子供が高校を卒業し、手が離れたここ10年ほど、ほぼ毎年、8月の20日前後「宿泊ツーリング」をしています。
1泊の時もあるし、2泊することもあります。
行先は、必然的にその日程で行けるところ、南九州か鳥取辺りまで、あるいは四国ということになりますね。
ところが今年、平日3日休暇を取り、土日と合わせて5日間のツーリングができる目途が立ちまして、これを逃すわけにはいけないと思い早速計画を立てました。
なるべく遠くに行きたい。
利用はフェリーに決めました。半日休みを取り、金曜の17:00のフェリー。
これで実質6日間です。
計画はこのように
23日(金) 新門司港17:00発フェリー 約120㎞
24日(土) 5:30大阪南港着 6:00発~奈良「針テラス」~R25~R23~名古屋経由R19(中山道)~権兵衛トンネル~R153号~茅野~白樺湖(泊)約450㎞
25日(日)5:00発ビーナスライン~美ヶ原~松本~白馬~糸魚川~富山(泊)約250㎞
26日(月)富山発~なぎさドライブウエイ~金沢~福井~敦賀~小浜~舞鶴(泊)約350㎞
27日(火)舞鶴~天橋立~神戸(フェリー)約150㎞
28日(水)新門司着 帰宅 約120㎞
総走行距離 1340㎞
さあとうとう当日がやってきました(^▽^)/
た~の~し~み~
23日は16時ごろ新門司港に到着。予定通り!
今回乗るのは名門大洋フェリー。
いつもの阪九フェリーと比べてなんとなく豪華な感じがします。
ツーリストという、カプセルホテルのような個室をとりました。
ジャグジーなどもついた展望大浴場で入浴し、夕食を摂りもう休みます。
明日は大阪市内、名古屋市内を走り、長野まで行くのでゆっくり休まなければ。ここ最近はこのツーリングのため仕事で迷惑をかけないようにちょっと無理をして睡眠不足でしたのでここではゆっくり休もう!とは思いつつうれしくてなかなか眠れませんでしたがいつの間にか眠っていました。
朝食をとって5:30定刻着岸。
バイクは後で出るので30分ほど待って6:00ちょうどに南港出発。
土曜日の朝とはいえ、さすがに大阪市内は車が多い。
国道25号線経由で「針テラス」を目指し進みます。
今回のツーリングは「オール下道」で行こうというコンセプトでした。
これは、下道でどこまで行けるだろうかとか、生活感のあるところを通ってみたいとかいう希望で、考えているうちに何か「自分への挑戦」みたいな感じで盛り上がっていたのです。また、原付二種で行くときの参考にもなるかとも思ってのことでもあります。
そういうわけで、天理まで高速に乗らずに下道。ひたすら下道。おかげで分かったことは、大阪~奈良に変わる頃に少し街並みが途切れるのだなあということ。面白い発見でした。
で、天理ICを過ぎるともう高速はない。安心していこうとすると、国道25号線は自動車専用道路!原付二種だと当然入れません。もうここを通っていくならば、高速に乗らない縛りもあまり意味がないように思えました。
25号はスムーズに流れていて、7:40ごろには針テラス着。
ここでスマホを確認すると、ブロス友のごうさんが、10~11時の間に揖斐川大橋を渡ったところ(愛知県にはいったところぐらい?)で待っているとのこと。スマホのナビで確認すると9:50着とのこと。「もしかしたら10時前に着くかもしれません」とメールを入れて出発。快調に25号線を走り、そのまま23号線へ。事故で少し渋滞しましたが、ナビの予想通り9:50到着。ちなみにヤフーナビです。
合流後、「高速と名二環通っていこう」と提案されましたが、200㎞ほど走って、少し疲れていたのであっさりと了解。蟹江ICから東名阪自動車道を通り、そのまま名二環へ。
乗ってよかった。大正解でした。ここでたぶん1時間以上時間を稼げました。
その後はひたすら19号線。
中津川まで遠い!次回はここも高速でいくかな(⌒∇⌒)
途中道の駅「そばの郷らっせぃみさと」でざるそばで昼食。
また19号線に戻りひたすら北上
眠くなったころ、「寝覚ノ床」で休憩。リンゴソフトをいただきました。
権兵衛トンネル方面に右折し伊那から高遠を通って152号線へ。
杖突峠までご一緒しました。ごうさんありがとうございました。
この日はあと少し、白樺湖まで行って泊まりました。
ところでこの部屋はクーラーがないのにびっくりΣ( ̄□ ̄|||)
網戸にして寝ていたが暑くない。朝起きて温度計を見ると14度でした。
快適(⌒∇⌒)
25日は5時からビーナスラインを走り、美ヶ原高原へ。
美しいところでした。このあたりのところまで、昨日帰ってきてから何とか作った動画をご覧ください。
え?なんか終わり方がすっきりしない? 「事件」って何か勿体付けてる?
いやもう体力の限界でここまでしかできなかったのです。
で、事件というのは…
パンクです。
「なんだそれっぽっちのこと?」と思われるかもしれません。
しかし、車のパンクと違って、バイクのパンクは「即終了」なんですよね。
パンク修理キットと空気入れを持っていて、ある程度修理のスキルがあり、毎朝出発前点検を確実に行っていたならば、終了せずに済んだかもしれませんが、自分には無理でした。「大丈夫だろう」と慢心していました。
美ヶ原でパンクし、結局、どうすることもできず、タイヤが外れないように慎重に松本まで35㎞程度走り続け、スマホで調べた最寄りのタイヤショップまで行きましたが日曜日で休業日。片っ端からバイク屋に電話を掛けましたがすべてパンク修理は不可。ここでJAFを呼ぶことを決心。その後もバイク屋に電話してると、あるバイク屋から「保険に車両引き上げの特約が付いていませんか?」と言われ、保険会社に連絡してみると200㎞まで大丈夫だそうです。
JAFの方も来られ、2人で引き受けてくれる店を探したり頼んだりしたがやはりだめ。富山や石川、新潟、山梨にもかけたがすべてダメ。タイヤの在庫がないということ。そもそも、こちら辺りにはライコランドもナップスも南海部品もバイクワールドも、量販店がない!これは驚きでした。量販店は一番近くて名古屋だそうです。
そこで、JAFで15㎞まで運んでもらい、後出た距離と、その後運搬業者に頼んで走った距離を足した分だけ保険会社から出してもらうということを確認し、名古屋までもっていきタイヤ交換しました。
予定はすっかり変わりましたが、保険に入っていなかったらどうしようもなくなるところでした。ほんとに保険には入っておくべきです。
ちなみに今回普通に運んだら、10万円以上かかることになります。