続いては自力のDIY作業。点火系メンテ作業です。
あ、一部工具はe師匠からお借りしました(^^;A
①イグニッションコイル交換
②プラグ交換
FD2はこれらの作業時には外すものが多くて面倒です。
ワイパーやカウルトップ関係を総取っ払いしてようやくヘッド部分へアクセスできます(^^;
ココまで外してようやく、ボルトを外してイグニッションコイルを外せて、プラグレンチを使ってプラグを外せます。
まずは①イグニッションコイル交換について。
旧パーツを外したところで新旧比較。
今回用意したのは「ハイスパークイグニッションコイル」。
左から1番、2番、3番、4番です。
1番のイグニッションコイルだけ変な痕跡が見受けられます。根元部分に茶色っぽい焼け跡のようなものがあり、粉っぽいようなものが付着してました。また、同様に1番のみ先端のゴム部が他と比べて硬くなってて加えて焼けなのか茶色っぽく変色してました。同じく1番のプラグホールの上部にも同様の茶色のものが付着して汚れていました。
コレ・・・原因はハッキリしてます。とある謎パーツが原因です。(まぁ、色々あるので詳細はココでは割愛しますが・・・) だって1番だけこの謎パーツを接続してての結果ですから。
この点に関しては、プラグ検証と同時に見解をお伝えしたいと思います。
純正品の構造詳細は分かりませんがDENSO製です。
新品との見た目の違いは「HIGH SPARKS」の文字の有無のみ。
ハイスパークイグニッションコイルの特徴として、ヘッドの部分は京セラの注形レジンを使っていて、これはメーカーがコスト的に出来ないことをやっているとのこと。京セラの注形レジンというと耐久性、耐熱性、絶縁性はお墨付きだそうです。
カプラー接続口は全くもって一緒ですネ。
まぁ、ココが違っては取り付けできないですからww
差込口ですが、ゴムの耐久性を変えずに純正品より柔らかくして、取り付け・取り外しをしやすいように改良されています。純正はゴムが硬めで経年劣化で5年もすると固着することも多いんだとか。
幸いにして13年10ヶ月(前回のプラグ交換時からは5年)経過してるたいぱぁでは固着は無くすんなり外れてくれました。
取り外したモノの差込口のゴムは焼けて劣化が進み変色しているのが見てとれますネ。あと触った感じでは新品と比べて旧品は明らかにゴムが硬いのが確認できましたが、これが元々なのか経年劣化で硬くなったのかは純正新品を知らないので分かりませんネ(^-^;)b
次は②プラグ交換について。
たいぱぁのプラグ使用暦を振り返ってみると・・・
(1セット目:純正プラグ)
使用期間:4年1ヶ月、使用距離:31,277km
(2セット目:NGKレーシングプラグ9番)
使用期間:4年9ヶ月、使用距離:約52,000km
(3セット目:NGKレーシングプラグ9番)
使用期間:5年、使用距離:約49,000km
です。
もっと早いサイクルで交換しなきゃいけませんね(^^;
それぞれの比較で見ていくと分かりやすいと思うので、過去の画像を引っ張り出してきて比較。
こうして並べてみると結構違いが分かりやすいかな?
そもそも長い距離を使い過ぎてることもあってプラグの劣化が大きく進んでるのは否めません。
中心電極はかなりチビってしまっていて外部電極とのギャップが広がってしまってます。
こりゃ、当然に燃焼状態は少なからず悪化していたものと推察出来ます。
と、ここで気付くのが1番プラグの焼け状態。2セット目、3セット目共に1番だけ中心電極が他の3本に比べて黒く焼けて(ススがこびりついて)ます。3セット目(今回取り外したモノ)は如実にそれが現れてます。
コレの原因は、イグニッションコイル交換のところでも触れたものと同一と捉えています。
エンジンヘッド部で発生する電気制御に関するいわゆる「プラッシング」的な役割を意図したパーツとして1番プラグホールに取り付けしていました。コレで他と異なる燃焼状態を作り出していたことは明らかですネ。
1セット目にこの違いが現れず、2セット目以降で現れていますが、謎パーツを取り付けたのが2セット目への交換時ということを考えても、原因時期として一致しますからネ。
中心電極はそもそも薄茶色(いわゆるキツネ色)に焼けるのがベストコンディションの目安とされていますので、2~4番は正常燃焼の範囲と捉えられます。
ということで、今回の交換時に付けていた謎パーツは撤去しました。これで全気筒で同様な正常燃焼となるものと思われます。
イクニッションコイル&プラグ交換直後の走行で驚くべき変化というものは鈍感を自負する私には感じられませんでした(核爆 ただ、通常だと200km程度走るとECUの学習が進んで、ハイスパークイグニッションコイルの電圧に合わせた燃調になるということらしいのですが、昨日今日と家族の足として30km程乗り回してると、アイドリング時のエンジン音が少し静かになったのかな?と思ったのと、信号停止からのゼロ発信が少し軽く前に進むようになった!?と感じる部分が出てきたように思います・・・たぶん(^^;A
今後、この辺りの変化やサーキット走行でのトルクの感覚に好感触が出てきてくれることを期待したいですネ♪
20日(土)にeガレにお邪魔して、色々とメンテやってきました。
点火系メンテナンスのズボラさを反省して具材の準備を進めるとともに、もう一点e師匠に不具合解消の相談をしていました。
というのも、数年(・・・っていっても、もう5~6年?)前くらいからエンジンをかける際のセルモーターを稼動させる際、再三『ギャァァ~~・・・』ってなギア鳴きの音が発生する事象がありました。それでも、この間ずっとエンジン始動には問題無くそれに高確率で音鳴りする訳でも無かったし、特に寒い季節にはこの音鳴りの頻度が高いよなぁってくらいに思ってた感じでした。
まぁ、まず間違いなくセルモーターが原因であることは疑う余地もなかったのですが動かすのに支障が無ければメンテも後回しにしがちなのはしょうがない(^^;A それでもたいぱぁ新車購入から13年10ヶ月という期間を経過しているのも事実なのでどんなもんなのかe師匠に相談してみたという次第です。
事象と対策を総じて簡略に説明すると、どうやらセルモーター内の駆動用ギア(インターナルリングギアというものらしい)が原因箇所のようで、当該ギアが樹脂製であるため経年劣化でギアの歯がナメて(欠けたり擦り減ったりして)欠損してくるようです。ホンダ車では珍しくもないことのようです。
ギアの歯がナメてくることでギアの噛み込みが甘くなってモーター稼動時にギアが滑って『ギャァァ~~・・・』っていう音が出て、そのうちギアがガッと噛んでエンジンが始動する、という状況。
ハイパワー(というより高圧縮な)車では特にエンジン始動時のモーターへの要求パワーが大きい(=ギアへの負荷も大きくなる)傾向になるらしく、FD2でも最悪このギアが割れて始動不能に陥ることもあると。(実際、パワーUPしてるお友達のFD2はこのギア破損したことがあるらしい・・・(-"-;))
ノーマルに毛の生えた程度なライトチューンなたいぱぁだからこそギア鳴きしながらも14年弱の期間もっていると考えると、不動車になる前にそろそろ手を打っておかなきゃいけないのかなぁと。
この問題のインターナルリングギアに関しては、TODA製で、内部のプラネタリー(遊星)ギアとの相性を考慮した材質、表面処理を与えられた強化リングギアがありますが、価格が18,000円(税込19,800円)。う~ん、お高いww
※詳細はTODAさんのHPで見てみて下さいm(_ _)m
セルモーター本体も経年で相応にヘタってきてることを考えると、インターナルリングギアのみを交換するよりもギア含めたセルモーター本体を交換するほうが得策かなと思えます。そこでe師匠に頼んでセルモーターのリビルト品を探して頂き、その価格も見て検討したいという方向に。
結果として、リビルト品+交換工賃で30,000円ということでしたので今回は純正リビルト品に交換メンテすることとしました。
ガレージでの交換作業。
全くやりようが分からないので、この作業は完全に丸投げです。
FD2に関してのセルモーター交換は、その設置位置や周りの関連機器のレイアウトの関係上かなり狭いスペースでかつ面倒な作業のようでした。
エンジン本体の前方が設置位置となっていますが、上側はインマニ、前方はラジエター等がありアクセスできず、下側のオイルパンとメンバーの隙間から作業するという図式でした。こりゃ、DIYは難易度高そうですよ。見えない部分のボルトを外したりもするので、私が普段使っているホームセンター等で買えるような精度の工具ではなくて本格的なレベルのしっかりした工具を使うべきでしょうから尚更です。
e師匠、ありがとうございましたm(_ _)m
外れた時に新旧比較してみました。
うん、リビルト品やから普通に外観上の綺麗さの違いしか分かりませんネww
価格と性能、廃棄の手間なんかを考えればリビルト品が使えれば十分なパーツかと思います♪
(リビルトの場合は外したパーツを返送しますからネ)
コレでギャアア~音から解放されました(^0^)v
この日、なぜかeガレメンバーがこぞって作業等々で集まってたので、ここで昼食タイム。
近所のコスパ最高な焼肉屋さんに向かい1,000円ランチセット♪♪マイウ~でリッチな昼食でした。
この後、午後からは点火系メンテナンスのDIY作業に取り掛かりましたが、追ってレポします。
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