漫画家の芦原さんの訃報に対して、ネット上に色々なコメントが書かれています。ブタは限られた情報しか持っていませんし、当事者ではないので事の成り行きを見守るしかありませんが、今回の件は「契約で原作者の意向が尊重されるようになっていたにも関わらず、原作者に確認もせずに誰が作品を改変したのか」というのが問題の原因であり、その権利に基づいて脚本を書き直した原作者が「なぜ自殺しなければならなかったのか」を解明することが重要だと思います。
飽く迄想像ですが、原作者が権利を行使することに対し圧力を掛ける者が居たものと思われます。これをクリアにしないと、今後どのような契約を結ぼうと原作者個人が求めるメディアミックス作品は作れないという「闇」が残ることになってしまいます。
多くの人が述べている通り、メディアミックスに当たり多少の改変をすることは仕方がないことでもあります。メディアにより需要層が違うことで、より多くの大衆に作品を知らしめることが出来るというのがメディアミックスの効果ですから、その需要層に向けて理解し易くする必要はあります。
今回は「漫画」がその他メディアよりも「下に見られている」ことが要因ではないかと推測します。
ブタが若い頃「荒野の7人」という、ハリウッド製の西部劇映画が世界的に大ヒットし続編まで作られましたが、これは黒澤明監督の「七人の侍」をメキシコの開拓史時代の状況に置き換えた作品であることは周知の事実で、それでも名作であることに変わりはありません。これはジョン・スタージェス監督が黒澤監督をリスペクトして原作の本質を理解した上で制作したからで、「セクシー田中さん」においてはこの原作への理解とリスペクトが足りなかったのだと思います。
今後のメディアミックスがWin-Winになるように解決を図って欲しいと思います。行政が漫画文化を「クールジャパン」として世界発信するというのなら、ここは司法や立法が介入して「闇」をあぶり出しても良いのでは・・・
タイトル画は4月からアニメ化される燦々SUN氏原作のライトノベル「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん」(通称:ろしでれ、ロシデレ)の最新刊です。2月末までキャンペーン中で、息子はもう応募したのかな?
息子はロシア語に興味を持ったりして、日本でロシアブームが起こったかも知れないのに(ウクライナ侵攻という)タイミングが少し悪くて残念ですが、作品のファンが増えることを祈ってサービスショットをお借りします。
Posted at 2024/02/18 10:23:06 | |
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