わたくしといふ現象は
仮定された有機交流電燈の
ひとつの青い照明です
宮沢賢治「春と修羅」
どーも。
万年機械音痴のアメオトコでございます。
さてもさても、「その双輪で大地を踏み締めているより地面に横たわっている時間のほうが長いんじゃないか?」とまことしやかに囁かれる我が家の不憫なケロリ。
性能に不満はないものの、軽量化という名の獣に魅入られたワダツミは、3.5kgあるステキなサイレンサーを公称2kgのブツに交換する以外ない....強いられているんだ....
ついでに、低回転で粘ってくれて素晴らしい純正の負圧キャブも強制開閉式へ交換。
ぱちんと吹け上がって欲しいのです。
取って付けるだけなので、別に大したことでもないはずなのですが、そんなワテクシの前に立ちはだかるのが、このキャブとヘッドを連結しているインシュレーターのボルト......
(拾い物画像)
張り付いてんのよ.....
んでこじったのかナメてんのよ......
「ふぇぇ。どうしたやいいのかわかんないよぅ・・」
「ネジの頭に金属溶接して回せばいいよ」
「なにそれ!そんなこと出来んの!?凄えな!!」
「......」
「......」
「.......やれば?」
「.........は?」
嘘でしょ。ワダツミがやんのかよ。
やるのです。
何故か最近、旋盤や溶接までやらされるのです....
そんなわけで、まずはステンレスの長ナットを半分に切断。
フレームの表面を磨いて、溶接します。
一応、取り外せるように溶接。
ちょっと歪んでる.....まいっか♪(性格が出る
ポン付け。
それは燃料タンクとゆーにはあまりに大雑把過ぎた....(位置決め的にも品質的にも
容量3L..(ゴクリ....
.......いやいやいや!
キャブ!
キャブの交換!
ついでにエアインダクション・システムとかいうよくわかんない装置を除去。
(拾い物画像)
穴が開くので旋盤でキャップを作ってブッ刺す。
エアクリ側もブッ刺す。
面倒で露出部を磨いていないからトゲトゲしていて痛い。
完璧である。
....だからキャブ!
キャブと排気の交換!!
プレス機でステーを曲げて溶接。
ゴネゴネ試行錯誤して....
おりゃー。ダウンフェンダー。
タンクがスカスカでスペースができたので、ハンドルの切角も増大。
サンダーでストッパーを削り倒す。
凄まじいキレ...(恍惚
時間なくなっちゃった....
なんとかキャブは換えました。排気はタイムオーバー...
キャブの感想はよくわからん。
インターネッツに先人たちがたくさん書いてあるから、まあ大体そんな具合なんじゃないっすかねぇー!(投げやり
基本的に鈍いのです。
なんか....アレな....
お前「セロリ225」っつーより「そういや昔は確かニョロリ225だったなぁ(遠い目」みたいになってきたな...。
可愛くて仕方がありません。
べらぼうに前ばかり軽くなったので、後ろを軽くする知恵(とゆーか思い切りとゆーか切断する勇気)が必要です。
一応、申し上げておきますと、
別府の「単車屋」さんというバイクショップで本当に親身に、家族のようにお世話を頂いておりますが、ブラックバードやハヤブサのターボ化などを手掛けるエンジニアの社長さんです。
バイクが走行中バラバラになるような実験をしてこられた、安全性にはひとかたならぬ気を使うお方に見ていただきながら弄っています。
もちろん、私の悪ノリで。
ですので、決して無知な私に無責任、無配慮に改造を許しておられる訳ではありません。
何故かワテクシに加工技術を仕込む漢気・社長と、あーでもないこーでもないと面白がる不良・常連様方の悪ノリで、後ろの軽量化も捗りそうです。
いつもながら、人に恵まれる乗り物ライフでございます。
楽しい楽しい。
Posted at 2020/11/17 20:29:19 | |
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セロー225 軽量化への道