ロシアがウクライナに侵攻してからもう少しで1年が経とうとしています。
21世紀に軍事力で他国を侵略して国が栄えると考える指導者が北朝鮮以外に居たことに驚きますが、意外にも国際社会が一丸となってロシア制裁を行わない状況に寒気を覚えます。
ロシアとウクライナの戦闘はまだ通常兵器ですが、今後戦線を拡大して世界を混乱に陥れようとすれば、日本に仕掛けてくる攻撃は核弾頭を搭載した超音速ミサイルでないかと云われています。
この超音速ミサイルの動力源はラムジェット、或いはスクラムジェットエンジンと云われるもので、超音速に対応したジェットエンジンです。但し、通常のジェットエンジンは燃焼に充分な空気を取り込むためにエンジン前にコンプレッサーを配していますが、ラムジェットやスクラムジェットはそれがないので、自力で始動・発進は出来ず、超音速爆撃機に積んでエンジン点火させてから発射するか、補助ロケットで打ち上げ音速まで加速させる必要があります。
また理論上はマッハ15くらい出せるようですが、その速度で大気圏を飛行するとなるとかなり高熱を帯びるので、遠くの目標まで到達する機体を量産するにはかなりコストが掛かると思いますが、戦闘機を造るよりは安いのかな?それにミサイルなら訓練を積んだパイロットを失うことはないですから、ロシアや中国では実戦配備も視野に入れているという話もあります。
「マッハ15のスピードだぁ~」というと、「スーパージェッター」が思い出されますが、こちらは平和を守る為の乗り物です(流星号もスクラムジェットエンジンだったのですね)。
何にせよ情報が制限されている国というのは怖いですね、人間も早く賢くなって軍拡競争は止めて戦争はバーチャルの世界だけにして欲しいです。
Posted at 2023/01/18 20:34:34 | |
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