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2017年05月02日

フォルクスワーゲン up! high up! 試乗記

フォルクスワーゲン up!  high up! 試乗記 本日は4月27日マイナーチェンジを受けたフォルクスワーゲン up! に試乗してまいりました。試乗グレードは4ドアの最上級グレード high up!になります。

エクステリア

フロントスタイル


リヤスタイル

マイナーチェンジされたのですが、エクステリアの変更はわずかに留まったようです。
フォルクスワーゲンの中では日本に導入されるモデルの中でも最小サイズということもあって他車種にはないポップな印象がありますね。しかしそんなポップなデザインながらもディテールまでしっかりとデザインされていることもあって、現行型が日本に導入されてから4年以上が経過した現在でも古くなっている印象はありません。

インテリア


インテリアのクオリティは軽自動車の普通レベルのクオリティです。全体的にはプラスチッキーな印象ですが、デザインとダッシュボード上部を覆うデコレーションパネルの装着によりチープな印象はありません。その他の部分ではドアトリムは一部鉄板がむき出しとなるセミトリムであったり、パワーウインドゥはワンタッチ式ではなかったりと、「走り」や「運転」に関係の薄い部分については割り切りを感じる部分が結構あります。ですので「走り」や「運転」に関係する部分においては、例えば本革ステアリングのクオリティは非常に高く、上級グレードではシートヒーターやクルーズコントロールも装備されています。
室内の広さは幅はもちろん小型車レベルにありますが、後席の広さは何とか大人が座れる広さを確保しているレベルに留まり、R2と同水準といったところですね。

シート


形状としてはヴィッツのハイバック仕様のシートに似ていたりもしますし、ファブリックのクオリティも普通に感じるシートですが、さすがフォルクスワーゲンのクルマであってサイズがタップリとしていて沈み込みの少ない、長時間しっかりと座れる快適なシートですね。
私はどうしてもハイバックシートは「廉価版」と感じてしまうところがあり、できればこの上級グレードだけでもヘッドレスト分離型のローバックシートが装備されたらなぁと思ってしまいます。

エンジン・トランスミッション
1000CC 直列3気筒 DOHCエンジンと自動変速機構を持つ5速マニュアル ASGとの組み合わせです。
エンジンのスペックは最大出力75PS・最大トルク9.7kgmと軽自動車のターボエンジンよりも若干最大出力が高いレベルにあるエンジンですが、組み合わされるトランスミッションがマニュアルミッションを自動化したASGなので、CVTやATとは異なり発進直後からしっかりとエンジンのパワーを引き出してくれています。このクルマの加速感は950kgと軽量なこともありますが、体感的には1500CCクラスの加速感があって動力性能には全く不満を持ちませんでした。
最後にASGですが、洗練されてはいますがやはり独特のクセはありますね。発進時にはクリープ現象は無いですし、発進してからもアクセルの踏み加減を調整しないとスムーズな走りはできないですね。90年代後半からCVTやハイブリッドシステムにより走行中はアクセルを踏みっぱなしで加速することに慣れてしまっている日本人には最初は戸惑うこともあるかもしれないですね。

サスペンション・乗り心地

装着されているタイヤは185 55R15 コンチネンタル

まずはこのクルマ、ボディ剛性が非常に高いですね。その高いボディ剛性により操縦安定性を重視した「硬め」のサスペンションが装着されています。「硬い」といってもその硬さは最近試乗した中では日産ノートの標準モデルよりも多少硬いといった感じで、ショックアブソーバーが良く動く印象があるので舗装状態の悪い道路を走行しても「ガツン」とくる印象はありません。
また、ホイールベースが2,420mmしかないとは思えないほどの直進安定性とクイック過ぎずスロー過ぎない丁度いいステアリングのおかげでまるで2000CCクラスのクルマを運転しているような印象でした。
正直、最近試乗したヴィッツとは正反対の性格のクルマなので、そのサスペンションの硬さゆえに街乗りに向いているクルマではありませんが、この安定感なら300㎞くらいのロングドライブでも平気でこなしてしまえるだろうと思いましたね。

総括
このクルマ、試乗してみてビックリするくらい実力の高いクルマでしたね。愛車とするならばその装備の「割り切り」がどこまで許せるか、またASGをスムーズに運転できるかでしょう。改めて思いましたが価格なりの価値はキッチリと感じることができました。興味を持たれた方は一度しっかりと試乗してみることをおススメしたいと思います。
ブログ一覧 | 試乗 | クルマ
Posted at 2017/05/02 19:03:30

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この記事へのコメント

2017年5月2日 19:37
UP!は何度か試乗しました。長距離も代車で乗る機会がありました。
私のような小柄の体格ですとシートを前に出すので後席には余裕がありましたし何と言っても後席への出入りがポロなんかよりすっと入れるくらい頭の周りに余裕がありました。ASGは良い変速機です。マニュアルでも大丈夫だしイージードライブもOKなのでアルトのAGSも良いと思ってます。
高速ではとても1000CCとは思えないパワフルな走りっぷりでピタッと安定していてポロに乗ってるのかゴルフなのかとも思える感じで信頼感があります。
今回のマイナーでターボが用意されるとのウワサでしたが見送られたようです。Audiで同ターボがあるのでVWも出してほしいものです。
5MTも輸入されるともっと楽しめる車になると思います。今回のMCは中途半端でした。
コメントへの返答
2017年5月2日 23:05
こんばんは。

あのしっかりした足回りからすればターボエンジンを搭載しても全然大丈夫ですね。
また、5MTも搭載されればなおさら楽しいクルマになったのかなとも思いました。

しかし日本を含めた全世界での販売台数を考えるとこの程度のマイナーチェンジに留まってしまった、といったところでしょうかね。
私も残念に思います。
2017年5月3日 12:52
こんにちは。
 このモデルの前期型は、大阪時代に試乗しました。概ねお書きになっている内容と同じ印象を持ちました。中でも、縦曲げ剛性の素晴らしさに感服しました。
 メーカーとしては、あえてチープな内容をデザインしたのかもしれません。しかし、「環境への調和」のあとの時代は、チープシックに流れませんでした。服などを含めた商品は、何度も「ウルトラシンプル」「チープシック」の流行を経ます。しかし、買う人の「持つ喜び」を満たさないので、必ず3年程度で軌道修正されます。もはや定理とも言えるのですが、こういう「商品史」がないので、誰も気づかないという循環です。
コメントへの返答
2017年5月3日 23:51
こんばんは。

本当にこのクルマのボディ剛性は値段を考えると本当に素晴らしいですね。このボディ剛性の高さにより安定感バツグンの足回りがあるのだと思います。

インテリアについては、ひょっとしたらカジュアル感を打ち出すために仰られる通りわざとチープにデザインしているかもしれないですね。
セミトリムだなぁと思いましたが、不思議とひと昔前の軽トラのような安っぽさは感じなかったんですよね。
2017年5月6日 7:01
おはようございます。
UP!のマイナー後の早速の試乗、参考になりました。自分もマイナー前は試乗しているので、熟成の程をぜひ確認しようと思います。
ハイバックシートは、自分も好みではありませんね。今回のMCで、せめてオプションでローバックタイプを用意して欲しかったですね。
それとMC後も変わらなかった4エアバッグ。今回のマイナーでも手付かずだったのは残念です。ブランディングで売る日本では、VWのイメージダウンになると思います(欧州ではトヨタ的立ち位置の大衆車メーカー故、この仕様で「正解」なのでしょうが、日本ではハイブランド戦略をとっている以上、相応の仕様にすべきかと)。この後の見直し・追加を期待しています。
コメントへの返答
2017年5月6日 14:41
こんにちは。

今回のマイナーチェンジは試乗記には書いてませんがスマホとの連携の向上、ASGのドライバビリティの向上及びヒルスタートアシストの追加、フロントバンパーのデザイン変更が主になっています。

シートはやはりローバックがいいですよね。このクルマでハイバックシートはセミトリムの室内もあってポップというよりも少しチープに見えてしまうんですよね。

エアバッグについてはこのクルマの販売台数と価格を考慮して割り切られた印象ですね。衝突防止ブレーキもポロとは違う安いタイプになるそうです。

いずれにしても今後のイヤーチェンジに期待ですね。。

プロフィール

「マツダ CX-5 XD Field Journey 試乗記 http://cvw.jp/b/1770520/47730374/
何シテル?   05/19 17:09
やまちゃん@8148です。 クルマ弄りの方向性はクルマは「走るもの」と考えていますので、走行安定性向上に寄与するパーツ、また日頃からやや長距離を運転するこ...
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