さらばEJ20エンジン! WRXの特別仕様車登場
2019年9月25日、スバルは、WRX STIの特別仕様車「EJ20 Final Edition」のプロトタイプを発表した。同モデルは第46回東京モーターショー(東京ビッグサイト周辺/会期:2019年10月24日(木)~11月4日(月・祝))に展示される。
EJ20 Final Editionはスバルの水平対向4気筒エンジン「EJ20」の生産終了を記念した特別仕様車。
EJ20は、スバル1000(1966~1969年)に搭載されたエンジン「EA型」にかわる新エンジンとして登場。初代スバル「レガシィ」に搭載された。
1989年登場の初代レガシィに搭載されたEJ20。初代レガシィのEJ20は、1.8リッターNA、2.0リッターNA、2.0リッターターボ、2.2リッターNAから選べた。その後、初代「インプレッサ」や初代「フォレスター」などにも搭載され、スバルを代表するスポーツ・エンジンとして、今なお根強い人気を誇る。
ただし現在は、新世代の「FB型」がスバルの主力エンジンとして、現行のインプレッサやレヴォーグに搭載されるため、EJ20を搭載するモデルは日本国内向けのWRX STIのみとなった。
1992年登場の初代インプレッサにもEJ20は搭載された。限定555台は抽選販売かしかし、登場から約30年を迎えたEJ20は、「今後の環境対応を見据えたとき、(規制対応に)厳しくなるため」(スバル広報担当者)とのことで、生産終了が決まった。
ただしEJ20は、多くのファンを要するゆえ、生産終了を記念したEJ20 Final EditionをWRX STIに設定したというわけだ。
専用デザインのフロントグリル&リアバンパー、ゴールドのBBS社製鍛造19インチホイールが目を引く。EJ20 Final Editionは“EJ20集大成モデル“をうたう。エクステリアはチェリーレッドピンストライプ入りの専用フロントグリル&リアバンパー、ゴールドのBBS社製鍛造19インチホイールが目を引く。
インテリアの詳細はわからないものの、レカロ社製シートがオプションで選べるという。
カタログモデルが搭載するEJ20(2.0リッター水平対向4気筒ターボ)は、最高出力308ps/6400rpm、最大トルク422Nm/4400rpmを発揮する。搭載するエンジンはもちろんEJ20(2.0リッター水平対向4気筒ターボ)。ただし、詳細なスペックはわからない(通常モデルは最高出力308ps/6400rpm、最大トルク422Nm/4400rpm)。
限定555台のEJ20 Final Editionの価格や販売時期は不明。販売方法については「おそらく抽選販売になると思います」と、スバルの広報担当者は述べる。“スバリスト”(スバルファンの総称)にはたまらない1台となりそうだ。
文・稲垣邦康(GQ)
“EJ20”最終型の特別な歓びをここに。
1989年に産声をあげて以来30年、
SUBARUの走りのアイデンティティを支え続けてきたEJ20。
このたびSUBARUは、SUBARU屈指のスポーツエンジンである
EJ20型水平対向エンジンの生産を終了するとともに、
EJ20を搭載する国内市場向け現行型WRX STIを、2019年12月末で受注終了いたします。
圧倒的なパワーポテンシャルで、
世界ラリー選手権(WRC)やニュルブルクリンク24時間レースをはじめ、
モータースポーツの活躍に大きく貢献してきたEJ20×WRX STI。
そのフィナーレを飾るにふさわしい熱き鼓動をのせて、
特別仕様車〈EJ20 Final Edition〉をお届けします。
WRX STI EJ20 Final Editionは
限定抽選販売となります。
抽選方法については、10月23日以降に当サイトをご覧いただくか販売店にお問い合わせください。
遂に終焉を…
「さよなら名機EJ20よ・・・」これが本当の最後だ! 限定555台の“WRX STI Final Edition”が登場する!
EJ20最終型が限定555台で登場する!
想像を絶する争奪戦になるだろう…
スバルがついにEJ20エンジンの生産終了を決意した。それに伴い、現行型WRX STIを2019年12月末で受注終了することを発表。
残念この上ないニュースだが、そのフィナーレを飾るに相応しい、特別仕様車「EJ20 Final Edition」のプロトタイプをスバルは東京モーターショー2019に出展する。なお、正式な販売モデルは555台の限定抽選販売となるようだ。
スバル&STIのコンプリートモデルといえば、2017年10月26日にネット抽選で限定発売(450台)された「S208」が記憶に新しいだろう。応募者総数は2619人。5倍以上の倍率で、文字通り“一瞬”で完売したという逸話がある。
その後、2018年7月19日に500台限定で発売された「RA-R」も、499万もの高額車にも関わらず当日の19時で完売した。
そして今回は本当のファイナルモデル。10月23日にWEBサイト上で情報解禁することになっているが、まぁきっとサーバーがパンクするのでは…。そして、過去にないレベルの争奪戦になること間違いなしだ。
スバル、名機EJ20の生産終了を発表。モーターショーで集大成の『ファイナルエディション』を発表へ
スバルは10月23日~11月4日、東京ビッグサイトで行われる第46回東京モーターショー2019の出展概要を発表したが、このなかで、これまで長年に渡ってスバルのモータースポーツ活動を支えてきたEJ20エンジンの生産を2019年度内に終了する予定であると発表した。
さまざまな見どころがありそうな東京モーターショー2019。スバルは“人生をより良くできるクルマは、きっと、ある。~believe.~”をコンセプトに、世界初公開となる新型『レヴォーグ プロトタイプ』をはじめ、コンセプトカーの『スバル・ビジブ・アドレナリンコンセプト』など7車種をスバルブースにて展開するとした。
そんな展示車種のなかで注目と言えるのが、『WRX STI EJ20 Final Edition プロトタイプ』だ。スバルは1989年にデビューして以来、主力エンジンとして同社が世に送り出した多くのラリーカー、レーシングカーなどに搭載された水平対向エンジン『EJ20』の生産を今年度内に終了、EJ20を積む現行WRX STIの受注を2019年末に終了すると発表したのだ。
“名機”とも呼ばれるEJ20ボクサーエンジンは、初代レガシィを皮切りに数多くのモデルに搭載された。また、WRC世界ラリー選手権を戦ったレガシィRS、インプレッサ555、インプレッサWRCといったラリーカーや、ニュルブルクリンク24時間で活躍したインプレッサWRX STI、後継モデルのWRX STI、さらにスーパーGT GT300クラスに参戦したインプレッサ、レガシィB4、そして現行のBRZなど、スバルのモータースポーツシーンにも欠かせない存在だ。
そんなEJ20を搭載するモデルの集大成となるWRX STI EJ20ファイナル・エディションのプロトタイプでは、バランスドエンジンやゴールド塗装のBBS製19インチアルミホイールが用意され、スバルが誇る名エンジンのフィナーレを飾るにふさわしい特別な装備が採用される。この特別仕様車は後日、555台の限定抽選販売が予定されており、詳細は10月23日にアナウンスされるという。また、モーターショーでの公開に先立ち専用サイト(https://www.subaru.jp/wrx/sti_ej20finaledition/)が公開された。
基本設計の古さはありながらも、いまだ現役としてサーキットはもちろん公道でも大活躍するEJ20。スーパーGTではすぐにその役目を終えるわけではなさそうだが、今後のスバルのモータースポーツ活動を考えると、次期WRX STIはどんなパワートレーンなのか、モータースポーツにおいてどのユニットが使用されていくのか等、非常に気になる発表と言えるだろう。
■第46回東京モーターショー2019 スバル主要出展車両一覧
出展車両備考新型レヴォーグ プロトタイプ世界初公開WRX STI EJ20 Final Edition プロトタイプ特別仕様車インプレッサSPORT 2.0i-S EyeSight大幅改良モデル(10月発表予定)SUBARU XV Advance(e-BOXER搭載車)一部改良モデル(10月発表予定)フォレスター Advance(e-BOXER搭載車)市販モデルSUBARU VIZIV ADRENALINE CONCEPT参考出品SUBARU BRZ GT300 20192019スーパーGT参戦車両
スバル「EJ20」エンジン生産終了、ファイナルエディション初公開へ…東京モーターショー2019
SUBARU(スバル)は9月25日、東京モーターショー2019の出展概要を公表した。それによると、次期型『レヴォーグ』(プロトタイプ)のワールドプレミアに加えて、特別仕様車『WRX STI EJ20 ファイナルエディション』(プロトタイプ)も初公開される。
国内営業本部マーケティング推進部の永来宏行主査は「EJ20エンジンを搭載したWRX STIは今、国内市場でしか展開していないが、このSTIが2019年12月末を持って受注を終了し、19年度内に生産を終了する形になる」と説明。
続けて「その最後、フィナーレを飾るものとして、特別仕様車を投入する。Sシリーズを彷彿とさせる機能、装備をまとった、まさにEJ20の集大成モデルになる。ファイナルエディションは限定555台の抽選販売を計画している」と述べた。
特別仕様車の内容は「EJ20エンジンのパフォーマンスを最高に高めるようなバランスドエンジンを今回、搭載する。加えてオプションにはなるが、専用のレカロシートを用意している。STIのオールドファンをくすぐるようなBBS鍛造19インチのゴールド塗装したアルミホイールをはかせる。あるいは6ポットのシルバーキャリパー、通常の量販モデルは黄色いキャリパーだが、シルバーをあしらった」というもの。
ちなみに「海外向けのSTIはEJ25エンジンを搭載しており、海外向けは継続して生産、販売は続く」とのことだ。
SUBARUの名機「EJ20」のファイナルエディションが555台限定のわけは?
■「555」はタバコのブランド、スバルWRCマシンのメインスポンサーだった
スバルが東京モーターショーの概要を発表、その中に「WRX STI EJ20 Final Edition」のプロトタイプを展示するという文字がありました。スバルの主力エンジンとして1989年に誕生した「EJ20」型水平対向4気筒エンジンは、何度もの改良を経て、現在はターボ仕様がWRX STIの心臓部として使われるだけになっています。そのEJ20型水平対向エンジンの生産が終了するという噂は何度も出ていましたが、ついにメーカー自身が2019年度内に終了してしまう予定であることを明言したのです。
つまり、日本市場向けの“現行型”WRX STIは、2019年末で受注を終了するわけです。
東京モーターショーで公開される特別仕様車「EJ20 Final Edition」プロトタイプは、まさにEJ20型エンジン30年の歴史の集大成といえるもの。特別にバランスを整えたEJ20型エンジンを積むだけでなく、スバルのヘリテージを感じさせるゴールド塗装のBBS製アルミホイールを与えられるなど装備面でも充実したものとなることが予想されます。
そして特別仕様車「EJ20 Final Edition」は555台限定の抽選販売を予定しているというのです。この「555台限定」という数字にはどんな意味があるのでしょうか?
古くからのスバルファンはご存知でしょうが、1992年にEJ20型ターボエンジンを搭載したインプレッサWRXが生まれたのはWRC(世界ラリー選手権)に参戦するためといっても過言ではありませんでした。コンパクトなボディに2.0Lターボを与え、そのパワーを四輪で路面に伝えるというプロフィールはWRCで勝つためのものだったのです。
そして、1993年からインプレッサWRXでのWRC参戦が始まります。そのときのメインスポンサーだったのがBAT(ブリティッシュアメリカンタバコ)であり、インプレッサWRXに描かれたのは「555」というブランドでした。モータースポーツのメインスポンサーとして様々なタバコメーカーやブランドがひしめいていた時代、アジア圏で人気の「555」タバコブランドはインプレッサWRXのイメージカラーとなったのです。
いまや「WRブルー」としておなじみになったボディカラーに、発色のいいイエローで555と描かれたボディは、シンプルでインパクトがありました。ゴールド塗装のホイールも欠かせないアイテムでした。そして、インプレッサWRXと555の関係は、結果として2007年まで続くことになります。スバルのWRCといえば「555」という数字が多くのファンに刻み込まれていきました。モータースポーツの世界でタバコの宣伝が禁止されてからもスバルといえば555という記憶が残り続けたのです。
そのため555台限定というのは、スバルの特別仕様車やSTIコンプリートカーではよく見るものでした。モータースポーツとの関係を象徴するのが「555」という数字なのです。スバルがWRC活動を休止したのは2008年ですから、その活動期間の多くを「555」というスポンサーカラーで過ごしたことになります。
「555」というタバコが日本ではポピュラーにはならなかったこともあってか、タバコブランドとしてではなく、この三桁の数字はスバルのモータースポーツと直結したイメージとなったわけです。
ですからEJ20型エンジンのファイナルエディションが555台限定というのは、そのエンジンが鍛えられてきたWRCへの思いを込めたものでしょう。逆にいえば、WRCからのフィードバックで進化を遂げてきたEJ20型エンジンが生産終了になるということは、たとえばモータースポーツであれば異なるカテゴリーとの関連で新しいブランディングをするという宣言ともいえます。おそらく555台限定という数字が使われるのは、今回が最後になるのではないでしょうか。強固なパートナーシップによりWRCで3度のマニュファクチャラーズチャンピオンを獲得したスバルから555への感謝や惜別の思いがあることも感じます。
限定生産のファイナルエディションとなれば、投機的に狙うユーザーもいるかもしれません。ですが、「555」という数字が持つ歴史を考えると、その数字に共感できる、またリスペクトを感じる人にオーナーになってほしいと願うばかりです。
なお、特別仕様車「EJ20 Final Edition」の販売等に関するインフォメーションは2019年10月23日に公表される予定。専用WEBサイトも用意されています。
専用webサイトURL: https://www.subaru.jp/wrx/sti_ej20finaledition/
文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)
「海外向けのSTIはEJ25エンジンを搭載しており、海外向けは継続して生産、販売は続く」
ってのがいつまでVAFを製造しているかって事なのかな?
(海外向けの2.5LはVAFで良かったよね?確か)
スバル「EJ20」エンジン、30年の歴史に幕 なぜ30年も継続使用? 名機と呼ばれるワケ
「EJ20」エンジン ついに引退のとき
text:Kouichi Kobuna(小鮒康一)スバルの東京モーターショー出展リストのなかで、スバルのファンであれば看過できない文字列があったことに、すでにお気づきのことだろう。
それは「WRX STI EJ20 Final Edition」の文字だ。
ここで言う「EJ20」とは、現在のスバルWRXに搭載されている1994ccの排気量を持つ水平対向4気筒エンジンのこと。
1989年1月に登場した初代レガシィに初めて搭載されて以来30年、インプレッサやフォレスターなどのスバルの名だたる名車に搭載され続けてきた名機だ。
生産開始からカウントすれば昭和/平成/令和と3つの時代を渡り歩いたエンジンだったが、ついに世代交代をするときがやってきたということになる。
なお、レガシィ登場以前のレオーネの時代はEA型と呼ばれるエンジンが主力であったが、これは1966年にスバル初の普通乗用車として登場した、スバル1000に搭載されていたものを改良し続けて使用している。
1つのエンジンを長期間かけて熟成させているのだ。
それではここからは30年もの歴史を誇るEJ20型エンジンを振り返ろう。
EJ20の30年の歴史=進化の歴史だった
前述した通り、EJ20は1989年1月に登場した初代レガシィに初めて搭載されたエンジンだ。
そのバリエーションはDOHC16バルブノンターボの150ps仕様とDOHC16バルブインタークーラーターボ付の220ps仕様が用意されていた(ほかに1.8Lもあり)。
スバルとしては初めて200psオーバーのエンジンとなり、ワゴン+200psオーバー+フルタイム4WDと言うキャラクターで大ヒットした。
そして92年にはレガシィよりも、ひと回り小さいボディを持つインプレッサにもそのエンジンが搭載される。
スバルは当時レガシィでWRC(世界ラリー選手権)に参戦していたが、よりコンパクトで機動性に優れるインプレッサにベース車を移すためでもあった。
ネガ、時間かけてリファイン 実戦でも
デビュー当初の評価としてはエンジンの構造上、低回転域でのトルク不足を指摘されたり、馬力もカタログスペックよりも体感するパワー感が物足りないという意見も散見された。
また、どちらかというと高回転型のエンジンということもあり、燃費の面でもドライバビリティの面でも、当時のライバルだったランサー・エボリューションのエンジン(4G63型)に一歩及ばない、というのが当時の偽らざる評価だった。
しかし、ネガな部分が目立っていたエンジンを時間をかけてリファインした。
低速トルクだけでなくピークパワーも上げ続けて行った結果、現行型のWRX STIでは308ps/43.0kg-mという出力を得るまでに至った(2005年に登場した限定車、S204では320ps/44.0kg-mを達成)。
当時はそこまで大きな会社ではなかったスバルとしては、やはり「不利は承知」でWRCなどの実戦の場でEJ20を使い続けなければいけない状況があったのかもしれないが、そういった現場を経てキッチリ仕上げてくるところは技術屋集団といったところだろう。
現在のWRX STIに載るEJ20は初期のものに比べると別物のようなピークパワーやトルクに溢れているが、出力特性は今でも「アクセルを踏み込んで炸裂する」というもの。
現在の主流である直噴ターボエンジンに見られるアイドリング+αからトルクが立ち上がるというフラットな特性ではなく、高回転高出力型の男らしい気骨に溢れたフィーリングは不変となっている。
これはこのエンジンをリファインしていくことしかないからこその、研ぎ澄まされたフィーリングであり、それが30年間研鑽され続けたEJ20の魅力と言えるのかもしれない。
スバル、名エンジン「EJ20」30年の歴史に幕 555台限定「WRX STI ファイナルエディション」が出るよぉぉ【画像40枚】
SUBARU(スバル)は9月25日、東京モーターショー2019の出展概要を発表。併せて、水平対向4気筒の名スポーツエンジン「EJ20」の生産、およびEJ20を搭載する現行「WRX STI」の受注を2019年12月で終了するとともに、その集大成となる最後の特別仕様車「WRX STI EJ20 Final Edition」を限定販売すると告知しました。
WRX STI EJ20 Final Editionは、2019年10月23日11時から555台限定で抽選販売。抽選方法や販売方法は同日に特設サイトで公開します。
EJ20は、スバルを代表する2リッター水平対向4気筒の名作スポーツエンジン。1988年の初代レガシィを皮切りに約30年スバル車に搭載され続けた歴史を持ちます。ターボ搭載型は登場当初からクラス最強などと名高く、WRC(世界ラリー選手権)やニュルブルクリンク24時間レースなどの世界的レースシーンでも活躍しました。
特に2000年代初頭にWRCで活躍した「WRブルー」、たばこブランド(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)の黄色い黄色いスポンサーロゴ「555」、ゴールドのホイールを組み合わせたインプレッサWRCマシンは、速さと実力を兼ねたカッコよさから多くのクルマ好きを魅了し、大量のスバリストを生みました。WRX STI EJ20 Final Editionの限定台数555台はここに通じています。
WRX STI EJ20 Final Editionは、WRブルー、EJ20バランスドエンジン、ゴールド塗装のBBS製19インチアルミホイール(!)、専用レカロシートなどの特別装備を備えた「集大成仕様」に仕立てられます。その他詳細仕様は後日特別サイトで公開予定。実車(プロトタイプ)は東京モーターショー2019年で展示します。
スバル「WRX STI」2019年末で受注終了! 最後の特別仕様車が555台限定で抽選販売
■EJ20型エンジン生産終了にともない「WRX STI」の受注も終了へ
スバルのスポーツセダン「WRX STI」の受注が、2019年12月末で終了することになりました。これは同モデルに搭載されているEJ20型エンジンが、2019年度内に生産を終了するためとされています。
EJ20型エンジンは、1989年に登場した初代「レガシィ」に搭載されて以来、約30年に渡ってさまざまな車種に採用され、世界ラリー選手権(WRC)やニュルブルクリンク24時間レースをはじめとするモータースポーツでの活躍にも大きく貢献しました。
その集大成として、現行WRX STIの最後の特別仕様車となる「WRX STI EJ20 ファイナルエディション」の販売が決定し、プロトタイプモデルが2019年10月23日から開催される東京モーターショー2019に出展されます。
バランスドエンジンやゴールド塗装のBBS製19インチアルミホイール、専用レカロシート(オプション)に加え、フロントグリルとリアバンパーにチェリーレッドストライプのアクセントが施されるなど、Sシリーズを彷彿とさせる機能や装備を採用。EJ20型エンジンのフィナーレを飾るのにふさわしい限定車となります。
WRX STI EJ20 ファイナルエディションは、555台限定の抽選販売となりますが、価格や抽選方法など販売に関する詳細は2019年10月23日に発表される予定です。
なお、通常仕様のWRX STIは、2019年12月末まで受注が受け付けられるとのことです。また、FA20型エンジンを搭載する「WRX S4」については、継続して販売されます。
※ ※ ※
今回、EJ20型エンジンを搭載したWRX STIの生産が終了しますが、次期WRX STIは別のエンジンを搭載して再登場することが予想されます。
2018年の東京オートサロンで公開された「ヴィジヴ パフォーマンス STI コンセプト」が、次期WRX STIを示唆しているといわれています。
ヴィジヴ パフォーマンス STI コンセプトは、2017年の東京モーターショーに出展された「ヴィジヴ パフォーマンス コンセプト」をベースに、STIのノウハウが注入されたコンセプトカーです。
大型リアウイングやフロント・サイド・リアにかけて装着されたエアロパーツなどにより、スポーティな走りを予感させるモデルとして登場。
また、スバルの運転支援システム「アイサイト」のカメラが装着されているように見えることから、次期WRX STIは安全性能の向上も視野に入れていることが考えられます。
次期WRX STIがどのようなモデルになるのか、期待が高まります。
555台の限定車「WRX STI EJ20 Final Edition」の詳細情報を入手! EJ20のフィナーレを飾る豪華な中身
謎に包まれたクルマの詳細が明らかに!
スバル好きならファンも多いであろう「EJ20型」水平対向エンジン。名機と呼ばれる同エンジンは、2リッター水平対向4気筒ターボで、1989年に初代レガシィに搭載され世に出て以来、ブラッシュアップされながら多くのスバル車に搭載されてきた。
また1989年の初代レガシィ10万km世界速度記録挑戦、1990年からの世界ラリー選手権(WRC)参戦、そして現在も続くSUPER GT、ニュルブルクリンク24時間レースなどモータースポーツ活躍にも大きく貢献。30年に渡りスバルの走りのアイデンティティを支え続けてきた。
このたびスバルはこの名機EJ20の生産を終了すると発表。メーカーによると、今後の環境対応を見据えての決断だそうだ。それに伴い、現在唯一このエンジンを搭載する現行車、WRX STIの生産も2019年12月末で終了となる。
そこでEJ20の集大成といえる限定車「WRX STI EJ20 Final Edition」の販売が決定した。そのプロトタイプが、2019年10月24日(木)から開催される第46回東京モーターショーに展示されることもアナウンスされている。
しかし現時点ではいくつかの特別装備と555台限定であること以外の情報はまだあまり明らかになっていない。台数限定の抽選であるため購入検討者は早めの決断を下す必要があるが、手もとに情報がないことには躊躇してしまうことだろう。
そこでWEB CARTOPは正規販売店で独自取材を敢行! このクルマの全貌が明らかとなった。ここで早速お届けしよう。
2019年11月10日(日)までに決断を下すべし!
■WRX STI EJ20 Final Editionのグレードと価格
WRX STI EJ20 Final Edition 452万1000円とWRX STI EJ20 Final Edition FULL PACKAGE 485万1000円(10%税込)の2グレード展開。
■ベース車両WRX STI Type Sに対する特別装備
足まわり・メカニズム
・BBS 19インチ8.5J鍛造アルミホイール(ゴールド塗装)&245/35R19タイヤ
・brembo製フロント18インチベンチレーテッドディスクブレーキ (ドリルドディスクローター&モノブロック対向6ポットキャリパー〔シルバー塗装、STIロゴ入り〕)
・brembo製リヤ18インチベンチレーテッドディスクブレーキ (ドリルドディスクローター&モノブロック対向2ポットキャリパー〔シルバー塗装、STIロゴ入り〕)
・バランスドエンジン(ピストン&コンロッド、クランクシャフト)
・バランスドクラッチカバー&フライホイール
視界・操作性・計器盤・警告灯
・ウルトラスエード巻ステアリングホイール(ハイグロスブラックベゼル+シルバーステッチ)
・シフトブーツ(シルバーステッチ)
・インパネセンターバイザー(ブラックレザー調素材巻+シルバーステッチ)
・STI製プッシュエンジンスイッチ(STIロゴ入り、レッドタイプ)
オーディオ
・ブラックカラードルーフアンテナ(シャークフィンアンテナ)
シート・内装
・ウルトラスエード/本革フロント&リヤシート(シルバーステッチ+フロントSTIロゴ入り/運転席10ウェイパワーシート〔前後スライド/前チルト/リフター/リクライニング/ランバーサポート付〕)
・インパネ加飾パネル(艶消しカーボン調)
・フロントコンソール(ブラックレザー調素材巻+シルバーステッチ)
・ドアトリム/ドアアームレスト(ブラックウルトラスエード+シルバーステッチ)
・コンソールリッド(ブラックウルトラスエード+シルバーステッチ)
外装
・STIエンブレム付フロントグリル(チェリーレッドモール)
・STIエンブレム付サイドガーニッシュ(ブラックカラード)
・ブラックカラードドアミラー
・大型リヤスポイラー
・リヤバンパー(チェリーレッドストライプ+エアアウトレットグリル付)
・EJ20 Final Editionオーナメント(エンジンルーム内)
安全装備
・プリテンショナー&フォースリミッター付フロント3点式ELRシートベルト(シルバー)
・リヤ全席3点式ELRシートベルト(左右はシルバー)
■WRX STI EJ20 Final Edition FULL PACKAGEの特別装備
・ウェルカムライティング(フットランプ付き)
・RECAROフロントシート(シルバーステッチ+シルバーアクセント+STIロゴ入り)
・アドバンスドセイフティパッケージ(スバルリヤビークルディテクション〔後側方警戒支援システム〕/ハイビームアシスト〔自動防眩ルームミラー付〕/フロント&サイドビューモニター)
■WRX STI EJ20 Final Editionの抽選方法
2019年10月24日(木)から11月10日(日)の期間中に正規ディーラーでの商談エントリーが必要。商談エントリー数が限定台数の555を上まわった場合は抽選になるとのことだ。
Posted at 2019/09/25 12:26:01 | |
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富士重工 | 日記