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2017年05月14日

ダイハツ ミライース X “SAⅢ” 試乗記

ダイハツ ミライース X “SAⅢ” 試乗記 本日は5月9日にフルモデルチェンジされたダイハツ ミライースを試乗しました。試乗グレードは個人向け量販グレードの X “SAⅢ” です。今回の試乗記は厳しいコメントが多くなりますが、あくまで個人の感想ですのでご了承ください。

エクステリア

フロントスタイル


リヤスタイル

先代のキープコンセプトながらホイールアーチと面の張りを強調し、細部までキッチリとデザインされた自動車らしい飽きの来ないデザインかなと思います。ライバルのアルトは大胆で存在感のあるデザインですが、ミライースはミラとミライースらしさを残しつつ完成度を高めたデザインに見えますね。

インテリア

X “SAⅢ” 以上のグレードに標準装備されるマルチインフォメーションディスプレイ付デジタルメーター

インテリアのクオリティは値段を考えれば上々であり、「安っぽさ」をあまり感じることはありませんでした。特に感心したのはステアリングのウレタンの材質で、しっとりとした握りやすい材質が使用されていました。

シート

フロントシート


リヤシート

フロントシートは軽量化のためヘッドレスト可動式のローバックシートからハイバックシートに変更となりました。このシートですが、生地のクオリティ、掛け心地ともに先代モデルのシートよりも明らかに劣っているように感じました。シート生地はツルツルのファブリックで何となく頼りなく感じますし、掛け心地もクッションのウレタンの密度が薄い感じがして長距離では腰の負担が大きくなるように感じました。
リヤシートは天井は低いものの足元の広さは十分に確保されていますが、ヘッドレストについては下級グレードではオプションとなるのが残念ですね。

エンジン・トランスミッション
先代のマイナーチェンジから採用されている低燃費バージョンの660CC 3気筒DOHCエンジンとCVTのそれぞれ改良版の組み合わせです。エンジンスペックは通常版よりも抑えられ、最大出力49PS・最大トルク5.8kg・mとなります。
加速についてはスペックから想像のとおり、平坦路では何とか問題なく加速していくものの、坂道ではそんなにキツくない坂道でもエンジンの「頑張ってる」が出てしまう加速感になりますね。ですので街中で乗る分には不足は感じないものの、山間地などでこのクルマに乗られる方はハッキリとパワー不足を感じてしまうかもしれません。ですのでこのあたりは試乗する機会があればしっかりと確認したほうがいいと思います。
私は仕事でたまに先代の当初のモデルに乗る機会があるのですが、同じ場所を走った時にパワー不足を感じることはありませんでした。

サスペンション・乗り心地

装着されているタイヤは155 65R14 ダンロップエナセーブ EC300+

軽量化やコストダウンのためスタビライザーが未装着となりますが、結果このスタビライザーが装着されないことのネガが走りにもハッキリと表れていますね。
まだ試乗が始まったばかりのクルマではあるので、ショックアブソーバーの動きの渋さも考慮にいれなくてはなりませんが、足回りの硬さは「動き始めが硬めなややソフトな足回り」といった印象で、凹凸のある道路を走行すると割と「トトン」と振動を拾い、その後ややボディがやや左右に揺れる動きを見せます。また交差点を曲がる時にステアリングを大きく切って曲がってみましたが、「超」エコタイヤの影響もあってアンダーステアは強めですね。パワーステアリングの感触は先代初期モデルよりもイイだけに、フロントだけでもスタビライザーを装着してもう少ししっかりとチューニングされればなぁと思った次第です。このあたりは今後の改良に期待したいところでありますね。

総括
実はプレス発表で今回は燃費トップを敢えて狙わず、走りを重視したとの情報を見たのでそれなりに期待して試乗しました。結果かなり厳しい評価になってしまいました。このミライースの前身モデルであるエッセはスタビライザーが未装着であってもきちんと走るクルマでした。だからこそ安全にクルマを走らせる「走り」の部分をもう少し何とかして欲しいと思うのです。繰り返しになりますが今後に改良に期待しています。
ブログ一覧 | 試乗 | クルマ
Posted at 2017/05/14 18:14:29

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この記事へのコメント

2017年5月14日 19:23
こんばんは。仕事で長距離走っていると結構遠くから来てるよね?と言うナンバープレートを見かけます。一昔前だと軽自動車=近場の移動と言うイメージでしたが実際は距離走られる方も多いですね。そこへ来て軽量化の為シートの座り心地を妥協してしまったのはメーカーのリサーチ不足でしょうか?
スバルでもOEMとしてある筈ですので近くの店舗へ行って見たいと思います
コメントへの返答
2017年5月16日 11:46
こんにちは。

シートについてはたぶん先代ミライースの1回乗車あたりの平均走行距離や時間を考慮して質感を決めたように思います。

ただ、私以外はシートの掛け心地は良いと言っている人がほとんどなので、一度ディーラーに行っていただいて実車の確認をオススメします。
2017年5月14日 19:29
状況よくわかりました。昨日、Dの前を通ったのでショールームだけは覗いて来ましたが試乗は今日からだとか。スマアシ3になってステレオカメラとなってレベルが上ったこと、廉価モデルでもリアヘッドレストがOPで装着できることは良いと思いました。アルトは下から2つのモデルにはヘッドレストさえOPでも設定できないホール無しシートで安全性を無視するスズキには改善を望みたいものです。アルトにもそのうちに鳴り物入りのデュアルカメラサポートを捨ててまで、新しく採用したデュアルセンサーブレーキサポートを装着すると思われるのでまだダイハツに無い5MT、5AGSはノミネートに残しておく予定です。
コメントへの返答
2017年5月16日 11:52
こんにちは。

リヤヘッドレストは先代モデルもディーラーオプションで用意されていました。今回のモデルチェンジでメーカーオプションになったのです。

シートについては個人的見解ですが、アルトの方がマシですね。ミライースのシートのホールド性はアルトよりも低いと思いました。

アルトも年末にマイナーチェンジが予定されているので、スイフトと同じ衝突安全ブレーキが用意されると思われるので、それを待ってからの比較でも良いかもしれませんね。

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