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Ameotokoのブログ一覧

2018年06月27日 イイね!

SACLAM sound

good music is good no matter what kind of music it is.

Miles Davis



いそいそと車を乗り回しています。
saclam管はジェントルなサウンドですが、勇ましい音がして理性を失いそうです。

モビルアーマーを駆る南アジア系ニュータイプのごとく私のカーライフを導いてくれる、S.B.T社長。
ルノーのエンジンにはシェル石油のハイオクが相性が良いと言われて、購入からずっと入れ続けています。

現在S.B.Tにはサーキット仕様換装中のClio2RS があるのですが、

(こんな感じ)
前オーナーさんはシェルでの給油をずっと続けていたという個体です。先日、おろしてあるエンジンの燃焼室を覗くことができましたが本当に綺麗で、汚れらしいものは皆無でした(写真撮り忘れた

「きちんと燃えるからアフターファイアもない」と。
そんなわけで、私のMEG3RSがパンパン言わないのはきちんと燃えているんだなぁ、うんうん。と思っていたのです。
実際RS mode で6000rpmくらいまで回してアクセルペダルから足を離した時くらいしか、ゴロゴロパチパチ言わなかった。

ところがsaclam管。思い切りぱちぱちいいます。
あれ? テンション上がるけどコレいいの?

と思っていたら、アフターファイアじゃなくてミスファイアリングシステム(Renault はAnti Lag System かな?)なんすね。
純正でもバッチリ鳴っていたのに、聞こえてなかったのが、saclam管ではよく聞こえるようになったんだそうです。

そうと分かれば遠慮なくぱちぱちいわせておきましょう。
しっかし免許に優しくない機能です。

整備手帳の方で書いたように、重量は純正比で+ 1kg。
絞りはなく、抜けも純正よりやや良いかもですが、出力アップには至らない。パワーアップよりも、saclam sound を目的とした製品だと、saclamさんから教えていただきました。

3000rpmくらいまでは踏んでもかなり大人しいです。
ただエンブレなどポンピングロスの大きい領域では結構ドスの効いた低音が響きます。これは純正と一番大きく異なるところだと思う。
それから急加速でもついつい踏みたくなる音が聞こえてきます。
高回転域は、純正のコオオオ〜という音がとても好きだったのですが、まだあまり試せていません。
風切り音と吸気がごーごー言う車ですし、どうかな。

音質についてはじっくり知っていきたいと思っていますが、それ以上に嬉しいのが踏み方やシチュエーションで大きく音が変わるという事実です。
同じように加速しているつもりでも、少しの違いで音が響いたり、響かなかったりします。F4Rtの呼吸について、これまでとは比べ物にならないくらいつぶさに情報をもたらしてくれるのです。まだまだ勉強不足ですが、これは加給のかかりや燃焼、点火タイミングなんかの設定を推測して理解を深めるツールになってくれるのでは! とわくわくしています。

個人的な嗜好では、軽量化やパワーアップのような合理的なものの方を美しいと感じる質だと思いますが、生まれて初めてのマフラーが、誠実でジェントルな振る舞いと音質のsaclam さんでよかったな、と思っています。

携帯の雑音質ですが、録音してみました。
ご参考まで。

本物はもっと良いですよ。

冷間始動のnormal mode


温まった後のRS MODE
Posted at 2018/06/27 21:35:29 | コメント(5) | トラックバック(0) | MEG3RS と日常 | 日記
2018年06月13日 イイね!

煩悩


ハマーン「恥を知れ、俗物!」

Zガンダム 47話




働いたぶん散財してやる、ぐへへへ

やっぱこれか? いや、こっちも気になる。

主治医はステンレス推奨。
うむむ。
Posted at 2018/06/13 15:15:04 | コメント(4) | トラックバック(0) | Megane RS | 日記
2018年06月12日 イイね!

夢の車 AUDI RS4 B7

夢の車 AUDI RS4 B7絵を描くのに必要なもの

パレット
フレークホワイト ローズマダー
クローム・イエロー コバルト・ブルー
.......(中略

筆?
先の尖ったテンの毛のもの
豚毛の平筆

キャンヴァス以外の全ての物事に対する無関心
機関車みたいに働く能力
鉄の意志


ルノワールの手紙より


壮絶に忙しい日々にかまけてみんカラ断ちをしておりました。もっと早くまとめるはずが、ずいぶん経ってしまい、方々で不義理をしております。

申し訳ございません(土下座

遅まきながらようやくアップしたと思えば、画像もない長文です。

申し訳ございません(土下座からの寝下座


過日、北九州は門司港で開催されたネオクラシックカーのイベントに、元愛車を見にXGさんがいらっしゃる。これは好機とて、厚かましくいそいそと出掛けてきました。

遅まきながらご報告です。


いつも愉快なカーレビューや知識の深い考察をエントリされているXGさん。お会いするのが楽しみです。

イベントには80-90年代の車がずらり。

.....薄々自覚してましたが、あまりこういうイベントに馴染めない質のようです。こうして素敵な車を見るのは、美術館とかのような落ち着ける場所がいいな。

車たちの中、XGさんを探してウロウロ。
前愛車の黒いアスティナのところにいらっしゃるハズ。
アスティナってどんな車よ?(無礼

おお、発見。
リトラが可愛い。お尻も可愛いな!
車の側でナイスミドルな色気を漂わせたXGさんとお会いできました。
シャイなあんちくしょうな若輩に歩み寄って握手をしてくださいます。みんカラでやり取りをさせて頂いているみなさんは本当に素敵な方ばかり。私は果報者です。

ご挨拶もそこそこに、お時間のないなか愛車であるAudi B7 RS4 に乗せて頂きました。

4.2L NA V8 420ps/7800
.....改めて数字見るとバケモノです。

300km/hでかっ飛ぶ車ですもんね。

フロントの左右グリルは横に流れて、多分ホイールハウスの中に空気を誘導していそう。

ブリフェンカッコいい。間近で見るとえらい色気がある。

そんな本気な仕様ですが、乗り心地はとても良いです。ハーシュネスも私の感覚では皆無と言っていいレベル。
ドアの開閉で思ったのですが、なんというか、ミリ単位で完全に建て付けが合っている感じ。遊びなく噛み合ってビシリと剛性の一翼を担っている印象です。
おお、高級車とはこういうものか。

スペイン人たちがシエスタの合間に鼻歌混じりで組み付ける仕様がデフォのため、多少ヒンジがズレても開閉できるように遊びがあるんじゃないかと思われるどこぞの車とは違います。


それにしてもこの足はどういうセッティングなんだろう。ソフトですが揺り戻しがない。柔らかくストロークして、戻りでばっちり吸収しきっているのか?

300km/hの世界で跳ねたらそらぁ恐ろしいでしょうが、これでコーナー踏ん張れるのかな? 踏ん張れるんでしょうね。でもどうやってだろう?

DCCDで前後49:59配分のWRXは問答無用に硬かった。
前車のTTはハルデックスで、ほぼFWDの車でしたが、やはり硬かった。
どちらもロールを体感出来ず、胸倉を掴んでコーナー出口に引っ張られるような曲がり方をします。
たぶんこの車もそうな筈。このエレガントな足で? サスは奥が深い。

B7 RS4 はquattro ですから、縦置きのトルセンデフ。
空転時の配分は主にこのセンターデフで行うんですね。聞くところによると、前後輪の左右で効かせるLSDに比べてその過渡特性が穏やかなのだとか。
キャラクターにも合っている気がします。

しかし真骨頂はやはり4.2L NAのV8。
いい音するな〜。

MEG3RSも下からトルクがあると言いますが、そこは2L ターボ。ターボラグもあるし、3000rpmを境に明確に世界が違います。
対してこのB7 RS4はNA。レスポンスが良いです。重さなど全く感じません。そして両車の本当の違いは、200km/hを超える速度域での伸びなんだろうな。
通常の速度域ではパワーもトルクも余りまくりです。

XGさんは「このエンジンを満喫するために全てが誂えられている車」とおっしゃっておられましたが、うむむ、その真意はわずかな時間では感じることができませんでした。

あっという間に吹け上がる怪物エンジンとの付き合い方.....
アホみたいに忙しく、ついつい見入ってしまうみんカラは暫くお預けでいた間にしつこくあのフィーリングを思い出して考えていたのですが、4.2L V8エンジンとはイコンのようなものなのかなあと思います。

ある種の人たちにとって、車というのは内燃機関と分かち難く結びついているもの。
無論、私にとってもMEG3RSとはF4Rtの、ロロロロ〜という味気なくも逞しいフィーリングが生み出すインテンシティに象徴されています。愛すべきロールやリアの接地感。頑健なボディが醸し出す大型のネコ科動物のような躍動の予感。
すべて混合気の爆発というカタルシスの連続が生み出す動力のうえにあります。

実家のCHRが積むのはZRエンジン。いかにも軽い雑な音で回ります。パワーなんて感じません。それでも踏み込めば爆発は回数を増し、音は哮り、内燃機関のカタルシスは密度を増し続けていくのがわかります。

どんなエンジンであれ、そこにはある予感があります。
どうしようもなく惹きつけられる危険ななにか。
創造の熱と狂気。

耳を裂いたゴッホ。ジム・モリソンは孤児と称することで観念的に自らと両親を手にかける。
村上春樹だったか、light my fireを「ハートに火をつけて」ではなく、「ベイビー、俺に火をつけてくれよ」と訳したのはけだし名訳だと思う。
樽の中で生きても狂うことのないディオゲネス。
フェルナンド・ペソアは何人もの別の人生を送る人格として違う筆名で作品を書き続け、誰でもない人へと溶けていく。
エマニュエル・レヴィナスはナチスの収容所での不眠の夜のうちに、あるいは家族や知己のすべてを失った喪失のうちに存在の形なき実在をみて冷徹にその直感を腑分けする。
「強いのはなんと良いことか、強くて苦しむのはなんと良いことか」と書くときのロマン・ロラン。
第二宇宙速度を手にするためにロンドンを燃やすフォン・ブラウン


あるいは燠火のように、あるいは迸る火焔のように、形は違えどそこには評価を傲然と拒絶する熱量と、狂おしい創造の渇望があります。

ルノワールの手紙に私が見るのは、凡庸なメモの言葉を言い聞かせるように自らを律している凡庸な男が、あれほど素晴らしい絵画を生み出す火焔で自身を焼き尽くす瞬間を持ち得たという事実。凡庸な私の傍らにもまた、創造の火焔はあるのだという救いです。

車に親しむようになった私は、いつからか混合気の燃焼と鋼鉄の振動に、暗喩としての自身の熱量を夢みているのでしょう。
恐らく誰にとっても、それは自分が血を滾らせるなにかの偶像なのではないでしょうか。

だからこそ、ある種の人たちは内燃機関にどうしようもなく恋をするのです。

くだくだと述べましたが、主役はもちろんRS4のV8エンジン。しつこく反芻して考えているうちに、日常域で使い切ることなど不可能なこのエンジンは、私にとっては実在のいちエンジンではなくなってしまいました。

それはより狂おしい情熱を象徴するイコンのようなものです。
それはアレシアに翻るカエサルの真紅のマントです。
テミストクレースが焼き払う船たちです。
エルサレムを目指して歩く民衆の憑かれた狂奔です。
そして私がF4Rtを回しながら夢想する「咆哮するエンジンの夢」そのものなのかもしれません。

回して使い切るような付き合い方ではなく、きっとフロントグリルの奥にその脈動を感じる一瞬一瞬が、綺羅星の如き創造者たちの情熱を予感させる夢のような時間に変わる、夢の車なのだと思います。


....あれこれこねくり回した挙句、なんとも私らしく、観念的な着地となってしまいました。でもXGさんが投げかけてくれた問いを考えるうちに、B7 RS4は観念的な、あるいは叙情的な付き合い方がよく似合うというのが、今の私の思いとなりました。

とても素敵な夢をみさせてくださったXGさん、本当にどうもありがとうございました!
次は私のMEG3RSに乗って頂かねばです。

そして遅くなって申し訳ございませんでしたぁぁ(スライディング土下座
Posted at 2018/06/12 17:24:16 | コメント(4) | トラックバック(1) | MEG3RS と日常 | 日記

プロフィール

「時代人として省みれば「今年がなんの年であった」かは明らかだが、次世紀の星間ウーバーイーツ長者となる杉本哲太の曾孫が「チキンナゲットが初めて成層圏に達した年であった」と振り返る年になるのを僕たちはまだ知らない...」
何シテル?   12/19 14:28
車音痴の本の虫ですがRenault に巡りあい、たちまち魅了されてしまいました。 気楽にRenault Life を過ごすことが出来ればいいなと思います。
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