三国芦原線と、勝山から永平寺を経由して福井駅を結ぶ勝山永平寺線の2つの路線があります。今回は、三国芦原線で福井市に向かいます。

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ちょうど、折り返しの電車が到着する頃でした。
駅は無人駅なので、切符はどこで買うのか車内で運転士さんに聞いたところ、整理券を取って降りる時に駅で精算する、というような説明でした。運賃箱に入れて降りるのだろう、と思いこみ、あらかじめ1000円札を両替して小銭し、整理券と一緒に握りしめます。

ちょうど駅近くで写生をしていた小学生のグループも乗り込んで車内は賑やかになったところで発車。
すぐに海から別れ、芦原温泉の最寄り駅、あわら湯の街駅を過ぎると、広大な水田の中を疾走しています。途中、福井方面に東から南向きにカーブしたほかはほとんど線路は直線。水田の中をまっすぐに一本の線路が伸びています。さすが米どころ福井平野です。

小学生のグループは途中で降りましたが、それでも車内の座席はほぼ埋まるくらいの混雑の中、福井の市街地へ。福大前西福井駅からは、やはり学生らしき若い人も乗り込み、福井鉄道との乗換駅である田原町駅は福井市内の軌道を走る電車も停まるように高低が違う2種類のホームを見かけます。

そして、運賃の精算ですが、田原町駅からは女性の乗務員さんが乗り込んできたので、そこで精算することが出来ました。

福井駅に到着。
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恐竜もお出迎え…

時刻はお昼時。ここで昼食ですが、福井と言えば、の越前そばは食べられない体、他に何か、と駅近くのお店を回るものの、どこも混雑。
福井駅の構内に「今庄そば」の立ち食いそば店があり、前にも何回か利用したことがあったのですが、今回もそちらに向かいます。
やはり混雑していましたが、それでも注文したらすぐにいただけました。

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天玉そばではなく「天玉うどん」。そばとうどんを選ぶことが出来ます。
(見ていると、9割くらいのお客さんは「そば」を選んでいましたが)

美味しく戴きましたが、うどん1杯ではまだ腹5分目。しかし、少しお腹が落ち着いたので、そのままJR北陸線の列車に乗り込みます。

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敦賀行き普通列車。
先日乗ったJR西日本の新快速と同じ系統の車両で、座席に座り、JR西日本仕様の駅名標を見ると、なんか数日前の鉄旅の続きをしているようです。

しばらくして発車。建設中の北陸新幹線の高架から別れ、メガネの街鯖江を過ぎ、武生駅で下車。

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JR武生駅。

ここから線路沿いに少し戻ると、福井鉄道の越前武生駅があります。
せっかくなので少し遠回りして街の様子を眺めながら向かいました。

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越前武生駅。
帰りは福井鉄道で戻ることに。

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福井鉄道の田原町行きは1両。市内の軌道も走るので路面電車仕様です。
これとは別に、さきほど乗ったえちぜん鉄道の途中、鷲塚針原駅まで乗り入れる電車もあります。こちらは新型の2両編成で、しかも急行です。

越前武生駅を発車した電車は、ゴトゴトと福井市に向けて北上します。風情のある旧い駅舎が特徴の北府駅を過ぎ、鯖江の象徴的な公園、西山公園の横を通ります。鳥羽中駅の先からJRの南福井貨物駅に近い花堂駅まではほぼ線路は一直線。商工会議所駅からは路面電車となり、福井城址大名町駅で下車。
その名の通り福井城址の西側になります。

こちらで降りたのは、福井名物ソースカツ丼のお店「ヨーロッパ軒」総本店の最寄り駅だからです。

フェニックス通りの西側、飲食店街の先にお店はあります。いつもは敦賀駅前のお店に行くので、こちらの総本店は初めてです。

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ソースカツ、メンチカツ、それにエビカツの3種丼。ボリュームいっぱいなのでご飯は少なめにしました。
これで、お腹もいっぱい。

このままJR福井駅まで戻ります。

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福井駅。駅舎に大きく恐竜が描かれているのが特徴ですね。写真には写っていませんが、巨大な恐竜の像も見ることが出来ます。
今は、新幹線ホームの工事が急ピッチで進められていますが、まもなく開通する北陸新幹線の敦賀開業に備えてか、駅前は再開発の真っ最中。これからの街並みが楽しみな福井駅前を歩きます。

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コンコースを渡った反対側にあるのが、えちぜん鉄道の福井駅です。

帰りの三国港駅行きは、学校帰りの高校生で混雑していました。しかし途中駅で次々と降りていき、終点の三国港駅に到着する頃には車内は私1人です。

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三国港駅に戻ってきました。

クルマに戻り、R305で越前海岸を走ります。
時刻は16時過ぎ。よく通るR305ですが、やはりこの区間は夕暮れに近い時間帯に走るのが良いですね。

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大小さまざまな漁村を通過、呼鳥門に近いこの場所で休憩。少し傾いてきた太陽の光が海面にキラキラと輝いています。

R305の途中で日が暮れるのかと思っていましたが、敦賀近くでR8に合流してもまだ外は明るいままです。

ということで、このまま敦賀港に近い「金ヶ崎緑地」へ。
金ヶ崎緑地は、明治~昭和戦前まで、欧州へ向かう航路の出発、到着地だったところ。緑地内にある敦賀港駅まで列車が乗り入れ、乗客はここで船に乗り換えをしていました。
また、その旧敦賀港駅舎や「敦賀ムゼウム」など、歴史を学ぶことのできる資料館や、赤レンガ倉庫なども残っていて、歴史と旅情を感じるお気に入りの場所です。

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ちょうど、海の向こうの山に日が沈む頃になりました。

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今回の連休は、去年一昨年とはちょっと違って、少しだけ気兼ねなくお出かけができた連休でした。海に輝く夕陽を眺めながら、今回の遠征を振り返ります。

振り返るにはちょうど良い場所、ちょうど良い時間でした。

ということで、非常に長くなってしまいましたが、最後までご覧いただき、ありがとうございました。
Posted at 2022/05/08 22:25:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | 小旅行 | 日記
2022年05月01日 イイね!

【2022年春 遠征記その3】阿波池田散歩

【2022年春 遠征記その3】阿波池田散歩その2 からの続きです。

徳島から2時間20分、阿波池田に到着します。
香川、愛媛県に接し、土佐高知への途上にある池田の町は、かつてはたばこをはじめとする物流の集積地や、高松、徳島と高知を結ぶ交通の要衝として栄えました。
また、甲子園を湧かせた高校野球の名門、池田高校もこちら、ですね。


徳島線の列車を降りた乗客は、乗り換える人と駅を出る人が半々くらいです。
「久しぶり~!」という声も聞こえて…連休ですね。

早速に観光案内所で市街地の地図をいただき、散策開始。乗換えの列車まで40分あまりの小散策です。

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駅前は大きなアーケードがお出迎え。ところどころ、新しいカフェや和菓子屋さん、ホテルなどが並んでいます。

アーケード通りをぬけた先が「うだつのある家並み」。

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白壁に白い路地…白の一体感がある街並みです。

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元は「たばこ屋さん」でしょうか。旧いガラスケースに「たばこ」の文字がありました。昔はよくありましたね、このようなタバコ屋さんが…。

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こちらは酒屋さんでしょう。建物もですが、看板も良いです。

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うだつのある街並みから、道を変えて駅に戻ります。こちらは商店街でしょうか。

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この道の先に、池田高校があります。

ところで、信号の横の交差点名、ちょっと見にくいのですが「池田町マチ」とあります。
私も後で気が付いたのですが、他にも「池田町シンマチ」「池田町ウヱノ」など、正式な住所表記の地名がカタカナとなっているところが多く、阿波池田駅の所在地は「三好市池田町サラダ」なのだそうです。

これだけカタカナの地名が集まっているのは非常に珍しく、なぜそうなったか調べてみると、明治時代に、当時の最新だったカタカナ表記を取り入れたからだそうです。
ちなみに「サラダ」は料理のサラダではなく、「更田」という地名から来ている、とのこと。

こうして街歩きをしていると、その街のことをあとで調べたりして、良い勉強になります。

列車の発車時刻が迫ってきました。駅に戻ります。

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阿波池田駅。少し大きな山あいの駅、という雰囲気で、跨線橋やホームの柱、屋根に、とても懐かしさを覚えます。
「キハ58」などの国鉄急行色のディーゼルカーや、蒸気機関車が入ってくるととても似合いそう。ずっと佇んでいたい駅です。

ほどなくして、ホームに列車到着を知らせるメロディーが流れます。他ではあまり聞くことの無いメロディーだな、と思ってこれも後で調べたら、池田高校の校歌だそうです。それも、導入されたのは先月から、とのこと。

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メロディーとともに、私が乗る岡山行き特急「南風」が線路の向こうから姿を現して、ゆっくりとホームに入線。

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乗り込んで座席に腰を落ち着かせると、反対側から高知行きの「南風」もやってきました。こちらは、アンパンマンのデザインです。

いよいよ、帰路につきます。岡山まで乗り込んだ後は、行きと同じルートで、ほぼ在来線を乗り継ぐのみ。

阿波池田駅を出発した特急「南風」は、さきほどの徳島線が最後まで越えなかった吉野川を一気に越え、徳島・香川県境の長い猪鼻トンネルを抜けると讃岐平野を疾走。昨日降り立ったばかりの丸亀を過ぎて瀬戸大橋を渡ります。

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帰りの瀬戸大橋からの風景。
やはり、四国の旅の締めはこの風景になってしまいます。

ということで、東半分だけしか回れなかった四国鉄道旅でしたが、天気にも恵まれ、非常に楽しい旅となりました。
Posted at 2022/05/07 20:33:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | 街歩き | 日記
2022年05月01日 イイね!

【2022年春 遠征記その2】四国鉄道紀行(短縮版) その2

【2022年春 遠征記その2】四国鉄道紀行(短縮版) その2その1 からの続きです。

4月30日、19時23分、徳島駅に到着。
この日の宿泊地です。

徳島を訪れるのは、この時の街歩き以来。この時は日帰りでしたから、宿泊となると学生時代に旅行で訪れて以来、34年ぶりです。

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夜の徳島駅。(夕飯後の散策中に撮ったものです)

まずは宿にチェックイン。その後、夕飯をいただきにふたたび街へ。

以前にも書きましたが、学生時代に泊まったときは、たまたま入ったラーメン店で食べた餃子がとても美味しかったことが、いまだに記憶に残っています。当時のお店の名前や場所まで覚えているわけではないので、今回は、まずは駅近くや駅の中の商業施設で良さげなお店を探しました。

時刻は20時過ぎ、お酒のあるお店はまだまだこれから、という体で賑わっています。
その中で入ったのは、やはり中華料理のお店。カウンターが空いていたので、一番端にちょこん、と落ち着きます。

まずは、徳島ラーメンとビールで、ひとり乾杯!

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本来、ラーメンはお酒の後の締めのはずですが、やはりご当地ラーメンならば、最初に。
豚骨醤油のスープと、徳島ラーメンならではの、チャーシューではなくスープがよく染み込んだ具材の豚肉が実はビールによく合うのです。

そして、もう一つの大きな特徴である生卵がまた、濃厚な味をそこねる事なく、上手くまろやかにしてくれます。

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次にいただいたのは、個人的に徳島といえば!の焼き餃子。
もちろん昔いただいたものとは違いますが、こちらの餃子、徳島名産のすだちの入ったタレを泡立てて、それに餃子を付けていただくもの。
フワッとしたタレがカリッとした餃子によく合って、ビールが進む進む…やはり、徳島に来たなら餃子を食べねば!!

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締めは、地元「阿波尾鶏」の唐揚げ。唐揚げにはハイボール、それも「すだちのハイボール」。
ジューシー柔らかな唐揚げと、すだちの酸味が活きているハイボールの組み合わせは最高です。

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お腹は満足、気持ち良い酔いの中、夜の街を散策します。

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駅前から駅前通り。ヤシの葉が揺れる通りを南西へ。

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新町川と新町橋。川面に映る街の明かりがずっと続いています。

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通りの先には阿波踊り会館、その先にある徳島市のシンボル、眉山が夜は黒く聳えます。標高290mと決して高い山ではありませんが、ここから見るとまさに聳える、と言った表現が相応しいくらい存在感があります。展望台でしょうか、山頂の灯りが眩く輝いていました。

帰りはひとつ下流にある両国橋を渡ります。こちらは飲食店街に近く、人通りも多く賑わっています。夜の飲食店街はあまり写真は撮らないのですが、歩くのは好きです。地元の料理や地酒を出す雰囲気の良い居酒屋から、洒落たビストロなど、様々な形態のお店が建ち並ぶ中をあちこち見ながら歩くのが楽しいですね。

こうして、徳島の夜はふけていきました。

翌、5月1日。気持ち良く目が覚めます。
宿の朝食が連休時で混雑しており、予定より少し遅く、7時にチェックアウト。

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朝の徳島の街。できればもう少しゆっくりと街歩きをしたかったのですが、この後の予定もあるので、やむを得ず駅に向かいます。

これから乗り込む列車の発車時刻は7時23分、普通に駅で切符を買っていても、まだ数分あるので普通に間に合うつもりだったのが、改札口の発車案内を見ると、発車時刻は「7時20分」⁉︎
急いで乗り場に向かいます。私が乗り込むと、すぐにドアが閉じて発車。あらかじめ控えておいた行程メモを見ると、しっかり7時20分と書いてありました。完全にこの時の私の思い違いです。

乗り込んだのは、徳島線阿波池田行き普通列車。各車両数人程度の乗客を乗せた3両編成の列車は、ディーゼルエンジンを響かせて軽やかに走りますが、2駅先の蔵本駅でいきなり15分の停車。
乗客は慣れたもので、じっと座ったままスマホや本に見入っています。
こんな感じで、この列車は阿波池田まで約2時間20分かけて走ります。

車窓は田園と住宅地の中。この後の徳島線の景観の主役となる吉野川はまだ登場しません。遠く、車窓右手は讃岐山脈、そして左手は剣山をはじめとする剣山地の山々を望むことができます。

列車は一駅一駅、丁寧に停車していきます。そのほぼ全てが無人駅。
その中のひとつ、
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写真左側の駅名票に「こう」とあります。実はこちらの駅、「府中」と書いて「こう」と呼びます。「国府」を「こう」と呼ぶことがあるのは知っていましたが、これは知りませんでした。
こんな感じで、車中もまったく退屈しません。

別の駅に停車した時には、目の前にこんな碑が。
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そして、学駅に到着。(トップの写真)
こちらの駅の入場券が、受験や勉強のお守り、として話題になったのも随分昔のことです。

列車は美馬市の中心駅、穴吹駅に到着。ここでも15分停車します。
うだつの上がる街並みが有名な脇町の最寄り駅で、当初は、ここで途中下車して街歩きの計画を立てていましたが、行程変更に伴い次回に持ち越しです。

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せめてもの、ということでホームに降り立ちます。
ずっと座りっぱなしだったので背骨と腰のストレッチ体操。朝の新鮮な空気の中の体操は気持ち良いことこの上ありません。

反対側からも列車がやって来てここで行き違い。静かな駅に、それぞれのディーゼルエンジン音が響きます。

のんびりとしたローカル線の光景が、そこにはありました。

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穴吹駅の駅舎をホームから。

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駅前にも、うだつの上がる建物が何軒か見ることができました。

反対側の列車が出発後、こちらの列車もゆっくりと発車。

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この辺りではずっと、吉野川の流れが、列車に寄り添っているかのように続いています。

ちなみにこの吉野川、終点の阿波池田まで、線路はずっと右岸(南岸)側を走っていて、一度も向こう岸に渡りません。地図を見ると市街地は吉野川の左岸(北岸)の方に集まっていて、地形も平坦な場所が多そうなのでそちらに線路を敷いても良さそうな感じですが、このあたりは何か理由があったのか、少し興味があります。

徐々に平地が見えなくなり、山あいに入っていきます。
乗客は徳島を出発してからほとんど入れ替わりが無く、というかほぼ空席で、僅かな乗客が降りては乗り込んで、を繰り返すのみです。

そんな中、途中の小さな駅から若い男性が乗車。乗り降りする客はすぐにわかるので、車掌がすぐにやってきて切符を買い求めたかと思ったら、次の駅で降りて行きました。1日の運転本数が少ない区間で時には何時間も列車が無い時間帯がある中、上手く鉄道を使っているのが印象的でした。

やがて、右側から土讃線の線路が近づいてきて合流し、佃駅に到着。
次が終点の阿波池田駅です。

9時42分、阿波池田駅に到着。

初めて乗った徳島線ですが、吉野川の流れと途中駅の風景、日本のどこにでもありそうな風景かもしれませんが、それが逆に安心できる、というか、いい癒やしとなったローカル線の旅でした。

その3に続きます。

Posted at 2022/05/04 23:28:28 | コメント(1) | トラックバック(0) | 鉄道旅 | 日記

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