「昭和」の時代ならDXと云えば車のグレードで「デラックス(DELUX)」の略でしたが、「令和」の現代では「デジタル・トランスフォーメイション(Digital Transformation)」の略になるそうです。
バブル崩壊後日本はずっと停滞し、その間外国の経済発展に置いていかれて焦る日本の企業は取り入れようと必死ですが、単なる「自動化」「省人化」などAIを使ったコストダウンや業務改善といったレベルの話ではなく、会社の形態や仕事のやり方に「変革」が起きないとDXではないということで、なかなかスピーディに亊は進んで行きません。
日本の多くの会社はPDCAサイクルを回して改善するのは得意で、なまじ今迄の成功体験があるものだから、それを全否定することから始まるDXにデリジェンスな日本人が馴染むのはそうそう簡単ではありません。「PDCAではなくアジャイル」だとか「デザイン思考」とか云われても・・・ビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグが社員だったら絶対に出世しないのが日本の会社の構造ですからね。
先日スバルのDラーさんでパワステオイルの交換の話をしていて、車線逸脱防止装置を今後全モデル装備しないといけないので、今のスバルの車に油圧パワーステアリングの車は無くなったと聞きました。
自動車の世界もDXで自動運転を目指していて、確かに少子高齢化社会で自動運転は便利だし、交通事故も減るのでしょうが、自動運転になったら誰もマイカーなんて買わずに車はサブスクリプションの商品になることは間違いないでしょうね。
「Beatless」という作品でも、免許の無い子供がレンタカーやハイヤーで自由に移動出来る世界が描かれていましたが、「交通法規を覚えて運転免許を取る」ということすら必要なくなるのだから確かにDXです。自動車保険や駐車場だって個人には縁のない話になるでしょうし、「みんカラ」さんは無くなっているかも知れませんね(失礼)。
運転くらいしか取柄の無い昭和のじじいにはカーライフの無い世界は寂しいですが・・・「Beatless」或いは「Plastic Memories」の世界のようにアンドロイドの美少女との冒険が、カーライフに取って代わる時代が来るかも知れません。
Posted at 2023/02/15 00:13:06 | |
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